
建売の2階が夏に暑くならないか心配です。小屋裏の換気がちゃんとしているかは、どこを見れば分かりますか。屋根裏に換気扇を付けたほうがいいのかも迷っています。
屋根裏は普段見ない場所なので、換気が足りているのかは分かりにくいですよね。
先に結論を言います。小屋裏の換気は、国の基準にある4つの方式のどれかで、天井面積に対する換気口の割合が足りているかで確かめます。
当社の試算では、天井面積50㎡の家を妻壁の換気口だけで換気するなら、空気が通る有効面積で約1,670c㎡が要ります。
換気口が足りない屋根裏は、夏は熱がこもり、冬は湿気で木が傷む原因になります。
避け方は、契約の前に天井断熱か屋根断熱かと、4つの方式のどれかを売主に聞き、外から換気口の場所を見ることです。
この記事では、国土交通省の評価方法基準と住宅金融支援機構の技術基準の原文、天井面積ごとの当社試算、屋根裏換気扇の仕様書、関西の建売の販売図面224枚と物件データ1,336件の当社集計をもとに、小屋裏換気の確かめ方をまとめます。
この記事で分かること
小屋裏換気の役割と、屋根断熱の家で換気口がない理由
国の基準にある換気の4つの方式と割合
天井面積ごとに必要な換気口の大きさ
フラット35と住宅性能表示と長期優良住宅での扱い
屋根裏換気扇の消費電力と効果が出にくい家
関西の建売の図面に換気の方式が書かれているか
小屋裏換気とは|天井の上の屋根裏の熱と湿気を外へ出す仕組み


小屋裏(こやうら)は、2階の天井と屋根のあいだにある屋根裏の空間のことです。
小屋裏換気は、この空間に換気口を設けて、屋根からの熱と、室内から上がってくる湿気を外へ出す仕組みです。
部屋の空気を入れ替える24時間換気とは別のもので、こちらは住む人のための換気、小屋裏換気は屋根裏の木を守るための換気です。24時間換気は24時間換気の電気代はいくら?寒いとうるさいの対策と掃除の頻度と止めてはいけない理由を建売向けに解説で解説しています。
小屋裏換気が要るのは天井断熱の家で屋根断熱の家は要らない
小屋裏換気が要るかどうかは、断熱材をどこに入れているかで決まります。
| 断熱の方式 | 断熱材の位置 | 小屋裏の扱い | 換気口 |
|---|---|---|---|
| 天井断熱 | 2階の天井の上 | 家の外側 | 4つの方式のどれかで設ける |
| 屋根断熱 | 屋根のすぐ下 | 室内と同じ温熱環境 | 設けない |
評価方法基準は、換気の決まりの対象から屋根断熱工法などで室内と同等の温熱環境にある小屋裏を除くと書いています。
住宅金融支援機構の実施細則は、屋根断熱工法を「天井に断熱材を施工せず、屋根に断熱材を施工し、小屋裏換気孔を設置しない工法」と書いています。
つまり、外から換気口が見当たらない家でも、屋根断熱なら基準どおりです。換気口を探す前に、断熱の位置を聞くのが先です。
小屋裏の結露は10年の責任の対象にならないことがある
新築住宅の売主は、品確法で構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分の瑕疵について、引渡しから10年の責任を負います。
小屋裏の結露は雨水が入るのとは別の現象なので、この10年の責任の対象になるとは限らないというのが当社の条文の読みです。
だからこそ、結露しにくい換気の作りかを、買う前に確かめておく意味があります。保証の範囲は建売の保証期間は何年?新築の瑕疵担保責任10年とアフターサービスと最長60年保証の条件、新築の結露は新築の結露がひどいのはなぜ?1年目に多い原因とカビと建売の窓の対策を解説で解説しています。



