「ローコスト住宅」で検索して、次に「やばい」という言葉が出てきて手が止まった——そんな方がこのページにたどり着いています。
坪単価30万円台という表示を見たあとで、この検索をしている方が多いはずです。

坪30万円台って本当ですか。安すぎて逆に心配になってきました。
先に結論を書きます。ローコスト住宅の「やばい」は5つに分かれますが、本当に気をつけるのは2つだけです。
その2つは総額がいくらになるかと、工事中に会社が倒れたらどうなるかです。
残りの3つ——坪単価の表示、標準仕様の範囲、外観が似ていること——は、見積書と評価書を出してもらえばその場で消えます。



いちばんまずいのは、坪単価だけを見て契約し、打ち合わせが進んでから総額が本体価格の1.5倍になっていると気づくことです。そこまで進むと、もう引き返せません。
この記事では、公的な調査の実数を使って表示価格と実際の総額がどれだけ離れるのかを先に出します。
筆者は関西で買主側だけについて新築戸建てを扱う不動産会社です。注文住宅を売る立場ではないので、建てる側に不利なことも書きます。
ラクチン不動産は新築一戸建て・建売の仲介手数料0円で対応しています。3,000万円の物件なら、本来かかる105万6,000円(税込)が0円です。
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- 対象:売主が不動産会社の新築一戸建て・建売
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- 他社のチラシやポータルサイトで見つけた物件でも、多くの場合ご案内できます
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気になっている物件があれば、契約前にセカンドオピニオンを。販売図面のURLか写真をLINEで送っていただければ、その物件の弱い部分と、価格が妥当かどうかをお伝えします。
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ローコスト住宅がやばいと言われる5つの理由


「やばい」という一語には、危険度がまったく違う5つの話が混ざっています。まず分けます。
①ローコスト住宅は坪単価の表示が本体価格だけの数字
広告に出ている坪単価は、建物の本体価格を面積で割った数字です。
給排水の引き込み、地盤改良、仮設工事といった付帯工事は入っていません。
ここは会社が悪いというより、業界全体で表示のしかたが統一されていないことが原因です。
付帯工事の金額は、土地が決まらないと出せない部分があります。地盤改良がその代表です。
土地探しから始める場合は、地盤の弱いエリアかどうかで200万円近く動くことがあると見込んでおいてください。
②ローコスト住宅は総額が本体価格の1.5倍になりやすい
付帯工事、オプション、外構を足していくと、建物だけで本体価格の1.3倍から1.5倍になります。
ここが5つの中でいちばん実害が大きい部分です。第3章で内訳を出します。
見積の段階で「別途」と書かれている行が多いほど、あとから足される金額が大きくなります。
最初の見積書を受け取ったら、まず別途と書かれた項目だけを数えてください。10行を超えるようなら、総額はまだ固まっていないと考えたほうが安全です。
③ローコスト住宅は標準と対応可能が混同されやすい
カタログに載っている設備が標準なのか、追加費用で対応できるという意味なのかが読み取りにくいことがあります。
耐震等級や断熱等級も同じで、「等級3に対応可能」と「全棟で等級3を取得」はまったく別の話です。
これは設計住宅性能評価書を見せてもらえば一発で分かります。
カタログの表現で迷ったら、「これは全棟で取得していますか、それとも追加費用で対応できるという意味ですか」と、その場で言葉にして聞いてください。
口頭で確認しても記録が残りません。契約前に書面でもらえるかどうかまで確かめておくと確実です。
④ローコスト住宅は工事中に倒産されると前払金が戻らないことがある
注文住宅は完成していない家に、先にお金を払います。ここが建売との決定的な違いです。
工事の途中で施工会社が倒れると、払った前払金と、引き継ぐ会社に払う追加費用の両方が問題になります。
これが5つの中で最も金額が大きくなる可能性のある話です。第5章で書きます。
支払いの時期と割合は会社ごとに違います。着工時に3割、上棟時に3割という形が一般的ですが、もっと前倒しで求める会社もあります。
前払いの割合が大きいほど、工事が止まったときに戻ってこない金額も大きくなります。契約書の支払い条項は、金額だけでなく時期まで読んでください。
⑤ローコスト住宅は外観が似ていて安っぽく見える
規格化してコストを下げているので、プランと外観の型は限られます。
ただしこれは家の中身の話ではありません。内見時に外構やカーテンが未整備なことのほうが、見た目への影響は大きいです。
分譲地に同じ型の家が並ぶのは、土地をまとめて仕入れて分割した結果です。
注文住宅でも、規格型の商品を選べば同じことが起きます。ここは価格帯の話ではなく、その商品が規格型かどうかで決まります。
- 危険:②総額が読めない/④工事中の倒産
- 確認すれば消える:①坪単価の表示/③標準と対応可能の区別
- 実害がほぼない:⑤外観が似ていること
ローコスト住宅の坪単価表示は実際の建設費と1桁違って見える


