
再建築不可の物件を勧められたけど、本当に買っていいの?



安いのは分かるけど、あとで困らない?
同じエリアの相場より数百万円安い。条件は魅力的なのに、「再建築不可」という言葉だけで手が止まります。
結論からいうと、再建築不可物件は出口(売るとき・建て替えるとき)を先に決められる人だけが買える物件です。
価格は相場の5〜7割程度になることがあり、固定資産税評価額も低く抑えられます。
一方で建て替えができず、住宅ローンも通りにくいため、買える人と売れる相手が限られます。
ただし、進め方を間違えると
最も重いのは、火災や地震で建物が失われても、同じ場所に建て直せないことです。
解体してしまうと更地になり、建物を建てられない土地だけが残ります。
2025年4月以降は建築確認の対象範囲が見直され、大規模なリフォームのハードルも上がりました。
逆にいえば、再建築を可能にする方法がその土地にあるかどうかを先に調べれば、判断できます。
この記事では、再建築不可物件を購入するときの判断基準と、再建築を可能にする方法、購入後にできることを解説します。
- 再建築不可物件とは何か(接道義務の中身)
- 購入するメリットと、価格が安くなる理由
- 住宅ローンが通りにくい理由
- 2025年4月からのリフォームの制限
- 再建築を可能にする4つの方法
- 買ってよい人と、やめたほうがよい人


シュース 健人
宅地建物取引士(大阪府 第118737号)
株式会社GEEZ/大阪府知事(2)第62068号
関西全域の不動産の購入・売却査定・相続不動産・空き家などの実務に携わっています。本記事は、実務経験に加え、国土交通省・法務省・国税庁などの公的資料を確認して執筆・監修しています。
再建築不可物件とは|接道義務を満たしていない土地のこと


まず定義を押さえます。
再建築不可物件とは、建築基準法の接道義務を満たしていないため、建物を新しく建てられない土地のことです。
いま建っている建物に住むことはできますが、建て替えはできません。
どういう土地が該当するのかを見ていきます。
再建築不可を決める接道義務とは「幅4m以上の道路に2m以上」
建築基準法では、建物を建てる土地は原則として幅員4m以上の道路に2m以上接していなければならないと定められています。
これは火災のときに消防車が入れるか、避難ができるかという安全のための規定です。
この条件を満たさない土地には、原則として建物を建てられません。
接道義務は、災害のときに避難と消火ができるようにするための決まりです。
建築基準法が定められる前からある家には、満たしていないものがあります。
いま建っている家が違法だという意味ではありません。
再建築不可になる4つのパターン
実際に再建築不可となるのは、次のような土地です。
| パターン | 中身 |
|---|---|
| 道路にまったく接していない | 袋地・旗竿地の奥。他人の土地を通らないと出入りできない |
| 接している幅が2m未満 | 通路はあるが幅が足りない |
| 前面道路の幅員が4m未満 | 建築基準法上の道路として認められていない通路 |
| 前面が建築基準法上の道路でない | 見た目は道路でも、法律上は道路ではない(通路・水路など) |
大阪の市街地では、戦前から続く路地に面した住宅でこの状態が多く見られます。
大阪特有の文化住宅も、この状態にあることが少なくありません。
どのパターンに当たるかで、解消できるかどうかが変わります。
同じ再建築不可でも、道が開ける物件とそうでない物件があります。
再建築不可でも「いま建っている」ことと「建てられる」ことは別



ここを誤解している方が多い点です。
接道義務は1950年の建築基準法で定められ、1970年代に現在の形になりました。
それ以前に建てられた建物は、当時は適法だったため、いまも存在しています。
存在していることは、建て替えられることを意味しません。
契約前の重要事項説明で必ず告知される項目なので、聞き逃さないでください。
再建築不可物件を購入するメリット