換気口が見えない家でも、屋根断熱なら問題ありません。まず「天井断熱ですか、屋根断熱ですか」と聞いてみてください。
小屋裏換気の4つの方式|評価方法基準の割合


国土交通省の評価方法基準は、劣化対策等級の基準として、小屋裏の換気を次の4つの方式のどれかにするよう定めています。
割合は、換気口の有効面積を、天井面積で割った値です。
| 方式 | 換気口の場所 | 天井面積に対する割合 |
|---|---|---|
| (i)妻換気 | 小屋裏の壁で屋外に面するものに2か所以上 | 1/300以上 |
| (ii)軒裏換気 | 軒裏に2か所以上 | 1/250以上 |
| (iii)軒裏などの給気+壁の排気 | 給気口と排気口を垂直距離で90cm以上離す | それぞれ1/900以上 |
| (iv)軒裏などの給気+頂部の排気 | 小屋裏の頂部に排気塔などの器具で排気口 | 給気1/900以上・排気1/1600以上 |
妻換気は小屋裏の三角の壁に2か所以上で1/300
(i)は、屋根の三角の壁(妻壁)など、小屋裏の壁で外に面するところに換気口を2か所以上付ける方式です。
同じ高さで空気を出し入れするので、割合は4つの中で2番目に大きい1/300が求められます。
軒裏換気は軒の裏に2か所以上で1/250
(ii)は、屋根の出っ張りの裏側(軒裏)に換気口を付ける方式で、割合は1/250で4つの中でいちばん大きいです。
軒裏は低い位置にあるので、温まった空気が上へ抜ける流れを作りにくい分、面積を大きく取ります。
小屋裏換気は給気と排気の高さを分けると割合が小さくなる
(iii)は、低いところから入れて、90cm以上高いところから出す方式です。給気と排気でそれぞれ1/900以上です。
(iv)は、屋根のいちばん高いところに換気棟などの排気口を付ける方式で、排気は1/1600以上で足ります。
暖かい空気は上へ上がるので、高い位置から出すほど小さな換気口で足りる割合になっています。



割合が小さい(iii)(iv)は、給気口と排気口の両方がそろって初めて成り立つ方式です。排気口だけ見て安心せず、軒裏などの給気口もあるかを見てください。
小屋裏換気に必要な換気口の大きさ|天井面積ごとの当社試算


割合に天井面積を掛けると、小屋裏換気に必要な換気口の有効面積(天井面積×1/300など)が出ます。
延床約100㎡の2階建てなら2階の天井は50㎡前後なので、40〜60㎡で計算しました(天井面積は当社が置いた値です)。
| 天井面積 | (i)妻換気 1/300 | (ii)軒裏換気 1/250 | (iii)(iv)給気 1/900 | (iv)排気 1/1600 |
|---|---|---|---|---|
| 40㎡ | 約1,330c㎡ | 1,600c㎡ | 約440c㎡ | 250c㎡ |
| 50㎡ | 約1,670c㎡ | 2,000c㎡ | 約560c㎡ | 約313c㎡ |
| 60㎡ | 2,000c㎡ | 2,400c㎡ | 約670c㎡ | 375c㎡ |
天井面積50㎡で妻換気だけなら約1,670c㎡、つまり約0.17㎡の有効面積が要ります。
同じ50㎡でも、軒裏から入れて棟から出す(iv)なら、給気約560c㎡と排気約313c㎡で足ります。
小屋裏換気の換気口は外寸ではなく有効面積で数える
ここでいう面積は、換気口の外側の大きさではなく、空気が実際に通る部分の面積です。
格子や網、雨よけの部材があるので、同じ大きさに見える換気口でも有効面積は製品ごとに違います。
屋根の換気部材のメーカーは、製品の長さごとに有効面積を公表しています。たとえばタニタハウジングウェアの換気棟は次のとおりです。
| 換気棟の長さ | 有効換気孔面積 | 1本で足りる天井面積(1/1600) |
|---|---|---|
| 455mm | 59.4c㎡ | 9.5㎡ |
| 909mm | 118.8c㎡ | 19.0㎡ |
| 1,818mm | 237.5c㎡ | 38.0㎡ |
天井面積50㎡なら909mmの換気棟は3本
天井面積50㎡で排気に約313c㎡が要るとき、909mmの換気棟は2本だと237.6c㎡で足りず、3本で356.4c㎡になります(当社試算)。
1,818mmなら2本で475.0c㎡です。棟の長さが足りるかで、選べる本数も変わります。
換気口の大きさを確かめるときのポイント
天井面積に割合を掛けて、必要な有効面積を出す
換気口は外寸ではなく、製品の有効面積で数える
(iii)(iv)は給気と排気の両方がそろっているかを見る
小屋裏換気が必要になる決まり|建築基準法とフラット35と等級


