ハウスメーカーの坪単価ランキング2026|建売と注文で別物な理由と総額の見方

ハウスメーカーの坪単価ランキング

ハウスメーカーの坪単価を一覧で見たけど、どれを信じればいいの?

坪単価40万円の建売と、坪単価100万円の大手。3倍近く違うのはなぜ…

ランキングを見ても、数字が独り歩きしていて自分の予算に結びつかない。これは坪単価という指標そのものに原因があります。

結論からいうと、坪単価は会社ごとに定義が違うため、そのまま並べても比較になりません。

建売は建物だけで32万円台から、注文住宅の大手は100万円を超えるところが多くあります。

ただしこの差の大半は、含まれている範囲と商品の性質の違いです。

ただし、進め方を間違えると

気をつけたいのは、坪単価が安い会社を選んだのに、総額では高くついてしまうことです。

外構・地盤改良・照明・空調は、坪単価に含まれないことがほとんどです。

延床面積で割るか施工床面積で割るかだけで、坪単価は1〜2割変わります。

そして建売の場合、総額の半分以上を占めるのは建物ではなく土地です。

逆にいえば、同じ延床・同じ仕様・同じエリアで総額を出させれば、坪単価を使わずに比べられます。

この記事では、2026年の建売と注文住宅の坪単価の目安、坪単価があてにならない3つの理由、そして大阪で実際に売れた価格を解説します。

この記事でわかること
  • 建売の坪単価はブランドごとにいくらか
  • 注文住宅の大手ハウスメーカーの坪単価
  • 坪単価が比較の道具として壊れている理由
  • 延床面積と施工床面積で何が変わるか
  • 大阪の実際の成約価格(土地込み)
  • 見積りで必ず確認すべき3点
この記事の執筆・監修者
シュース健人
シュース健人

シュース 健人
宅地建物取引士(大阪府 第118737号)
株式会社GEEZ/大阪府知事(2)第62068号
関西全域の不動産の購入・売却査定・相続不動産・空き家などの実務に携わっています。本記事は、実務経験に加え、国土交通省・法務省・国税庁などの公的資料を確認して執筆・監修しています。

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目次

建売ハウスメーカーの坪単価ランキング

建売ハウスメーカーの坪単価の目安

まず、建売を手がける会社から見ていきます。

ここに挙げるのは建物だけの目安で、土地の価格は含みません。

建売の坪単価は、おおむね32万円から60万円台に収まります。

会社(ブランド)坪単価の目安特徴
アイディホーム(リナージュ)32万円〜飯田グループ・価格重視
飯田産業(ハートフルタウン)35〜55万円飯田グループ・I.D.S工法
一建設(リーブルガーデン)40万円台〜飯田グループ・供給棟数が最多級
ケイアイスター不動産40〜60万円台年間8,000棟超
アイダ設計45万円前後標準仕様での確認例
タクトホーム(グラファーレ)48〜58万円飯田グループ・外観に高級感
東栄住宅(ブルーミングガーデン)グループ内で高め長期優良住宅を全棟で標準化
タマホーム非公表(実勢60〜80万円)商品の幅が広く公表なし