坪単価という数字は分子も分母も会社ごとに違います。だから比べても意味がありません。
ローコスト住宅の坪単価は分母の取り方で変わる
分母を延床面積にするか施工面積にするかで、同じ家でも坪単価が1割以上動きます。
施工面積は玄関ポーチ・バルコニー・吹き抜けを含めた面積なので、分母が大きくなり坪単価は下がります。
広告で安く見せたいときは施工面積が使われます。どちらで割った数字なのかを必ず聞いてください。
ローコスト住宅の坪単価に入っていないもの
| 項目 | 坪単価に入るか | 目安 |
|---|---|---|
| 建物の本体工事 | 入る | 表示のとおり |
| 屋外給排水・ガス引き込み | 入らないことが多い | 50〜150万円 |
| 地盤改良 | 調査してから決まる | 0〜150万円 |
| 仮設工事・確認申請 | 入らないことがある | 50〜100万円 |
| 外構(駐車場・門・フェンス) | 入らない | 50〜150万円 |
| カーテン・照明・エアコン | 入らない | 55〜100万円 |
この表の下の5つを足すと、それだけで200万円から600万円になります。
ローコスト住宅の表示と実際の平均は坪104.5万円離れている
住宅金融支援機構の2024年度フラット35利用者調査では、土地付注文住宅の建設費は全国平均で3,512.0万円でした。
同じ調査の住宅面積は111.1㎡、坪に直すと33.6坪です。割ると坪あたり104.5万円になります。
広告の「坪30万円台」と、実際に契約した人が払った建設費の平均には、それだけの開きがあります。



この104.5万円には付帯工事も諸費用も入っています。表示の坪単価と同じ土俵の数字ではないからこそ、差が生まれます。
もう1つ、坪単価の比較を難しくしているのが商品グレードです。
同じ会社でも、下位の商品と上位の商品で標準装備がまったく違うことがあります。広告に出るのは、たいてい下位の商品の坪単価です。
打ち合わせで見ている仕様が、その坪単価の商品と同じものなのか。ここがずれたまま話が進むと、最後に金額が合わなくなります。
坪単価は分母(延床か施工面積か)と分子(本体だけか)で決まる
会社をまたいで坪単価を比べても、同じ条件になっていない
比べるなら坪単価ではなく、総額の見積書どうしで比べる
ローコスト住宅の総額は本体価格の1.5倍まで積み上がる
本体価格の表示と総額が離れる実例として、いえとち本舗の評判は?建売ではない仕組みと仲介手数料最大無料の中身も参考になります。


実務で見ていると、積み上がり方には決まった順番があります。
ローコスト住宅の総額が積み上がる順番
| 段階 | 内容 | 目安 |
|---|---|---|
| ① 本体価格 | 広告に出ている金額 | 表示のとおり |
| ② 付帯工事 | 屋外給排水・ガス・仮設・地盤改良 | 150〜400万円 |
| ③ オプション | コンセント追加、収納追加、設備の調整 | 100万円前後 |
| ④ 建物の総額 | ①〜③の合計 | 本体の1.3〜1.5倍 |
| ⑤ 外構 | 駐車場・門・フェンス | 50〜150万円 |
| ⑥ 土地代 | エリアによる | 別途 |
本体999万円をうたう商品でも、建物だけで1,500万円前後になるのは珍しくありません。
これはその会社が不誠実だという話ではなく、ローコストという商品に共通する構造です。
最初から全部入りの会社は、その分の価格が最初から乗っています。どちらが正しいという話ではありません。
ローコスト住宅で総額が膨らむのは小さな追加の積み重ね
- 「これくらいなら」と設備を1つ上げる(10〜30万円)
- コンセントと収納を足す(10〜20万円)
- 外構をきちんとする(50〜150万円)
- 太陽光を載せる(100万円前後)
1つずつは小さいのに、合計すると本体価格の3割から4割になります。