小屋裏換気の割合が、どの法律や制度で求められるのかを整理します。
| 決まり | 小屋裏換気の扱い | 建売の買主への影響 |
|---|---|---|
| 建築基準法 | 割合の決まりは見当たらない(当社の条文の読み) | 法律だけでは換気の量は分からない |
| フラット35 | 木造で準耐火でない家は耐久性基準で4方式のどれか | 適合証明書が出る家は基準を満たす |
| 住宅性能表示 | 劣化対策等級2と3で4方式のどれか | 評価書の3-1の欄で分かる |
| 長期優良住宅 | 劣化対策等級3が条件の一つ | 認定通知書があれば等級3の作り |
建築基準法は床下の換気を決めているが小屋裏換気の割合はない
建築基準法施行令22条は、木造の床下について壁の長さ5m以下ごとに面積300c㎡以上の換気孔を求めています。
一方で、小屋裏の換気口の割合を決めた条文は施行令に見当たらないというのが当社の条文の読みです。
そのため、小屋裏換気の量を確かめる物差しは、次のフラット35や住宅性能表示の基準になります。
フラット35は木造なら耐久性基準の小屋裏換気か準耐火
フラット35の新築住宅の技術基準では、住宅の構造は耐火構造・準耐火構造(省令準耐火を含む)・耐久性基準に適合する住宅のどれかです。
耐久性基準は劣化対策等級2レベルの内容で、在来木造の例に「小屋裏換気措置」が入っています。
住宅金融支援機構の実施細則にある小屋裏換気の4つの方式と割合は、評価方法基準と同じです。
フラット35と小屋裏換気
木造で準耐火・省令準耐火でない家は、耐久性基準で小屋裏換気が要る
小屋裏換気の方式と割合は評価方法基準と同じ4つ
屋根断熱工法の家は小屋裏換気孔を設置しない工法として扱う
省令準耐火構造の家は、耐久性基準ではなく準耐火の側でフラット35の構造の基準を満たします。省令準耐火は省令準耐火構造とは?準耐火との違いと火災保険のT構造とH構造と地震保険の差と建売で確かめる書類を解説で解説しています。
中古でフラット35を使うときは点検口から見る
同じ実施細則は、既存住宅(中古)の場合の確かめ方も定めています。
小屋裏ごとに2か所以上の換気孔があること、点検口から見て木材に腐朽や蟻害がなく、湿った状態でないことです。
将来この家を売るときも、2か所以上の換気孔と、点検口から小屋裏をのぞけるかが確認の入り口になります。
劣化対策等級2と3と長期優良住宅は小屋裏換気が条件
住宅性能表示では、劣化対策等級3の木造の基準に小屋裏の換気が入っています。等級2も小屋裏は等級3の基準に合わせる形です。
長期優良住宅は劣化対策等級3が条件の一つです。等級の中身は劣化対策等級とは?等級3の基準と等級2との違いと維持管理対策等級と長期優良住宅の条件を建売で解説、長期優良住宅は長期優良住宅のメリットとデメリットは?固定資産税と住宅ローン控除の差をZEH水準の建売と比べて計算で解説しています。
屋根の形で使える小屋裏換気の方式が変わる