では、この帯の中で何が違うのかを見ていきましょう。

建売の坪単価が安い会社と高い会社の違い

ラクチン君

同じ飯田グループでも、ブランドによって帯が違います。

価格を優先するアイディホームと、仕様を厚くする東栄住宅では方針が異なります。

東栄住宅は長期優良住宅の認定を全棟で標準化しており、その分が価格に乗っています。

つまり坪単価の差は、品質の差というより何を標準に含めるかの差です。

安いから悪い、高いから良いという単純な関係ではありません。

6社の違いは飯田グループの建売ランキングの記事で整理しています。

タマホームの坪単価が公表されていない理由

タマホームは坪単価を公式に公表していません。

商品の幅が広く、選んだ商品と時期によって価格が大きく変わるためです。

以前は坪40万円台といわれていましたが、資材価格が上がった現在の実勢は60〜80万円が中心という情報が多くなっています。

住宅情報サイトが出している数字も、40万円台から100万円超まで散らばっています。

公表されていない数字を根拠に予算を組むのは危険です。

実際の評判はタマホームの口コミの記事で解説しています。

建売の坪単価には土地代が入っていない

ラクチン君

ここが、建売を検討するうえで最も重要な点です。

建売住宅は、土地と建物をセットで買う商品です。

ところが坪単価として語られるのは、建物部分だけの金額です。

大阪府内では、同じ建物でもエリアによって土地の価格が2倍以上違います。

建物の坪単価が5万円安くても、土地が500万円高ければ意味がありません。

建売を比べるときは、坪単価ではなく物件ごとの総額で見てください。

注文住宅の大手ハウスメーカーの坪単価ランキング

注文住宅の大手ハウスメーカーの坪単価

次に、注文住宅を手がける大手を見ます。

建売とは桁が変わるため、同じ表に並べても比較にはなりません。

大手は坪100万円を超えるところが多くあります。

ハウスメーカー坪単価の目安特徴
一条工務店80〜100万円着工棟数が業界最上位
住友林業90〜140万円木造住宅の大手
積水ハウス100〜130万円業界最大手
ダイワハウス100万円超が中心鉄骨・木造の両方を展開
ヘーベルハウス(旭化成ホームズ)100万円超が中心重量鉄骨・ALC
セキスイハイム100万円超が中心工場生産のユニット工法
三井ホーム100万円超が中心ツーバイフォー
ミサワホーム100万円超が中心木質パネル接着工法
トヨタホーム100万円超が中心鉄骨ユニット
パナソニックホームズ100万円超が中心住宅設備との一体提案

では、この数字をどう受け取ればよいのかを見ていきましょう。

注文住宅の坪単価は各社が公表していない

この一覧の数字は、住宅情報サイトなどが集計した目安です。

大手ハウスメーカーは、坪単価を公式に公表していません。

同じ会社でも、選ぶ商品・グレード・地域・時期によって金額が変わるためです。

カタログや比較サイトの坪単価は、あくまで参考値だと考えてください。

実際の金額は、間取りと仕様を決めて見積りを取るまで確定しません。

ハウスメーカーの坪単価の平均は57万円前後

平均にはどこまで含まれますか?

大手だけでなく中堅・地域の工務店まで含めた集計です。大手だけを見ると100万円前後、建売まで含めると30万円台まで幅が広がります。平均という数字は、その幅の中央を示しているだけで、特定の会社の目安にはなりません。

坪単価の中央値から計算すると、57万円前後という集計があります。

ただし、この平均値を予算の目安にすることはできません。

建売の32万円と大手の130万円が同じ表に入っているためです。

自分が建売と注文住宅のどちらを検討しているかで、見るべき帯が変わります。

建売と注文住宅の坪単価を並べてはいけない

ラクチン君

この2つは、そもそも別の商品です。

建売は、同じ仕様の家をまとめて建てることで単価を下げています。

資材を大量に一括発注し、工程も標準化されています。

注文住宅は、一棟ごとに設計し、仕様も個別に決めます。

設計料や打ち合わせの人件費も、価格に含まれます。

価格差の大半は、品質ではなく作り方の違いから生まれています。

ハウスメーカーの坪単価があてにならない3つの理由

ローコスト住宅の坪単価にしぼった話はローコスト住宅はやばい?坪単価の表示と実際にかかる総額の差にあります。2024年度フラット35利用者調査では、土地付注文住宅の建設費は坪あたり104.5万円でした。