契約したあとで足していくと、断りにくくなりませんか。



なります。だから契約前に「自分の希望を全部入れるといくらか」を出してもらってください。出せない会社は、その時点で判断材料になります。
ローコスト住宅は総額の見積書を契約前に出してもらう
聞き方は1つだけです。「この仕様で引渡しまでの総額はいくらですか」と聞いてください。
坪単価の話に戻される場合は、総額をまだ出せる段階ではないということです。
坪単価の落とし穴はハウスメーカーの坪単価ランキングに、オプションの相場は建売のオプション費用にまとめました。
見積書を受け取ったら、見る順番があります。
最初に見るのは合計欄ではなく、別途工事の一覧です。ここに、何が入っていないかが書いてあります。
次に見るのが数量の単位です。「一式」とだけ書かれた行が多い見積書は、あとから金額が動く余地を残しています。
最後に、その見積の有効期限を確認してください。資材費が動いている時期なので、期限を過ぎると同じ金額では出てこないことがあります。
ローコスト住宅と建売はどちらが安いのか|フラット35の実数で比較
関西で自由設計という中間の買い方をしている売主の例として、フジ住宅はやばい?建売ではなく自由設計である理由も参考になります。


ここは感覚ではなく数字で比較します。同じ調査の中で、土地込みの総額どうしを比べます。
| 項目 | 建売住宅 | 土地付注文住宅 | 差 |
|---|---|---|---|
| 所要資金(土地込み) | 3,826.1万円 | 5,007.1万円 | 1,181.0万円 |
| 住宅面積 | 100.7㎡(30.5坪) | 111.1㎡(33.6坪) | 10.4㎡(3.1坪) |
| 世帯年収 | 626.3万円 | 729.4万円 | 103.1万円 |
| 年収倍率 | 6.7倍 | 7.5倍 | 0.8倍 |
| 手持金 | 322.8万円 | 460.7万円 | 137.9万円 |
| 毎月の返済額 | 11.9万円 | 15.1万円 | 3.2万円 |
ローコスト住宅を含む注文住宅は土地込みで1,181万円高い
土地込みの総額で比べると差は1,181万円です。一方で住宅面積の差は10.4㎡、坪に直すと3.1坪しかありません。
土地付注文住宅は敷地面積の中央値が206.9㎡あります。価格差の大部分は建物ではなく土地の広さです。
つまり「注文住宅のほうが立派な家」ではなく「注文住宅のほうが広い土地を買っている」という読み方になります。
近畿圏ではローコスト住宅との差がさらに広がる
同じ調査の近畿圏では、建売3,826.5万円に対して土地付注文住宅は5,192.7万円でした。
差は1,366万円で、全国平均より185万円広がります。
近畿圏は土地取得費が1,826.0万円と高く、土地から買って建てる形の負担が大きい地域です。



関西で予算が3,000万円台なら、まず建売の在庫を見てから注文の見積を取ったほうが判断が早いです。逆の順番だと、比べる基準が作れません。
ローコスト住宅を選ぶ人のほうが返済の負担が重い
年収倍率は建売6.7倍、注文7.5倍です。毎月の返済額は3.2万円違います。
35年で計算すると3.2万円×12か月×35年=約1,344万円の差になります。
注文住宅は自由に決められるかわりに、土地込みで1,181万円高い
近畿圏ではその差が1,366万円に広がる
広さの差は3.1坪。差額の大部分は土地の広さによるもの
ローコスト住宅の平屋は同じ床面積でも坪単価が上がる
「ローコスト 平屋」という検索も月に1,600回あります。平屋はローコストになりにくい建て方です。
同じ延床30坪でも、平屋は2階建てに比べて基礎の面積が2倍、屋根の面積も2倍になります。
基礎と屋根は建物の中でも単価の高い部分なので、延床が同じでも工事費は上がります。
さらに平屋は建物が広がるぶん、必要な土地が広くなります。関西の市街地では、この土地代の差のほうが大きく効きます。
平屋を検討していて予算が合わない場合は、総2階に近い形の建売を一度見てみてください。同じ床面積が、かなり違う総額で手に入ることがあります。
ローコスト住宅で本当に危ないのは工事中の倒産


