
建売の資料を見比べていたら「ベタ基礎」と書いてある物件と、何も書いていない物件がありました。布基礎だったら避けたほうがいいのでしょうか。
基礎は完成すると床下に隠れてしまうので、資料の一言だけで判断するしかなく不安になりますよね。
先に結論を言います。ベタ基礎と布基礎の違いは、建物の重さを床下一面で受けるか、壁の下の幅45cmほどの帯で受けるかです。
どちらを使えるかは好みではなく、地盤の強さで国の告示が決めています。布基礎だから違法、ベタ基礎だから安心という話ではありません。
ただし、ベタ基礎でも鉄筋を覆うコンクリートが薄いと、中の鉄筋がさびてコンクリートを押し割る「爆裂」につながるので、名前より中身の寸法を見る必要があります。
避け方は、基礎の形の名前ではなく、地盤調査の結果と配筋の写真と基礎の図面の3つを契約前に見せてもらうことです。
この記事では、平成12年建設省告示第1347号の原文、建築基準法施行令、フラット35の基準と、関西の建売の当社集計で、ベタ基礎と布基礎の違いを確かめます。
この記事で分かること
ベタ基礎と布基礎の形と寸法の違い
地盤の強さで使える基礎が決まる仕組み
地面に接する面積とコンクリートの量の違い(当社試算)
湿気とシロアリへの効き方の違い
鉄筋を覆う厚さと基礎の爆裂の関係
関西の建売の資料に基礎の形が書かれているか
ベタ基礎と布基礎の違いとは|重さを面で受けるか帯で受けるか


木造の一戸建ての基礎は、ベタ基礎と布基礎の2つが中心です。違いは、建物の重さを地面に伝える部分の形にあります。
| 項目 | ベタ基礎 | 布基礎 |
|---|---|---|
| 形 | 床下一面に鉄筋コンクリートの底盤を打ち、その上に立上りを作る | 壁や柱の下にだけ逆T字の帯を連続させる |
| 重さの伝え方 | 床下全体の面で地面に伝える | 帯の底盤の幅で地面に伝える |
| 床下の地面 | コンクリートで覆われる | 土のままか、防湿のコンクリートやフィルムを敷く |
| 使える地盤 | 長期許容応力度20kN/㎡以上 | 長期許容応力度30kN/㎡以上 |
ベタ基礎は床下一面がコンクリートの「面」の基礎
ベタ基礎は、建物の1階の床とほぼ同じ広さの底盤(厚さ12cm以上)を打ち、その上に土台を載せる立上りを作ります。
床下の地面がすべてコンクリートで覆われるので、床下をのぞくと一面が灰色に見えるのが特徴です。
布基礎は壁の下に続く逆T字の「帯」の基礎
布基礎は、土台の下にだけ逆T字のコンクリートを帯のように連続させる基礎で、2階建ての帯の幅は地盤に応じて24〜45cm以上です。
帯と帯の間の地面は基礎ではないので、防湿のために薄いコンクリートや防湿フィルムを敷くのが一般的な作り方です。この防湿の決まりは後の章で数字にします。
ベタ基礎と布基礎のメリットとデメリット
告示とフラット35の基準から言える範囲で、メリットとデメリットを並べると次のようになります。
| メリット | デメリット | |
|---|---|---|
| ベタ基礎 | 地面に接する面積が広く、20kN/㎡以上の地盤から使える・底盤が床下の防湿とシロアリ対策を兼ねる | 底盤のコンクリートと鉄筋が床下一面に要る |
| 布基礎 | 帯の部分だけなので底盤のコンクリートが少ない・防湿をフィルムにすれば量を抑えられる | 30kN/㎡未満の地盤では使えない・帯の間の防湿とシロアリ対策を別に要る |
ベタ基礎と布基礎で比べる3つの点
地盤:その土地の長期許容応力度で使える基礎が決まる
寸法:根入れ・底盤の厚さ・鉄筋の径と間隔が告示を満たすか
床下:防湿とシロアリの対策がどう取られているか



床下を見てコンクリートが一面に打ってあれば、ベタ基礎だと思っていいですか。



そうとは限りません。布基礎の帯の間に防湿のコンクリートを打つと、見た目は一面コンクリートになります。見分けるには基礎の図面か配筋の写真を見るのが確実です。
ベタ基礎と布基礎は地盤の強さで決まる|告示1347号の20kNと30kN