坪単価があてにならない理由

ここが、この記事でいちばんお伝えしたい部分です。

坪単価は、法律や業界の統一ルールで定義された言葉ではありません。

何を分子に入れ、何で割るかは各社の判断に任されています。

坪単価が比較に使えない理由

  • 含まれる工事の範囲が会社ごとに違う
  • 割る面積が延床面積か施工床面積かで1〜2割変わる
  • 建売の場合、総額の大半を占める土地が入っていない
  • 同じ会社でも商品・グレード・地域・時期で変わる
  • 公表していない会社が多く、出回る数字の出所が曖昧

では、それぞれを詳しく見ていきましょう。

坪単価に含まれる工事の範囲が会社ごとに違う

坪単価の分子になるのは、多くの場合「本体価格」だけです。

坪単価に含まれないことが多いもの

  • 外構工事(駐車場・門扉・フェンス・植栽)
  • 地盤改良工事(必要かどうかは調査してから分かる)
  • 照明器具・カーテン・エアコン
  • 屋外給排水工事・ガス引き込み
  • 設計料・確認申請などの諸費用
  • 登記費用・火災保険・住宅ローンの事務手数料

これらを合計すると、本体価格の2〜3割になることがあります。

本体価格だけで予算を組むと、着工後に数百万円足りなくなります。

見積りを見るときは、何が「別途」と書かれているかを必ず確認してください。

延床面積と施工床面積で坪単価は1〜2割変わる

延床面積と施工床面積の違いは?

延床面積は、建築基準法上の床面積の合計です。施工床面積は、それに加えてバルコニー・玄関ポーチ・吹き抜け・小屋裏収納など、実際に施工した部分を含めた面積です。施工床面積のほうが数字が大きくなります。

同じ総額でも、割る面積が大きいほど坪単価は安く見えます。

たとえば本体2,400万円の家を、延床30坪で割れば80万円です。

同じ家を施工床36坪で割れば、坪単価は約67万円になります。

金額は1円も変わらないのに、坪単価は13万円下がります。

どちらで計算しているかを聞かないと、安く見える会社を選んでしまいます。

坪単価は建物の面積が小さいほど高くなる

同じ仕様でも、家が小さいほど坪単価は上がります。

キッチン・浴室・トイレなど、面積に比例しない設備があるためです。

20坪の家と40坪の家では、設備の費用はほぼ同じです。

その費用を20坪で割るか40坪で割るかで、坪単価は倍近く変わります。

坪単価が安い=お得、とは限らないのはこのためです。

小さい家を建てる方ほど、坪単価という指標は使いにくくなります。

大阪でハウスメーカーの家が実際に売れた価格

大阪の戸建て住宅の実際の成約価格

カタログの坪単価ではなく、実際に取引された金額を見ます。

国土交通省が公開している成約データから集計しました。

大阪府の築10年以内の木造戸建て12,407件の成約価格です。

項目実際の数字
成約価格の中央値4,100万円
土地の面積(中央値)28.7坪
延床面積(中央値)30.3坪
延床あたりの単価坪152万円

では、この数字とカタログの坪単価の差を見ていきましょう。

カタログの坪単価40万円と実際の152万円の差は土地代

ラクチン君

この差が、坪単価という指標の限界を示しています。

建売の建物の坪単価は、40万円前後が中心の帯です。

ところが実際の成約は、延床あたり坪152万円で取引されています。

この差の大半は、土地の価格です。

建売の総額を決めているのは、建物ではなく土地だということが分かります。

つまり、どのハウスメーカーを選ぶかより、どのエリアを選ぶかのほうが総額への影響は大きくなります。

参考:国土交通省|不動産情報ライブラリ

大阪では同じ建物でもエリアで総額が2倍変わる

土地の価格は、市区や駅からの距離で大きく変わります。

同じ延床30坪の建売でも、大阪市内と府南部では総額が2倍近く違うことがあります。

建物の坪単価が5万円安い会社を選んでも、土地で数百万円の差がつけば逆転します。

予算を組むなら、坪単価ではなくエリアごとの総額から考えるのが順序です。

エリア別の相場は大阪の不動産売却の記事で市区ごとに解説しています。

坪単価が安い家は将来売るときに不利になるのか

建売は資産価値が下がりやすいですか?