4つの方式のうちどれが使えるかは、屋根の形と軒の出で変わります。
| 屋根の形 | 外に面する小屋裏の壁 | 使いやすい方式(当社の読み) |
|---|---|---|
| 切妻 | 両側の三角の妻壁がある | (i)妻換気・(iii)・(iv) |
| 寄棟 | 妻壁がない | (ii)軒裏換気・(iv)軒裏+棟 |
| 片流れ | 両側の三角の壁と高い側の壁がある | 壁の換気口を使う(i)(iii)と(iv) |
| 軒ゼロ | 屋根の形しだい | 軒裏の代わりに外壁の上端の換気部材 |
切妻は妻壁に換気口を付けやすい
切妻屋根は両側に三角の妻壁があるので、妻壁の上のほうにガラリ(格子の換気口)を左右2か所付ける形が取れます。くわしくは切妻屋根とは?屋根の形の種類6つとメリットとデメリットとけらばと棟の点検を建売で解説で解説しています。
寄棟は軒裏か棟で換気する
寄棟屋根には外に面する三角の壁がないので、軒裏だけで1/250以上を取るか、軒裏から入れて棟から1/1600以上を出す形になります。くわしくは寄棟屋根とは?メリットとデメリットと雨漏りしやすい隅棟と谷と太陽光と北側斜線との関係を建売で解説で解説しています。
軒ゼロは軒裏が使えない
軒の出がない家は、軒裏換気の代わりに外壁のいちばん上に付ける細長い換気部材で取る形があります。雨と風を受ける位置なので、どの部材かを仕様書で確かめます。くわしくは軒ゼロ住宅とは?雨漏りしやすい場所とメリットとデメリットと夏の暑さを近畿の軒の出の実数と建売で解説で解説しています。
屋根の形と小屋裏換気の見どころ
切妻:妻壁の上のほうに左右2か所のガラリ
寄棟:軒裏の換気部材か、棟の換気棟
軒ゼロ:外壁のいちばん上の細長い換気部材
屋根裏換気扇|付ける前に仕様書の注意書きを読む


2階の暑さ対策として、屋根裏換気扇(換気排熱ファン)が販売されています。
三菱電機の換気排熱ファンV-20MEX3の仕様書(60Hz)には、次の値が書かれています。
| 項目 | 仕様書の値 |
|---|---|
| 定格消費電力 | 13.0W(50Hzは12.0W) |
| 風量 | 300㎥/h |
| 騒音 | 29.5dB |
| 設置の目安 | 天井面積50㎡(約15坪)につき1台 |
| 据付場所 | 戸建住宅の屋根裏の天井面・日射で特に熱気を抜きたい部屋の天井面 |
屋根裏換気扇は部屋の熱気を屋根裏へ出す製品
この製品は部屋の天井に付けて、室内の熱気を屋根裏へ出す換気扇で、小屋裏換気そのものとは役割が違います。
仕様書には「屋根裏側に室内空気を排気しても差し支えのない場所に据え付けてください」とあります。
屋根裏へ出した空気は、最後は小屋裏の換気口から外へ出ることになります。小屋裏換気の換気口が天井面積に対する割合を満たしていることが前提になる、というのが当社の読みです。
天井断熱150mm以上の家では効果が期待できない
同じ仕様書には、注意書きとして次の2つが書かれています。
仕様書の注意書き(三菱電機 V-20MEX3)
天井断熱材厚さが150mm以上の高断熱住宅では効果が期待できません
室内温度より外気温度が高い場合は排熱効果が発揮できない場合があります
断熱の厚い新しい家に付けても、思ったほど涼しくならないことがあります。
天井の断熱材の厚さは、断熱等級や仕様書で確かめられます。断熱等級の目安は断熱等級6のUA値と暖かさは?等級5や4が寒いと言われる理由と光熱費の差を関西の建売で解説で解説しています。
夏3か月の電気代は約297〜890円
定格消費電力13.0Wで、6〜8月の92日間に使った場合の電気代を、目安単価31円/kWhで計算しました。
| 使い方 | 電力量 | 電気代(当社試算) |
|---|---|---|
| 1日8時間 | 約9.57kWh | 約297円 |
| 1日24時間 | 約28.7kWh | 約890円 |
温度で自動で動かすには、別売りのコントローラーやスイッチが要ります。三菱電機の屋外設置式のコントローラーは、温度を0〜40℃の範囲で1℃ごとに設定できます。
完成済みの建売に後から付けるときは保証を確かめる
天井や屋根裏に手を加える工事になるので、売主の保証の条件が変わらないかを先に確かめるのが安全です。引渡し前なら、売主に相談するのが確実です。
2階の暑さそのものの原因と対策は2階が暑いときの対策は?原因の屋根と窓と断熱等級でも変わらない夏の日射と内見で確かめることを建売で解説でまとめています。



換気扇を付ければ、換気口が少なくても大丈夫ですか。



換気扇は部屋の熱気を屋根裏へ出すものなので、屋根裏から外へ出す換気口が足りていることが前提です。まず換気の方式と換気口を確かめましょう。
【当社集計】関西の建売の図面224枚で小屋裏換気の方式の記載は0枚