どちらの基礎を使ってよいかは、建築基準法施行令38条にもとづく平成12年建設省告示第1347号が、地盤の強さ(長期許容応力度)ごとに決めています。
| 地盤の長期許容応力度 | 使える基礎 |
|---|---|
| 20kN/㎡未満 | 基礎ぐいを用いた構造だけ |
| 20kN/㎡以上30kN/㎡未満 | 基礎ぐいか、ベタ基礎 |
| 30kN/㎡以上 | 基礎ぐい・ベタ基礎・布基礎のどれでも |
| 70kN/㎡以上で密実な砂質地盤など | 無筋コンクリートのベタ基礎・布基礎も可 |
つまり、地盤が20kN/㎡以上30kN/㎡未満の土地では、布基礎は選べずベタ基礎か杭になるということです。
告示1347号の読み方
20kN/㎡未満:杭だけ
20kN/㎡以上30kN/㎡未満:杭かベタ基礎
30kN/㎡以上:杭・ベタ基礎・布基礎のどれでも
改良した地盤は改良後の強さで判断する
告示は、改良した地盤については改良後の許容応力度で判断すると書いています。
地盤調査で弱いと出た土地でも、地盤改良をして強さを上げれば、その強さに合った基礎を選べます。地盤改良の種類と費用は地盤改良の費用はいくら?柱状・表層改良・鋼管杭の違いと地盤保証を比較、地盤の強さの調べ方は地盤サポートマップの見方|地耐力・液状化の区分と購入前の注意点でまとめています。
ベタ基礎だから沈下しないわけではない
ベタ基礎は弱めの地盤にも使えますが、地盤そのものが弱ければ、ベタ基礎でも家が傾く「不同沈下」は起こり得ます。
だから大事なのは基礎の名前より、地盤調査で出た長期許容応力度が20kN/㎡と30kN/㎡のどちらを超えているかと、地盤改良をしたかどうかです。
ベタ基礎と布基礎の寸法の違い|根入れ12cmと24cm・底盤12cmと15cm


告示1347号は、ベタ基礎と布基礎の立上り・底盤・根入れの寸法と鉄筋の太さを細かく決めています。原文の数字を並べると次のとおりです。
| 部分 | ベタ基礎 | 布基礎 |
|---|---|---|
| 立上りの高さ(地上部分) | 30cm以上 | 30cm以上 |
| 立上りの厚さ | 12cm以上 | 12cm以上 |
| 底盤の厚さ | 12cm以上 | 15cm以上 |
| 根入れの深さ | 12cm以上(凍結深度より深く) | 24cm以上(凍結深度より深く) |
| 底盤の幅 | 床下一面 | 2階建てで45cm・36cm・24cm以上(地盤の強さによる) |
| 立上りの主筋 | 径12mm以上の異形鉄筋を上下に1本以上 | 同じ |
| 立上りの縦の補強筋 | 径9mm以上を30cm以下の間隔 | 同じ |
| 底盤の補強筋 | 径9mm以上を縦横30cm以下の間隔 | 底盤の幅が24cmを超えるとき径9mm以上を30cm以下の間隔 |
布基礎のほうが根入れが12cm深い24cm以上、底盤が3cm厚い15cm以上と決められています。帯の部分だけで重さを受けるぶん、深く厚くする決まりです。
布基礎の底盤の幅は地盤が弱いほど広くなる
布基礎の底盤の幅は、地盤の強さと階数で決まります。木造の2階建てでは次のとおりです。
| 地盤の長期許容応力度 | 平家建て | 2階建て |
|---|---|---|
| 30kN/㎡以上50kN/㎡未満 | 30cm以上 | 45cm以上 |
| 50kN/㎡以上70kN/㎡未満 | 24cm以上 | 36cm以上 |
| 70kN/㎡以上 | 18cm以上 | 24cm以上 |
地盤が弱いほど、帯の幅を24cmから45cmまで広げて重さを分散させる仕組みです。
売主によっては告示より太い鉄筋を使っている
告示の主筋は径12mm以上ですが、アーネストワンは全戸の主筋に16mmの鉄筋を使うと公表しています。
| 売主 | 公式に公表している基礎の仕様 |
|---|---|
| アーネストワン(クレイドルガーデン) | 100%ベタ基礎・全戸の基礎の主筋に16mm鉄筋 |
| 一建設 | 鉄筋入りコンクリートのベタ基礎を標準採用・全棟で地盤調査 |
売主ごとの中身はクレイドルガーデンは寒い?欠陥は?断熱等級5と2022年4月の境目と一建設はひどい?評判が割れる理由と寒さの原因と後悔しない条件を解説でも紹介しています。
ベタ基礎と布基礎で地面に接する面積を比べる|ベタ基礎は約2.4倍