建物の価値は、構造や仕様よりも築年数で評価されるのが実務の実態です。木造の場合、築22年を超えると査定上の建物評価はほぼゼロになります。これは大手で建てても建売でも同じです。つまり将来の売却価格を決めるのは、建物より土地の価値になります。

坪単価が高い会社で建てても、築年数が経てば建物の評価は下がります。

売るときに残るのは、土地の価値です。

その意味でも、エリア選びのほうが長期的な影響は大きくなります。

建物にお金をかけた分が、そのまま売却価格に反映されるわけではありません。

築年数と価格の関係は築50年の戸建ての売却相場の記事で解説しています。

新築の建売は、仲介手数料が0円になります

ラクチン不動産は新築一戸建て・建売の仲介手数料0円で対応しています。3,000万円の物件なら、本来かかる105万6,000円(税込)が0円です。

値引きでもキャンペーンでもありません。売主が不動産会社である新築の建売は、売主から報酬を受け取れるため、買主からいただく必要がないという仕組みです。

  • 対象:売主が不動産会社の新築一戸建て・建売
  • 対象外:中古住宅、個人が売主の物件、売主から報酬が出ない物件
  • 他社のチラシやポータルサイトで見つけた物件でも、多くの場合ご案内できます
  • 0円の対象かどうかは、物件名と所在地だけで無料判定します
その物件で決めてしまう前に

気になっている物件があれば、契約前にセカンドオピニオンを。販売図面のURLか写真をLINEで送っていただければ、その物件の弱い部分と、価格が妥当かどうかをお伝えします。

  • 物件のURLか写真を送るだけ。入力フォームはありません
  • 売主側では言いにくい弱点も、買主の立場でお伝えします
  • 新築の建売は、仲介手数料0円で対応しています
  • しつこい営業のお電話はしません

ハウスメーカーを坪単価ではなく総額で比べる方法

ハウスメーカーを総額で比べる方法

坪単価が使えないなら、何で比べればよいのか。

答えは単純で、条件を揃えた総額です。

「坪単価いくらですか」ではなく「この条件で総額いくらですか」と聞くことです。

STEP
延床面積と間取りを固定する

各社に同じ条件を伝えます。30坪・4LDKなど、揃えないと比較になりません。

STEP
「別途」の項目を全部出してもらう

外構・地盤改良・照明・空調・カーテンが含まれるかを確認します。

積水ハウスの分譲地の位置づけはコモンステージとは?積水ハウスの分譲地の審査基準3つと関西で選べる件数に、公式の審査基準と当社集計での関西の件数をまとめています。

STEP
面積の取り方を確認する

延床面積と施工床面積のどちらで計算しているかを聞きます。

STEP
土地と諸費用を足して総額を出す

諸費用は物件価格の6〜9%が目安です。

STEP
毎月の返済額に置き換えて比べる

総額の差が、月々いくらの差になるかで判断します。

では、確認すべき項目を詳しく見ていきましょう。

見積りで必ず確認する3つの項目

ラクチン君

この3つが揃わないと、どの会社が安いか判断できません。

確認する項目具体的に聞くこと効いてくる金額
何が別途になっているか外構・地盤改良・照明・空調・カーテン本体価格の2〜3割になることがある
どの面積で割っているか延床面積か施工床面積か1〜2割の差が出る
土地と諸費用を含めた総額物件価格+6〜9%実際に必要な金額