安いことには理由がありますが、条件が合えば合理的な選択になります。
価格は相場の5〜7割程度になることがあります。
3つに分けて見ていきます。
再建築不可物件の価格は相場より安い
建て替えができないという制約があるため、同じ広さ・同じ立地の物件より価格が下がります。
下げ幅は物件の状態と立地によりますが、相場の5〜7割程度になることがあります。
同じ予算で、より駅に近い立地を狙えるというのが最大の利点です。
近隣の成約価格は、国土交通省の取引価格情報で調べられます。
安く買えることは、それ自体が利点になります。
同じ立地の再建築可の物件と比べて、半額以下になることもあります。
ただし、その差には理由があります。
再建築不可なら固定資産税・都市計画税も低くなる
固定資産税は固定資産税評価額をもとに計算されます。
再建築不可の土地は評価額も低く抑えられるため、毎年の税負担が軽くなります。
保有期間が長くなるほど、この差は効いてきます。
再建築不可物件を賃貸に出すと利回りは高くなりやすい
取得価格が低い一方、家賃はその立地の相場で決まります。
そのため表面利回りは高く出やすくなります。



ただし建物が古いことが多く、修繕費が読みにくい点は織り込んでください。
再建築不可物件で住宅ローンが通りにくい理由


ここが購入の最大の障害です。
金融機関は、担保としての価値が低い土地に融資を出しません。
理由と対応策を見ていきます。
再建築不可は担保評価が出ないため、多くの金融機関が扱わない
住宅ローンでは、万一返済が滞ったときに物件を売って回収します。
再建築不可の土地は買い手が限られるため、その回収が難しくなります。
結果として、一般的な住宅ローンでは審査が通らないことがほとんどです。
再建築不可の購入は現金かノンバンクの融資が中心になる
実際の取引では、現金購入か、金利の高いノンバンク系の融資を使うケースが多くなります。
ノンバンクの金利は住宅ローンより明確に高く設定されています。
金利差が、価格の安さを打ち消してしまわないかを必ず試算してください。
再建築不可でもリフォームローンが使えることもある
物件購入とは別に、リフォーム費用について融資を受けられる場合があります。
ただし無担保のため借入額の上限が低く、金利も住宅ローンより高めです。
借入の考え方は年収から見た借入可能額の記事で解説しています。
再建築不可では住宅ローン控除の要件を満たせないことがある
住宅ローン減税は「償還期間10年以上の借入」があることが要件です。
現金購入では対象になりません。ノンバンクの融資でも、要件を満たさない商品があります。
控除の仕組みは住宅ローン減税の記事にまとめています。
2025年4月から、再建築不可物件のリフォームは難しくなった


ここが最新の、そして最も重要な変化です。
2025年4月以降、建築確認の対象範囲が見直されました。
再建築不可物件では建築確認が下りないため、この改正はリフォームの範囲に直接影響します。
何が変わったのかを整理します。
建築確認が必要な工事は、再建築不可物件ではできない
再建築不可物件は、建築確認申請が通りません。接道義務を満たしていないためです。
したがって、建築確認が必要な工事は行えません。
増築はもちろん、建物の主要な構造部分に手を入れる工事も対象になります。
いわゆる「4号特例」の縮小で、対象が広がった



ここは専門家でも把握していないことがあります。
従来、木造2階建ての戸建住宅などは建築確認の一部が簡略化されており、大規模な修繕でも確認申請が不要な範囲がありました。
2025年4月以降、この扱いが見直され、木造2階建てなども建築確認の対象に含まれるようになりました。
つまり、以前なら確認申請なしでできたリフォームが、できなくなるケースが出てきます。
具体的にどこまでできるかは、物件所在地の特定行政庁または建築士に必ず確認してください。
再建築不可でも内装のリフォームは引き続き可能
壁紙、床材、キッチンや浴室などの設備交換、間仕切りの変更といった内装工事は、引き続き行えます。
構造に手を入れない範囲であれば、住み心地は大きく改善できます。
「リフォームできない」のではなく「構造に関わる工事ができない」という整理になります。
再建築不可はどこまで直せるかを購入前に建築士へ確認する
再建築不可物件を検討する場合、契約前に建築士へ相談してください。
その建物で、どの工事が確認申請なしでできるのかを判断してもらいます。
この確認をせずに買うと、想定していたリフォームができないという事態が起こります。
再建築を可能にする4つの方法