ベタ基礎が弱めの地盤に使える理由は、地面に接する面積の違いを数字にすると分かりやすくなります。
1階が7.28m四方(約53.0㎡)の2階建てで、立上りの長さを外周29.12m+内部約20m=約49.1mと置いて、当社で試算しました。
| 基礎 | 地面に接する面積 | ベタ基礎との比 |
|---|---|---|
| ベタ基礎 | 約53.0㎡ | 1.0 |
| 布基礎(底盤の幅45cm) | 約22.1㎡ | 約0.42 |
| 布基礎(底盤の幅36cm) | 約17.7㎡ | 約0.33 |
| 布基礎(底盤の幅24cm) | 約11.8㎡ | 約0.22 |
同じ家の重さなら、ベタ基礎は布基礎(幅45cm)の約2.4倍の面積で受けるので、地面1㎡あたりの重さは約4割になる計算です。
コンクリートの量は防湿を足すとほぼ同じになる
「布基礎はコンクリートが少なくて安い」と言われますが、床下の防湿まで含めると差は縮まります。同じ条件で底盤の量を比べました。
| 項目 | ベタ基礎 | 布基礎+防湿コンクリート |
|---|---|---|
| 底盤 | 約53.0㎡×12cm=約6.36㎥ | 約49.1m×45cm×15cm=約3.32㎥ |
| 床下の防湿 | 底盤が兼ねる | 約53.0㎡×6cm=約3.18㎥ |
| 合計 | 約6.36㎥ | 約6.50㎥ |
この試算の前提
1階7.28m四方・立上り約49.1m・2階建て・地盤30kN/㎡以上50kN/㎡未満の布基礎の幅45cmで置いた当社の値です。
底盤は告示の最小の厚さ(ベタ12cm・布15cm)、防湿はフラット35の最小の厚さ6cmで計算しています。
防湿をコンクリートで行う布基礎は、ベタ基礎の約6.36㎥に対して約6.50㎥と、底盤まわりの量はほぼ同じになりました。防湿をフィルムにすれば布基礎のほうが少なくなります。
ただし鉄筋の量や手間は別で、この試算は告示の最小寸法で置いた目安です。実際の量は基礎の図面で決まります。
ベタ基礎と布基礎の湿気とシロアリの違い|床下を覆うかどうか


床下の地面からは水蒸気が上がってきます。ベタ基礎は底盤が地面を覆いますが、布基礎は帯の間の地面を別に覆う必要があります。
| 決まり | 中身 |
|---|---|
| 建築基準法施行令22条 | 木造の1階の床は地面から45cm以上。ただし床下をコンクリートなどで覆う場合は除く |
| フラット35の床下防湿 | 厚さ6cm以上のコンクリートか、厚さ0.1mm以上の防湿フィルム |
| フラット35の基礎の高さ | 地面から基礎の上端か土台の下端まで40cm以上 |
| フラット35の床下換気 | 外周の基礎に有効300c㎡以上の換気孔を4m以下ごと |
床下を厚さ6cm以上のコンクリートで覆えば、布基礎でも床下の防湿の基準を満たせることになります。基礎の高さ40cmの考え方は基礎の高さは何cmが目安?30cm・40cmの違いと浸水リスクの確認方法で解説しています。
床下の湿気で見ること
布基礎なら帯の間の地面がコンクリートか防湿フィルムで覆われているか
基礎の高さが地面から40cm以上あるか
外周の換気孔か基礎パッキンで床下に風が通るか
ベタ基礎はシロアリの対策の1つとして扱われている
フラット35の基準では、基礎の内側の地盤のシロアリ対策の選択肢の1つが「鉄筋コンクリート造のべた基礎で覆う」ことです。布基礎の場合は、薬剤による土壌の処理などの別の対策を組み合わせます。
ベタ基礎でも、配管のすき間や基礎の継ぎ目からシロアリが入ることはあります。防蟻処理の保証は5年が一般的なので、点検の時期は新築のシロアリ対策は必要?建売の防蟻処理が5年で切れる理由と保証と再施工の時期で確かめてください。
基礎の爆裂と鉄筋|さびてコンクリートを押し割る仕組みとかぶり厚さ