この3点を揃えれば、坪単価という言葉を使わずに比較できます。

比較の単位は坪ではなく、支払う総額と毎月の返済額です。

建売なら値引きの余地も総額に効いてくる

建売は完成した商品なので、価格の交渉余地があります。

売り出しからの経過期間、決算期、在庫の状況で通る金額が変わります。

坪単価の1万円の差より、値引きの100万円のほうが総額への影響は大きくなります。

カタログの数字を比べるより、目の前の物件で交渉するほうが効く場面は多くあります。

交渉の進め方は建売の値引きの記事で解説しています。

建売と注文住宅で迷っている場合の考え方

坪単価を調べている方の多くは、この2つで迷っています。

判断の分かれ目は、間取りや仕様にこだわりたいかどうかです。

比べる点建売注文住宅
入居までの期間契約から1〜2か月打ち合わせを含め1年前後
価格の見通し総額が最初から確定打ち合わせで増えやすい
仕様の自由度決まっている自由に選べる
土地の探し方土地とセットで決まる土地を別に探す必要がある

建売は総額が最初から決まっているため、資金計画が崩れにくくなります。

注文住宅は打ち合わせを重ねるうちに、当初の予算から数百万円増えることが珍しくありません。

こだわりが強くないのであれば、建売のほうが総額を管理しやすい選択です。

住宅ローンの返済額に置き換えて判断する

総額の差は、毎月の返済額に直すと実感しやすくなります。

500万円の差は、金利1.0%・35年で毎月約14,000円の差です。

この金額を35年払い続けられるかどうかが、判断の基準になります。

借りられる額ではなく、無理なく返せる額から逆算してください。

借入額の考え方は年収別の借入可能額の記事にまとめています。

坪単価から総額を逆算する具体的な手順

坪単価しか分からない段階でも、総額の見当をつけることはできます。

総額を逆算する4ステップ

① 坪単価 × 延床面積 = 本体価格

② 本体価格 × 1.2〜1.3 = 建物の総額(外構・地盤改良・照明などの別途分)

③ 建物の総額 + 土地の価格 = 物件価格

④ 物件価格 × 1.06〜1.09 = 実際に必要な金額(諸費用込み)

坪単価60万円・延床30坪なら、本体は1,800万円です。

別途分を2割とすると、建物の総額は2,160万円になります。

ここに土地2,000万円を足すと物件価格は4,160万円、諸費用を含めると4,400万円から4,530万円が実際に必要な金額です。

坪単価から出した1,800万円との差は、2,600万円以上あります。

この差を最初に知っておけば、資金計画が途中で崩れることはありません。

2026年は資材価格と金利の両方が上がっている

坪単価の目安は、数年前の数字がそのまま残っていることがあります。

資材価格と人件費の上昇で、実際の坪単価は以前より上がっています。

タマホームが以前は坪40万円台といわれていたのに、現在の実勢が60〜80万円という情報が中心になっているのはこのためです。

さらに2026年は、日銀の利上げで住宅ローンの金利も上がっています。

同じ総額でも、毎月の返済額は数年前より重くなっています。

金利の影響は住宅ローン金利が上がるとどうなるかの記事で試算しています。

古い坪単価の記事を基準にすると、予算を見誤ります。

大阪でハウスメーカーの坪単価についてよくあるご相談

坪単価の一覧を見て予算を組んだものの、実際の見積りと合わなかったというご相談を多くいただきます。

以下は大阪の不動産事情をふまえた代表的なご相談のパターンです。特定の取引を指すものではありません。

坪単価から計算した予算と見積りが400万円違った

ご相談の内容

坪単価60万円と聞いていたので、30坪で1,800万円だと思っていました。ところが実際の見積りは2,200万円を超えていて、話が違うと感じています。これは普通のことなのでしょうか、というご相談です。