再建築不可は、条件によっては解消できます。
購入前に、その土地でどれが使えるかを調べておくのが最善です。
4つ挙げます。
① セットバックで前面道路の幅員を確保する
前面道路の幅員が4m未満でも、建築基準法42条2項の道路(いわゆる2項道路)に該当する場合があります。
この場合、道路の中心線から2m下がった線まで敷地を後退(セットバック)させれば建て替えができます。
後退した部分は敷地面積に算入できないため、建てられる建物は小さくなります。
前面道路が2項道路かどうかは、役所の建築指導課で確認できます。
再建築不可を解消できれば、価格は大きく変わります。
費用と時間はかかりますが、検討する価値はあります。
② 隣地を買う、または一部を借りて間口を広げる
接道が2m未満の場合、隣地の一部を購入して間口を広げれば接道義務を満たせます。
購入が難しければ、通行や建築のための権利を設定するという方法もあります。
いずれも隣地所有者の同意が前提になるため、交渉の余地があるかどうかが分かれ目です。
③ 但し書き道路(43条2項2号)の許可を得る
接道義務を満たさなくても、周囲に広い空地があるなど一定の条件を満たせば、特定行政庁の許可を受けて建築できる制度があります。
建築審査会の同意が必要な場合と、認定で足りる場合があります。
過去に同じ路地で許可が出ている実績があれば、可能性は高まります。
この確認は、購入前に役所で行えます。
④ 位置指定道路の申請を行い、私道を道路にする
私道を建築基準法上の道路として認めてもらう手続きです。
幅員や形状の基準を満たす必要があり、私道の所有者全員の承諾が必要になります。
現実的なハードルは高いものの、路地全体で取り組めば可能性はあります。
ラクチン不動産は新築一戸建て・建売の仲介手数料0円で対応しています。3,000万円の物件なら、本来かかる105万6,000円(税込)が0円です。
値引きでもキャンペーンでもありません。売主が不動産会社である新築の建売は、売主から報酬を受け取れるため、買主からいただく必要がないという仕組みです。
- 対象:売主が不動産会社の新築一戸建て・建売
- 対象外:中古住宅、個人が売主の物件、売主から報酬が出ない物件
- 他社のチラシやポータルサイトで見つけた物件でも、多くの場合ご案内できます
- 0円の対象かどうかは、物件名と所在地だけで無料判定します
気になっている物件があれば、契約前にセカンドオピニオンを。販売図面のURLか写真をLINEで送っていただければ、その物件の弱い部分と、価格が妥当かどうかをお伝えします。
- 物件のURLか写真を送るだけ。入力フォームはありません
- 売主側では言いにくい弱点も、買主の立場でお伝えします
- 新築の建売は、仲介手数料0円で対応しています
- しつこい営業のお電話はしません
すでに再建築不可物件を購入しました|これからどうするか


すでに買ってしまった、あるいは相続で引き継いだという方向けの章です。
再建築不可だからといって、打つ手がなくなるわけではありません。
取れる選択肢を順に見ていきます。
まず、本当に再建築不可なのかを役所で確認する
「再建築不可と言われた」という段階で止まっている方が少なくありません。
前面の通路が2項道路に該当すれば、セットバックで建て替えができます。
この確認は無料で、役所の建築指導課の窓口でできます。
同じ路地で過去に但し書きの許可が出ているかも、あわせて聞いてください。
住み続けるなら、内装リフォームで住み心地を上げる
建て替えができなくても、内装は変えられます。
壁紙、床材、キッチンや浴室の入れ替え、間仕切りの変更は、建築確認が不要な範囲で行えます。
断熱についても、内窓の設置なら1か所あたり数万円からで効果が出ます。
構造に関わる工事の可否は、建築士に判断してもらってください。
すでに購入した方も、取れる手はいくつもあります。
まず現状を正しく把握することから始めてください。
売るなら、隣地の所有者がいちばん有力な買い手



ここが再建築不可物件の出口です。
隣地の所有者にとっては、その土地を買って自分の敷地と一体にすれば、接道の条件が変わることがあります。
つまり隣地所有者にとっては、他の誰よりも価値の高い土地になり得ます。
一般に売り出す前に、隣地の所有者へ打診するのが定石です。
売却の進め方は再建築不可物件の売却の記事で詳しく解説しています。
貸すなら、現状のまま借りてくれる相手を探す
再建築ができなくても、住むことはできます。
リフォームして貸す、現状のまま安く貸す、という選択肢があります。
取得価格が低い分、利回りは高く出やすくなります。
持ち続けるなら、火災保険の見直しを