基礎の「爆裂」は、中の鉄筋がさびて膨らみ、まわりのコンクリートを押し割って剥がす劣化のことです。
日本コンクリート工学会の論文は、鉄筋は腐食の過程で体積が膨らみ、その膨張圧で表面のコンクリートにひび割れが入り、剥離や剥落に進むと説明しています。
鉄筋を覆う厚さは施行令79条で決まっている
鉄筋のさびを防ぐのは、鉄筋を覆うコンクリートの厚さ(かぶり厚さ)です。建築基準法施行令79条が部位ごとに決めています。
| 部位 | かぶり厚さ |
|---|---|
| 耐力壁以外の壁・床 | 2cm以上 |
| 耐力壁・柱・はり | 3cm以上 |
| 直接土に接する壁・柱・床・はり、布基礎の立上り | 4cm以上 |
| 基礎(布基礎の立上りを除く) | 捨コンクリートを除いて6cm以上 |
基礎の底盤は捨コンクリートを除いて6cm以上で、柱やはりの3cmの2倍と、建物の中でいちばん厚い決まりです。土に接して湿りやすい部分だからです。
さび汁が出ているひびはすぐに売主へ連絡する
国の告示1653号は、基礎のひび割れのうち幅0.5mm以上か、さび汁を伴うものを「瑕疵がある可能性が高い」レベル3としています。
さび汁は中の鉄筋に水が届いているサインです。茶色い筋が出ているひびは、幅が細くても放っておかないようにしてください。ひびの幅の測り方と保証は新築の基礎のひび割れは何ミリから危ない?ヘアークラックと構造クラックの見分け方と保証と補修方法でまとめています。



基礎の爆裂やさび汁は、ベタ基礎でも布基礎でも起こります。基礎の形の名前より、かぶり厚さとひびの状態を見ることが大切です。
2025年4月から基礎の鉄筋の留め方も審査されるようになった


2025年4月1日施行の改正建築基準法で、木造2階建ても基礎を含む仕様規定への適合が審査されるようになりました。
熊本県の技術的助言は、立上りの主筋とせん断補強筋を「緊結」したと扱える方法を次のように整理しています。
| 留め方 | 緊結として扱うか |
|---|---|
| フック付きの鉄筋 | 扱う |
| フック付きと同等以上の住宅用ユニット鉄筋など | 扱う(第三者評価機関が認めるものなど) |
| フックなしで結束線だけで結んだもの | 扱わない |
| 点付け溶接で留めたもの | 扱わない |
熊本県は、建築確認の申請でフック付き鉄筋など3つの方法のどれか、または構造計算で確かめた旨を図面か仕様書に書くよう求めています。2025年4月以降に建築確認を受けた建売なら、基礎の図面のどこに書いてあるかを聞いてみてください。構造の審査の変化は許容応力度計算とは?壁量計算との違い・費用と建売購入時の確認ポイントで解説しています。
配筋の写真は完成後には撮り直せない
コンクリートを打ったあとは鉄筋が見えなくなります。完成前の建売なら、配筋の段階の写真と検査の記録が残っているかを売主に聞いてください。完成前に買うときの注意は建売は完成前に買うべき?建つ前に購入する値引きと未完成物件の確かめ方を解説にまとめています。
関西の建売の資料にベタ基礎か布基礎かは書かれているか