坪単価の分子は、多くの場合「本体価格」だけです。

外構・地盤改良・照明・空調・カーテンは別途になっているのが一般的です。

これらを足すと、本体価格の2〜3割になることがあります。

延床ではなく施工床で計算されていた場合、さらに差が広がります。

まず見積書で「別途」と書かれている項目をすべて洗い出します。

坪単価をどの面積で割っているかを、担当者に確認します。

同じ条件で他社にも見積りを出してもらい、総額で並べます。

土地と諸費用を足した最終的な支払額で判断します。

このケースのポイント

坪単価から予算を組むと、必ず不足します。最初から総額で聞いておけば、この行き違いは起きません。

坪単価の安い建売を選んだのに総額が高くなった

ご相談の内容

建物の坪単価が安いハウスメーカーの建売を大阪市内で探していました。同じくらいの広さで、府南部のほうが総額700万円安い物件がありました。どちらを選ぶべきか判断できません、というご相談です。

建売の総額は、建物より土地の価格で決まります。

大阪府内では、市区によって土地の坪単価が2倍以上違います。

建物の坪単価が5万円安くても、土地で700万円違えば逆転します。

一方で、エリアは通勤時間や学区、将来の売りやすさにも関わります。

まず両方の物件の総額と、毎月の返済額を並べます。

通勤時間や生活の利便性を、金額に置き換えて考えます。

将来売る可能性があるなら、そのエリアの成約実績も確認します。

建物の仕様は、標準に含まれる範囲で比べます。

このケースのポイント

建売はハウスメーカーで選ぶより、エリアで選ぶほうが総額への影響が大きい。坪単価の比較は、そのあとの話になります。

大手で建てれば高く売れると思っていた

ご相談の内容

将来の資産価値を考えて、坪単価の高い大手ハウスメーカーで建てようと思っています。そのほうが売るときに有利になりますか、というご相談です。

建物の査定は、構造や仕様よりも築年数で評価されるのが実務の実態です。

木造の場合、築22年を超えると建物の評価はほぼゼロになります。

建物にかけた費用が、そのまま売却価格に反映されるわけではありません。

売るときに残るのは、土地の価値です。

長く住む前提なら、住み心地や光熱費で選ぶのが合理的です。

売る可能性を重視するなら、エリアと土地の条件を優先します。

断熱性能が高い家は、光熱費という形で毎月効いてきます。

将来の売却価格を根拠に建物へ上乗せするのは、慎重に判断してください。

このケースのポイント

建物の価値は築年数で下がり、残るのは土地の価値です。資産性を重視するなら、ハウスメーカー選びよりエリア選びが効きます。

ラクチン不動産からのアドバイス

坪単価のご相談で最初にお伝えしているのは、その数字だけでは判断できないということです。

含まれる範囲も、割る面積も、会社ごとに違います。

建売であれば、総額の大半を占めるのは土地です。

同じ延床・同じ仕様・同じエリアで総額を出させれば、坪単価を使わずに比べられます。

ラクチン不動産は仲介を専門にしており、特定のハウスメーカーの販売代理をしていません。

そのためどの会社の建売についても、買主の立場で率直にお伝えできます。

なお、各社の坪単価は公表されていないものが多く、本記事の数字は目安です。実際の金額は必ず見積りでご確認ください。

ハウスメーカーの坪単価に関するよくある質問

ハウスメーカーの坪単価の平均はいくらですか?

中堅や工務店まで含めた集計では57万円前後という数字があります。ただし建売の32万円台から大手注文住宅の130万円まで含まれた平均のため、予算の目安には使えません。建売と注文住宅のどちらを検討しているかで、見るべき帯が変わります。

坪単価が安いハウスメーカーはどこですか?

建売ではアイディホームが32万円台からと低い帯にあります。飯田産業が35〜55万円、一建設が40万円台からと続きます。ただしこれは建物だけの金額で、土地は含まれません。建売の総額は土地の価格で決まるため、坪単価の安さだけで選ぶと総額では高くなることがあります。

坪単価に含まれないものは何ですか?

外構工事、地盤改良、照明器具、カーテン、エアコン、屋外給排水、設計料や確認申請の費用などが別途になっていることがほとんどです。合計すると本体価格の2〜3割になることがあります。見積りで「別途」と書かれている項目を必ず確認してください。

延床面積と施工床面積で坪単価はどれくらい変わりますか?