ここが建売との一番大きな違いです。ローコストかどうかより、注文住宅かどうかで決まります。
ローコスト住宅は完成前にお金を払う仕組みになっている
注文住宅は契約時・着工時・上棟時・引渡時と分けて払うのが一般的です。
つまりまだ建っていない家に、先にお金を出しています。
建売は完成した家を見てから買うので、この前払いという構造がありません。
建設業の倒産は2025年に2,021件で前年より6.9%増えた
帝国データバンクの集計では、2025年の建設業の倒産は2,021件で、前年比6.9%増でした。
同社は木造建築工事業について戸建ての着工戸数が減り、四号特例の縮小で工期が延びて資金繰りが悪化していると指摘しています。
東京商工リサーチの集計でも、2024年の建設業の倒産は1,924件で前年比13.6%増と、増加傾向は一致しています。



これは「ローコストの会社が危ない」という話ではありません。資材費と人件費が上がっているのは業界全体で、規模の大小にかかわらず起きています。だからこそ、会社を見るのではなく制度で守られているかを見てください。
ローコスト住宅は住宅完成保証制度に登録しているか確認する
工事中の倒産に備える仕組みが住宅完成保証制度です。住宅保証機構などが運営しています。
つなぎ融資そのものの仕組みと費用はつなぎ融資とは?費用の仕組みと建売なら要らない理由にまとめました。
保証されるのは払い過ぎた前払金と、引き継ぐ会社に払う追加の工事費の2つです。
ただし施工会社がこの制度に登録していないと使えません。契約前に登録の有無を必ず確認してください。
引渡し後の欠陥については、新築住宅に10年間の瑕疵担保責任と、保険または供託による資力確保が義務づけられています。こちらは建売にも注文住宅にも共通します。
もう1つ、工事の進み方そのものを見る方法があります。
その会社がいま何棟を同時に動かしているか、建築中の現場を見せてもらえるかを聞いてください。
見せられない理由が明確でない場合は、判断材料の1つになります。建築中の現場には、仕上げの丁寧さも職人の人数もそのまま出ます。
- 住宅完成保証制度に登録していますか(していない場合、その理由)
- 瑕疵担保は保険ですか供託ですか(保険なら保険法人が支払う)
- 支払いは着工時と上棟時にいくらずつですか(前払いの割合を確認する)
平屋は基礎と屋根の面積が2倍になるので、延床が同じでも工事費が上がる
建物が広がるぶん必要な土地も広くなり、関西の市街地では土地代の差が大きい
予算が合わないときは、同じ床面積の総2階に近い建売と総額で比べる
ローコスト住宅は恥ずかしいのかという不安の中身


「ローコスト住宅 恥ずかしい」という検索も月に数百回あります。やばいとは別の不安です。
ローコスト住宅が恥ずかしいと感じる理由は人の目
この不安の中身は家の性能ではなく、人からどう見られるかです。
価格が安いことを、そのまま手を抜かれている家と結びつけてしまう受け取り方が背景にあります。
ただし等級の取得は規格化すればコストが下がるので、量産している会社ほど高い等級を取りやすいという逆転も起きています。
ローコスト住宅の等級は設計住宅性能評価書で確かめる
カタログの表現ではなく、第三者機関が交付する書面で確かめてください。
当社が関西のレインズから新築戸建ての販売図面224枚を集めて数えたところ、耐震等級の記載があったのは17枚、全体の8%だけでした。
つまり図面やカタログを並べても、性能では比べられません。
建売そのものへの引け目については建売は恥ずかしい?安っぽいと言われる理由となぜ安いのかにまとめています。
この不安は、家を建てたあとよりも、決める前のほうが強く出ます。
実際に入居してから「価格を人に言われて気になった」というご相談を受けたことは、当社ではほとんどありません。
住み始めると話題になるのは、価格ではなく駐車のしやすさと日当たりと通勤時間です。決める前に気になっていたことの多くは、住んでから出てきません。
ローコスト住宅を検討する前に建売と総額で比べる