当社が集めた関西の建売の販売図面224枚で、小屋裏の換気に関わる言葉が何枚に書かれているかを数えました。
| 図面に書かれていた言葉 | 枚数 | 割合 |
|---|---|---|
| 棟換気・軒裏・換気口 | 0枚 | 0% |
| 屋根断熱・天井断熱 | 0枚 | 0% |
| 屋根裏換気扇 | 0枚 | 0% |
| 天井点検口・小屋裏点検口 | 0枚 | 0% |
| 床下点検口 | 36枚 | 16.1% |
| 小屋裏収納 | 1枚 | 0.4% |
| 住宅性能評価 | 10枚 | 4.5% |
| 長期優良住宅 | 14枚 | 6.2% |
換気の方式も、断熱の位置も、小屋裏の点検口も、書いた図面は1枚もありませんでした。
床下の点検口は36枚(16.1%)に書かれているのに、小屋裏の点検口は0枚です。小屋裏は図面からは分からない場所だと言えます。
物件データ1,336件でも小屋裏の記載は0件
当社の物件データ1,336件でも、小屋裏・屋根裏・棟換気・軒裏・断熱の位置・点検口の記載は0件でした。
設備欄の「性能評価」のタグは72件で、橋本不動産42件・飯田産業28件・中西不動産2件です。
データの但し書き
当社の物件データは95%が飯田グループの物件で、関西の建売全体の割合とは一致しません。
設備欄は選択式のタグで、0件でもその設備が無いという意味ではありません。
図面や物件データに書かれていないことは、その作りが無いことを意味しません。
建売の内見と契約前に小屋裏換気を確かめる方法


図面に書かれていないので、外から見ることと、売主に聞くことと、書類を見ることの3つで確かめます。
小屋裏換気の換気口は妻壁と軒裏と棟の3か所を外から見る
| 見る場所 | 見るもの |
|---|---|
| 妻壁の上のほう | 格子やフードの付いたガラリが左右にあるか |
| 軒裏 | 穴あきの板や細長い換気部材があるか |
| 屋根のいちばん上 | 棟に換気棟が載っているか |
| 外壁のいちばん上(軒ゼロ) | 細長い換気部材があるか |
小屋裏換気の換気口は地上から見上げて確かめられるので、内見の前後に家のまわりを一周してみましょう。
売主には断熱の位置と小屋裏換気の方式の2つを聞く
1つ目は天井断熱か屋根断熱か(屋根断熱なら小屋裏換気の換気口は不要)、2つ目は4つの方式のどれで換気しているか(割合1/300・1/250・1/900・1/1600のどれか)です。
外から換気口が見つからなくても、屋根断熱なら基準どおりです。天井断熱なのに換気口が見当たらないときは、場所を聞いて確かめます。
住宅性能評価書の3-1の欄で小屋裏換気の基準を確かめる
| 書類 | 見るところ |
|---|---|
| 住宅性能評価書 | 3-1 劣化対策等級の欄(等級2か3) |
| フラット35の適合証明書 | フラット35の技術基準に合っているか |
| 長期優良住宅の認定通知書 | 劣化対策等級3を含む認定を受けているか |
| 仕様書・矩計図 | 断熱の位置と換気の部材 |
小屋裏の点検口から換気口と断熱材をのぞけるか
2階の収納の天井などに小屋裏の点検口があれば、断熱材の位置や換気口の光が見えることがあります。
引渡しのあとも、雨漏りや結露のしみを見つける入り口になります。内見の順番は建売の内覧チェックポイント|見る順番と持っていくものも参考にしてください。
内見で確かめる小屋裏換気のチェック
妻壁・軒裏・棟・外壁の上端の換気口の場所
天井断熱か屋根断熱か
4つの方式のどれで換気しているか
住宅性能評価書の3-1の欄か、フラット35の適合証明書
小屋裏の点検口の場所



外の換気口と書類の両方を見ておけば、図面に書かれていない屋根裏の作りもかなり分かります。ご希望があれば、売主への確認もお手伝いします。
小屋裏換気に関するよくある質問