1〜2割変わります。本体2,400万円の家を延床30坪で割ると坪80万円、同じ家を施工床36坪で割ると約67万円です。金額は1円も変わらないのに坪単価は13万円下がります。どちらで計算しているかを聞かないと、安く見える会社を選んでしまいます。

建売と注文住宅の坪単価はなぜこんなに違うのですか?

作り方が違うためです。建売は同じ仕様の家をまとめて建て、資材を一括発注し、工程も標準化しています。注文住宅は一棟ごとに設計するため、設計料や打ち合わせの人件費も価格に含まれます。価格差の大半は、品質ではなく作り方の違いから生まれています。

大阪で建売を買うと総額いくらになりますか?

国土交通省の成約データでは、大阪府の築10年以内の木造戸建て12,407件の成約価格の中央値は4,100万円です。土地28.7坪・延床30.3坪が中央値で、延床あたりでは坪152万円になります。建物の坪単価40万円との差が、ほぼ土地代にあたります。

タマホームの坪単価はいくらですか?

公式には公表されていません。商品の幅が広く、選んだ商品と時期で価格が変わるためです。以前は坪40万円台といわれていましたが、資材価格が上がった現在の実勢は60〜80万円が中心という情報が多くなっています。住宅情報サイトの数字も40万円台から100万円超まで散らばっています。

坪単価が高いハウスメーカーで建てれば高く売れますか?

建物の査定は構造や仕様より築年数で評価されるのが実務の実態です。木造では築22年を超えると建物の評価はほぼゼロになり、これは大手でも建売でも同じです。売るときに残るのは土地の価値のため、資産性を重視するならエリア選びのほうが効きます。

坪単価を使わずにハウスメーカーを比べる方法はありますか?

あります。延床面積と間取りを固定して各社に伝え、「別途」の項目をすべて出してもらい、土地と諸費用を足した総額で並べる方法です。諸費用は物件価格の6〜9%が目安です。最後に毎月の返済額に置き換えれば、実感を持って比較できます。

家が小さいと坪単価は高くなりますか?

高くなります。キッチン・浴室・トイレなど、面積に比例しない設備があるためです。20坪の家と40坪の家では設備の費用がほぼ同じで、その費用を何坪で割るかによって坪単価は倍近く変わります。小さい家を建てる方ほど、坪単価という指標は使いにくくなります。

坪単価のランキングはどこまで信用できますか?

大手ハウスメーカーの多くは坪単価を公表していないため、出回っているランキングは第三者が集計した目安です。同じ会社でも商品・グレード・地域・時期で変わります。順位や数字をそのまま予算に使わず、実際の見積りで確認してください。

ハウスメーカーは坪単価ではなく総額で比べる

坪単価は、会社ごとに定義が違う指標です。

含まれる範囲も、割る面積も統一されていません。

そして建売の場合、総額を決めているのは建物ではなく土地です。

この記事のまとめ

  • 建売の坪単価は32万円〜60万円台(建物のみ・土地は別)
  • 注文住宅の大手は坪100万円を超えるところが多い
  • 大手の多くは坪単価を公表しておらず、出回る数字は第三者の集計
  • 外構・地盤改良・照明・空調は別途で、本体価格の2〜3割になることがある
  • 延床か施工床かで坪単価は1〜2割変わる
  • 大阪の築10年以内の戸建ての成約は中央値4,100万円・坪152万円(土地込み)
  • カタログの坪単価と実際の差は、ほぼ土地代
  • 比べるなら、条件を揃えた総額と毎月の返済額で判断する
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3,500万円122万1,000円0円
4,000万円138万6,000円0円
4,500万円155万1,000円0円
仲介手数料の上限は「売買価格×3%+6万円」に消費税を加えた額です