最後に、判断の順番を書きます。比べる順番を間違えると、基準が作れません。
ローコスト住宅より先に、同じ予算の建売を見る
先に建売の在庫を見ると、その予算で関西だと何㎡・どのエリア・どの設備が手に入るかが具体的に分かります。
その基準ができてから注文の見積を取ると、見積の中身が高いのか安いのか判断できます。
逆の順番だと、比べる相手がないまま契約まで進んでしまいます。
ローコスト住宅と建売の比較は仲介手数料まで含めて行う
建売を仲介で買うと、仲介手数料は価格の3%+6万円に消費税がかかります。
当社は関西の新築一戸建てを仲介手数料0円で扱っています。売主から報酬を受け取れる物件だからです。
| 物件価格 | 仲介手数料の上限(税込) | 当社 |
|---|---|---|
| 3,000万円 | 105.6万円 | 0円 |
| 3,500万円 | 122.1万円 | 0円 |
| 3,826万円(建売の平均) | 132.9万円 | 0円 |
| 4,000万円 | 138.6万円 | 0円 |
この132.9万円は、外構とカーテンと照明とエアコンを一式そろえられる金額です。



注文にするか建売にするかは、お客様が決めることです。私たちがやるのは、同じ土俵の数字を先に並べることだけです。
比べるときは、入居できる時期もそろえてください。
注文住宅は土地を決めてから引渡しまで、打ち合わせを含めて1年前後かかります。建売は契約から1か月から2か月で引き渡せる物件があります。
この期間の差は、いま住んでいる家の家賃としてそのまま費用になります。月10万円の家賃なら1年で120万円です。総額を比べるときは、この分も足して考えてください。
ローコスト住宅から建売に切り替える人が多いのは2つの場面
当社にご相談いただく中で、注文から建売に切り替える方が増えるのは決まった場面があります。
1つ目は、土地が決まったあとに出てきた地盤改良の金額を見たときです。
土地代と建物代で予算を組んでいたところに、想定していなかった金額が乗ります。
2つ目は、総額の見積が出てきて、当初の坪単価から3割上がっていたときです。
どちらも土地を契約したあとに起きるので、その時点では引き返しにくくなっています。
だから比べるのは土地を決める前です。順番を変えるだけで、選べる幅が変わります。
地盤改良は、土地の売買契約を結んだあとに調査してはじめて金額が出ます。
つまり土地を契約する時点では、この金額は誰にも分かりません。予算に余裕を持たせておくか、地盤の強いエリアを選ぶかのどちらかになります。
ローコスト住宅がやばいかについてよくある質問


- ローコスト住宅はやばいのでしょうか。
-
「やばい」と言われる理由は5つあり、そのうち本当に注意が必要なのは「総額が本体価格の1.3〜1.5倍になること」と「工事中に施工会社が倒産した場合」の2つです。坪単価の表示、標準仕様の範囲、外観が似ていることの3つは、総額の見積書と設計住宅性能評価書を出してもらえば確認できます。
- ローコスト住宅の坪単価30万円台は本当ですか。
-
本体価格を面積で割った数字としては本当です。ただし屋外給排水・地盤改良・仮設工事・外構・カーテン・照明・エアコンは入っていません。2024年度フラット35利用者調査では土地付注文住宅の建設費が全国平均3,512.0万円、住宅面積111.1㎡で、割ると坪あたり104.5万円です。同じ土俵の数字ではありません。
- ローコスト住宅の総額はいくらになりますか。
-
本体価格に付帯工事とオプションを足すと、建物だけで本体の1.3倍から1.5倍が目安です。本体999万円の商品なら建物で1,500万円前後になります。これに外構50〜150万円と土地代が加わります。契約前に「この仕様で引渡しまでの総額はいくらか」を書面で出してもらってください。
- ローコスト住宅と建売はどちらが安いですか。
-
2024年度フラット35利用者調査の全国平均で、建売住宅3,826.1万円、土地付注文住宅5,007.1万円です。土地込みの総額で1,181万円の差があります。近畿圏ではこの差が1,366万円に広がります。ただし住宅面積の差は3.1坪しかなく、差額の大部分は土地の広さによるものです。
- 工事中にローコスト住宅の会社が倒産したらどうなりますか。
-
払った前払金が戻らず、引き継ぐ会社への追加工事費も発生する可能性があります。これに備えるのが住宅完成保証制度で、前払金と増嵩工事費用が保証されます。ただし施工会社がこの制度に登録していないと使えません。契約前に登録の有無を確認してください。建売は完成した家を買うので、この構造そのものがありません。
- ローコスト住宅は恥ずかしいですか。
-
価格と性能は別の話です。等級の取得は規格化すればコストが下がるため、量産している会社ほど高い等級を取りやすいという逆転が起きています。カタログではなく設計住宅性能評価書で確認してください。当社が販売図面224枚を調べた結果、耐震等級の記載があったのは8%だけでした。
- ローコスト住宅を検討していますが、まず何をすればいいですか。
-
同じ予算の建売を先に見てください。その予算で関西だと何㎡・どのエリア・どの設備が手に入るかという基準ができます。その基準ができてから注文の見積を取ると、中身が高いのか安いのか判断できます。逆の順番だと比べる相手がないまま契約まで進んでしまいます。
注文から建売に切り替わるのは「地盤改良の金額」と「総額が3割上がったとき」
どちらも土地を契約したあとに起きるので、その時点では引き返しにくい
比べるのは土地を決める前。順番を変えるだけで選べる幅が変わる
当社がやっているのは、注文をやめさせることではありません。
同じ条件の数字を先に並べて、どちらにも進めるようにしておくことです。土地を契約したあとでは、その選択肢がなくなります。
関西の新築戸建ての在庫は、当社で毎日確認しています。ご予算とご希望のエリアを教えていただければ、いま出ているものをそのままお出しします。
まとめ|ローコスト住宅は坪単価ではなく総額と保証で判断する