当社は、関西の新築建売の販売図面224枚と物件データ1,336件で、基礎に関する記載を数えました。
| 数えた語 | 販売図面224枚 | 物件データ1,336件 |
|---|---|---|
| ベタ基礎 | 1枚(0.4%) | 0件 |
| 布基礎 | 0枚 | 0件 |
| 基礎の高さ・鉄筋の径 | 0枚 | 0件 |
| 地盤調査・地盤改良 | 0枚 | 0件 |
| 耐震等級 | 17枚(7.6%) | — |
| 劣化対策等級 | 2枚(0.9%) | 0件 |
基礎の形を書いた販売図面は224枚中1枚だけでした。図面の資料だけでは、ベタ基礎か布基礎かはほぼ分かりません。
物件データの約6割は公式にベタ基礎を標準としている売主
物件データ1,336件のうち、一建設477件とアーネストワン316件の計793件(59.4%)は、公式サイトでベタ基礎を標準と公表している売主の物件でした。
資料に書いていないだけで、実際にはベタ基礎の物件が含まれているということです。書いていないことは、無いことではありません。
当社集計についての注意
物件データ1,336件は飯田グループの物件が大半を占めるため、関西の建売全体の割合とは限りません。
設備の欄は選択式の項目なので、記載が0件でもその仕様が無いとは限りません。
建売でベタ基礎か布基礎かを確かめる方法|聞くのは3つの書類


基礎の形と中身は、契約の前に書類で確かめるのが確実です。売主に頼む書類と、そこで見るところは次のとおりです。
| 書類 | 見るところ | 分かること |
|---|---|---|
| 地盤調査報告書 | 長期許容応力度・地盤改良の有無 | ベタ基礎・布基礎・杭のどれが使える地盤か |
| 基礎伏図・基礎の断面図 | 底盤の厚さ・立上りの幅・根入れ・鉄筋の径と間隔 | 告示の寸法を満たしているか |
| 配筋の写真・検査の記録 | 鉄筋の間隔・フックの有無・かぶりのスペーサー | 図面どおりに施工されたか |
| 住宅性能評価書(ある場合) | 劣化対策等級・耐震等級 | 基礎の高さや防湿を含む等級 |
物件データでは、設計住宅性能評価書の記載が71件、建設住宅性能評価書が8件ありました。評価書がある物件は、等級の欄で基礎まわりの基準を確かめられます。耐震等級の見方は建売の耐震等級は1が多い?耐震等級3との違いと地震保険の割引と確かめ方を解説で解説しています。
内見では床下点検口から底盤とひびを見る
完成済みの建売なら、内見で床下点検口から床下をのぞけます。懐中電灯で、底盤の状態・水たまり・幅0.5mm以上のひびやさび汁がないかを見てください。
外周の基礎は、角や換気口のまわりに斜めのひびやさび汁がないかを見ます。内見全体で見る順番は建売の内覧チェックポイント|見る順番と持っていくものでまとめています。



基礎は完成すると見えなくなる場所です。資料に書いていない物件こそ、地盤調査報告書と配筋の写真を一緒に頼んで確かめましょう。
基礎は品確法の10年の対象になる
基礎は、品確法の「構造耐力上主要な部分」に入っています。新築の売主は引渡しから10年間、基礎の瑕疵に責任を負う決まりです。保証の中身は建売の保証期間は何年?新築の瑕疵担保責任10年とアフターサービスと最長60年保証の条件、不具合の相談先は欠陥住宅とは?新築の建売で多い不具合ランキングと見分け方と相談先を解説で解説しています。
ベタ基礎と布基礎のよくある質問


- 布基礎の建売は避けたほうがいいですか。
-
布基礎は地盤が30kN/㎡以上の土地で告示が認めている基礎です。名前で避けるより、地盤調査の結果と床下の防湿、配筋の記録を確かめるほうが確実です。
- ベタ基礎なら地震に強いですか。
-
ベタ基礎は地面に接する面積が広く重さを分散できますが、耐震性は建物全体の壁の量や耐震等級で決まります。耐震等級は評価書や計算の書類で確かめます。
- 基礎の爆裂とは何ですか。
-
中の鉄筋がさびて膨らみ、まわりのコンクリートを押し割って剥がす劣化です。鉄筋を覆う厚さは施行令79条で基礎は6cm以上と決まっています。
- ベタ基礎か布基礎かは見た目で分かりますか。
-
布基礎でも帯の間に防湿のコンクリートを打つと一面コンクリートに見えるため、見た目だけでは分かりません。基礎伏図と配筋の写真で確かめます。
- 関西の建売の資料に基礎の形は書いてありますか。
-
当社が数えた販売図面224枚で基礎の形の記載は1枚でした。書いていない物件が大半なので、売主に図面や写真を見せてもらいます。
ベタ基礎と布基礎は名前より地盤と寸法で選ぶ