なぜ0円にできるのか

仲介会社は、売主と買主の両方から報酬を受け取ることができます。新築の建売は売主が不動産会社なので、売主から報酬が支払われます。そのぶん、買主からいただかなくても取引が成り立ちます。

ただし、すべての物件が0円になるわけではありません。売主が個人の中古住宅や、売主から報酬が出ない物件は対象外です。売主が不動産会社でも、報酬が半分しか出ない物件があります。

だからこそ、物件名と所在地をお知らせいただければ、0円になるかどうかをその場で無料判定します。判定に必要なのは物件が特定できる情報だけで、お客様の個人情報は要りません。

  • 他社のチラシ、ポータルサイト、売主の公式サイトで見つけた物件でも構いません
  • すでに内覧した物件でも、申込手続きに入っていなければご案内できます
  • 0円にするために、住宅ローンや火災保険の指定はしません
  • しつこい営業のお電話はしません
家を買いたい人をサポートします!

ラクチン不動産では、住宅ローンの相談(審査や無理のない計画)や物件探し・検討中の物件に関するセカンドオピニオンをLINEで対応しています。買主の味方に立って一緒にマイホーム実現をサポートします。
新築の建売は、仲介手数料0円で対応しています。

お電話の受付は10:00〜19:00(水曜・日曜は定休)。時間外のご相談はLINEかメールをご利用ください。翌営業日にお返事します。

この記事の情報は 2026年8月 時点のものです。制度・基準は改正されることがあるため、実際のお手続きの際は各機関の最新情報をご確認ください。

ラクチン不動産は新築戸建ての仲介手数料が0円です

新築一戸建て・建売を買うとき、仲介手数料は0円になります。物件価格が上がるほど、差は大きくなります。

物件価格通常の仲介手数料(税込)ラクチン不動産
2,500万円89万1,000円0円
3,000万円105万6,000円0円
3,500万円122万1,000円0円
4,000万円138万6,000円0円
4,500万円155万1,000円0円
仲介手数料の上限は「売買価格×3%+6万円」に消費税を加えた額です

なぜ0円にできるのか

仲介会社は、売主と買主の両方から報酬を受け取ることができます。新築の建売は売主が不動産会社なので、売主から報酬が支払われます。そのぶん、買主からいただかなくても取引が成り立ちます。

ただし、すべての物件が0円になるわけではありません。売主が個人の中古住宅や、売主から報酬が出ない物件は対象外です。売主が不動産会社でも、報酬が半分しか出ない物件があります。

だからこそ、物件名と所在地をお知らせいただければ、0円になるかどうかをその場で無料判定します。判定に必要なのは物件が特定できる情報だけで、お客様の個人情報は要りません。

  • 他社のチラシ、ポータルサイト、売主の公式サイトで見つけた物件でも構いません
  • すでに内覧した物件でも、申込手続きに入っていなければご案内できます
  • 0円にするために、住宅ローンや火災保険の指定はしません
  • しつこい営業のお電話はしません
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物件価格通常の仲介手数料(税込)ラクチン不動産
2,500万円89万1,000円0円
3,000万円105万6,000円0円
3,500万円122万1,000円0円
4,000万円138万6,000円0円
4,500万円155万1,000円0円
仲介手数料の上限は「売買価格×3%+6万円」に消費税を加えた額です

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この記事の監修者

株式会社GEEZ 宅地建物取引士(大阪府 第118737号)として、大阪・兵庫・京都を中心に、不動産売買の実務に携わっています。
不動産売却・相続不動産・空き家・買取と仲介の比較**を主な専門分野とし、物件の査定から売却方法の提案、契約まで対応しています。
ラクチン不動産の記事についても、実際の不動産取引経験と宅地建物取引士としての知識をもとに執筆・監修しています。

**所属:株式会社GEEZ**
宅地建物取引業免許:大阪府知事(2)第62068号

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