最後に要点をまとめます。
- 「やばい」5つのうち、本当に危ないのは②総額と④工事中の倒産の2つだけ
- 坪単価は分母と分子が会社ごとに違うので、会社をまたいで比べても意味がない
- 建物の総額は本体価格の1.3〜1.5倍。本体999万円なら1,500万円前後
- 土地込みで比べると建売3,826万円、土地付注文住宅5,007万円で差は1,181万円
- 近畿圏ではこの差が1,366万円に広がる
- 2025年の建設業の倒産は2,021件。住宅完成保証制度への登録を契約前に確認する
- 等級はカタログではなく設計住宅性能評価書で確かめる
ローコスト住宅そのものが悪いわけではありません。ただし坪単価だけで決めるのは、いちばん危ない進め方です。
当社は買主側だけについて、関西の新築一戸建てを仲介手数料0円で扱っています。
注文にするか建売にするかを決める前の段階でも構いません。同じ予算で建売だと何が手に入るのか、その場でお出しします。



「まだ注文住宅も見ています」で結構です。比べる材料を先にそろえるのが、いちばん失敗しない進め方です。
注文住宅そのものを否定するつもりはありません。間取りも設備も自分で決めたいという希望は、建売では満たせないものです。
ただ、その希望にいくら払うことになるのかは、契約前に数字で分かります。1,181万円という差を見たうえで注文を選ぶなら、それは納得した選択です。
危ないのは、その差を知らないまま坪単価だけで進めてしまうことです。
新築一戸建て・建売を買うとき、仲介手数料は0円になります。物件価格が上がるほど、差は大きくなります。
| 物件価格 | 通常の仲介手数料(税込) | ラクチン不動産 |
|---|---|---|
| 2,500万円 | 89万1,000円 | 0円 |
| 3,000万円 | 105万6,000円 | 0円 |
| 3,500万円 | 122万1,000円 | 0円 |
| 4,000万円 | 138万6,000円 | 0円 |
| 4,500万円 | 155万1,000円 | 0円 |
なぜ0円にできるのか
仲介会社は、売主と買主の両方から報酬を受け取ることができます。新築の建売は売主が不動産会社なので、売主から報酬が支払われます。そのぶん、買主からいただかなくても取引が成り立ちます。
ただし、すべての物件が0円になるわけではありません。売主が個人の中古住宅や、売主から報酬が出ない物件は対象外です。売主が不動産会社でも、報酬が半分しか出ない物件があります。
だからこそ、物件名と所在地をお知らせいただければ、0円になるかどうかをその場で無料判定します。判定に必要なのは物件が特定できる情報だけで、お客様の個人情報は要りません。
- 他社のチラシ、ポータルサイト、売主の公式サイトで見つけた物件でも構いません
- すでに内覧した物件でも、申込手続きに入っていなければご案内できます
- 0円にするために、住宅ローンや火災保険の指定はしません
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ラクチン不動産では、住宅ローンの相談(審査や無理のない計画)や物件探し・検討中の物件に関するセカンドオピニオンをLINEで対応しています。買主の味方に立って一緒にマイホーム実現をサポートします。
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お電話の受付は10:00〜19:00(水曜・日曜は定休)。時間外のご相談はLINEかメールをご利用ください。翌営業日にお返事します。