最後にまとめます。
ベタ基礎か布基礎かは地盤の強さで決まり、安心できるかは寸法と鉄筋とかぶり厚さで決まるというのが、告示と施行令から言えることです。
- ベタ基礎は床下一面、布基礎は壁の下の帯で建物の重さを受ける
- 地盤20kN/㎡以上30kN/㎡未満ではベタ基礎か杭しか使えない(告示1347号)
- 布基礎は根入れ24cm以上・底盤15cm以上で、ベタ基礎より深く厚い決まり
- 地面に接する面積はベタ基礎が布基礎(幅45cm)の約2.4倍(当社試算)
- 布基礎は床下に厚さ6cm以上のコンクリートなどの防湿が必要(フラット35)
- 基礎の鉄筋を覆う厚さは6cm以上で、さび汁のひびはすぐに連絡(施行令79条・告示1653号)
- 関西の建売の販売図面224枚で基礎の形の記載は1枚(当社集計)
建売を選ぶときは、「ベタ基礎」の一言より、地盤調査報告書と基礎の図面と配筋の写真を並べて見ると、基礎の中身まで比べられます。
当社は新築の建売を仲介手数料0円でご案内しています。買主の側に立って、物件の良いところも気になるところもそのままお伝えします。ご希望があれば、売主から取り寄せた基礎の資料を一緒に確かめるお手伝いもします。
- 国土交通省|建築物の基礎の構造方法及び構造計算の基準を定める件(平成12年建設省告示第1347号)
- 宮城県|地盤の状況判断等に関する報告書(告示1347号の表)
- 熊本県|木造住宅等における基礎立上り部の主筋とせん断補強筋の緊結方法の取扱い
- e-Gov法令検索|建築基準法施行令(22条・38条・79条)
- 住宅金融支援機構|【フラット35】耐久性基準(新築住宅)
- 国土交通省|住宅紛争処理の参考となるべき技術的基準(平成12年建設省告示第1653号)
- 日本コンクリート工学会|コンクリート工学年次論文集(鉄筋腐食によるかぶりコンクリートのひび割れ)
- クレイドルガーデン(アーネストワン)|こだわり品質
- 一建設|こだわり(耐震構造・ベタ基礎)
新築一戸建て・建売を買うとき、仲介手数料は0円になります。物件価格が上がるほど、差は大きくなります。
| 物件価格 | 通常の仲介手数料(税込) | ラクチン不動産 |
|---|---|---|
| 2,500万円 | 89万1,000円 | 0円 |
| 3,000万円 | 105万6,000円 | 0円 |
| 3,500万円 | 122万1,000円 | 0円 |
| 4,000万円 | 138万6,000円 | 0円 |
| 4,500万円 | 155万1,000円 | 0円 |
なぜ0円にできるのか
仲介会社は、売主と買主の両方から報酬を受け取ることができます。新築の建売は売主が不動産会社なので、売主から報酬が支払われます。そのぶん、買主からいただかなくても取引が成り立ちます。
ただし、すべての物件が0円になるわけではありません。売主が個人の中古住宅や、売主から報酬が出ない物件は対象外です。売主が不動産会社でも、報酬が半分しか出ない物件があります。
だからこそ、物件名と所在地をお知らせいただければ、0円になるかどうかをその場で無料判定します。判定に必要なのは物件が特定できる情報だけで、お客様の個人情報は要りません。
- 他社のチラシ、ポータルサイト、売主の公式サイトで見つけた物件でも構いません
- すでに内覧した物件でも、申込手続きに入っていなければご案内できます
- 0円にするために、住宅ローンや火災保険の指定はしません
- しつこい営業のお電話はしません


ラクチン不動産では、住宅ローンの相談(審査や無理のない計画)や物件探し・検討中の物件に関するセカンドオピニオンをLINEで対応しています。買主の味方に立って一緒にマイホーム実現をサポートします。
新築の建売は、仲介手数料0円で対応しています。
お電話の受付は10:00〜19:00(水曜・日曜は定休)。時間外のご相談はLINEかメールをご利用ください。翌営業日にお返事します。