- 小屋裏の換気口が見当たらない建売は大丈夫ですか。
-
屋根断熱の家は小屋裏が室内と同じ扱いなので、換気口がなくても評価方法基準の対象外です。まず天井断熱か屋根断熱かを売主に聞いてください。
- 小屋裏換気に必要な換気口の大きさはどのくらいですか。
-
天井面積に方式ごとの割合を掛けて出します。天井面積50㎡なら、妻換気で約1,670c㎡、軒裏換気で2,000c㎡、軒裏から入れて棟から出すなら給気約560c㎡と排気約313c㎡が当社の試算です。
- 屋根裏換気扇は付けたほうがいいですか。
-
三菱電機の仕様書では、天井断熱材が150mm以上の高断熱住宅では効果が期待できないとされています。断熱の厚さと小屋裏の換気口を確かめてから考えるのが順番です。
- 小屋裏の結露は新築の10年の保証で直してもらえますか。
-
品確法の10年の責任は構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分の瑕疵が対象で、結露が対象になるとは限らないというのが当社の条文の読みです。保証書の範囲を確かめてください。
- 完成済みの建売に換気棟や換気扇を後から付けられますか。
-
屋根や天井に手を加える工事になるので、売主の保証の条件が変わらないかを先に確かめます。引渡し前なら売主に相談するのが確実です。
小屋裏換気は方式と割合と断熱の位置で確かめる


最後にまとめます。
小屋裏換気は、天井断熱か屋根断熱かを聞いたうえで、4つの方式のどれかと、天井面積に対する割合で確かめるものです。
- 屋根断熱の家は換気口がなくても評価方法基準の対象外
- 換気の方式は4つで、割合は1/300・1/250・1/900・1/1600
- 天井面積50㎡なら妻換気で有効面積約1,670c㎡
- フラット35は木造で準耐火でなければ同じ4つの方式が要る
- 屋根裏換気扇は天井断熱150mm以上の家では効果が期待できない
- 関西の図面224枚で換気の方式を書いた図面は0枚
換気口は外から見えて、書類で確かめられます。図面に書かれていないからこそ、契約の前に一度確かめておくと安心です。
外壁の中の通気は通気工法とは?外壁の通気層15mmの決まりとメリットとデメリットと吹付断熱のデメリットを建売で解説で解説しています。
当社は新築の建売を仲介手数料0円でご案内しています。買主の側に立って、物件の良いところも気になるところもそのままお伝えします。ご希望があれば、断熱の位置や換気の方式を売主に確かめるお手伝いもご相談いただけます。
新築一戸建て・建売を買うとき、仲介手数料は0円になります。物件価格が上がるほど、差は大きくなります。
| 物件価格 | 通常の仲介手数料(税込) | ラクチン不動産 |
|---|---|---|
| 2,500万円 | 89万1,000円 | 0円 |
| 3,000万円 | 105万6,000円 | 0円 |
| 3,500万円 | 122万1,000円 | 0円 |
| 4,000万円 | 138万6,000円 | 0円 |
| 4,500万円 | 155万1,000円 | 0円 |
なぜ0円にできるのか
仲介会社は、売主と買主の両方から報酬を受け取ることができます。新築の建売は売主が不動産会社なので、売主から報酬が支払われます。そのぶん、買主からいただかなくても取引が成り立ちます。
ただし、すべての物件が0円になるわけではありません。売主が個人の中古住宅や、売主から報酬が出ない物件は対象外です。売主が不動産会社でも、報酬が半分しか出ない物件があります。
だからこそ、物件名と所在地をお知らせいただければ、0円になるかどうかをその場で無料判定します。判定に必要なのは物件が特定できる情報だけで、お客様の個人情報は要りません。
- 他社のチラシ、ポータルサイト、売主の公式サイトで見つけた物件でも構いません
- すでに内覧した物件でも、申込手続きに入っていなければご案内できます
- 0円にするために、住宅ローンや火災保険の指定はしません
- しつこい営業のお電話はしません


ラクチン不動産では、住宅ローンの相談(審査や無理のない計画)や物件探し・検討中の物件に関するセカンドオピニオンをLINEで対応しています。買主の味方に立って一緒にマイホーム実現をサポートします。
新築の建売は、仲介手数料0円で対応しています。
お電話の受付は10:00〜19:00(水曜・日曜は定休)。時間外のご相談はLINEかメールをご利用ください。翌営業日にお返事します。