ここは見落とされやすい点です。
火災や地震で建物が失われても、同じ場所に建て直すことができません。
火災保険の建物の補償額を、建て替え前提で設定していないか確認してください。
再建築できない以上、保険金で建て直すという前提が成り立ちません。
再建築不可物件を買ってよい人と、やめたほうがよい人


ここまでを踏まえて、判断の基準を整理します。
出口を決められるかどうかが、唯一の分かれ目です。
2つに分けて見ていきます。
再建築不可物件を買ってよいのは、出口が見えている人
こういう方には選択肢になる
- 現金で購入でき、住宅ローンに頼らない
- 再建築を可能にする方法(セットバック・隣地取得・但し書き)が現実的に使える
- 将来売らずに住み続ける、または相続で承継する予定
- 賃貸として運用し、利回りで回収する計画がある
- 建築士に確認したうえで、必要なリフォームができると分かっている
とくに1つ目と2つ目のどちらかが成り立たない場合、慎重になってください。
再建築不可物件をやめたほうがよいのは、住宅ローン前提の人
こういう場合は見送りを検討
- 住宅ローンを組んで買うつもり(審査が通らないことがほとんど)
- 数年後の売却や住み替えを想定している(買い手が限られる)
- 建て替えや増築を考えている
- 建物の状態を確認していない(解体すると再建築できない)
- 再建築を可能にする方法が、その土地では使えないと分かっている
解体してしまうと、建物を建てられない更地だけが残ります。この一点は必ず頭に入れてください。
再建築不可物件で後悔する人の共通点
「再建築不可物件 後悔」という検索が一定数あります。
後悔している方の多くは、価格の安さだけを見て、出口を決めずに買っています。
「再建築不可 どうする」と検索して情報を探している段階なら、まだ間に合います。役所での確認と建築士への相談を先に済ませてください。
買うときの価格ではなく、売るときと直すときを先に考える——これが判断の順番です。
売却側の事情は再建築不可物件の売却の記事にまとめています。買う前に読んでおくと、出口の姿が分かります。
再建築不可物件を購入する前に確認すること


契約前に済ませておくべき確認をまとめます。
どれも購入前に、役所と建築士で調べられます。
順に見ていきます。
再建築不可かどうかは役所の建築指導課で道路種別を確認する
前面の通路が建築基準法上の道路かどうか、2項道路に該当するかを確認します。
道路種別が分かれば、セットバックで解消できるかどうかが判断できます。
同じ路地で過去に但し書きの許可が出ているかも、あわせて聞けます。
建築士に、再建築不可の物件をどこまで直せるか確認する
2025年4月以降、建築確認の対象範囲が見直されています。
その建物で、確認申請なしにできる工事の範囲を判断してもらってください。
想定しているリフォームができるかどうかが、購入判断そのものを左右します。
住宅診断で、再建築不可の建物の残り寿命を把握する
建て替えができない以上、いま建っている建物を長く使うことになります。
基礎、柱、屋根、給排水の状態を住宅診断で確認してください。
修繕費を含めた総額で、他の物件と比較するのが正しい比べ方です。
袋地なら隣地所有者との通行の権利を確認する
袋地の場合、他人の土地を通って出入りすることになります。
通行の権利がどう設定されているか、書面で確認してください。
将来、隣地の所有者が変わったときにトラブルにならないかも見ておく必要があります。
再建築不可物件こそ、仲介会社の調査力で結果が変わります


ここまで「役所で調べられる」「建築士に聞ける」と書いてきました。
しかしその調査を、買主が自分で行うことはまずありません。
道路種別の照会も、但し書きの実績確認も、隣地所有者への打診も、仲介会社の担当者が動きます。
ここで結果が変わります。
売主から預かっている会社は、再建築不可を深く調べる動機が小さい



立場の違いを知っておいてください。
再建築不可物件は、売主にとって売りにくい物件です。
預かっている会社の成果は、その物件が売れることです。
再建築を可能にする方法があるかどうかを、時間をかけて調べる動機がありません。
悪意があるという話ではなく、立場としてそうなるということです。
買主の側に立つと、再建築不可の判断材料がそろう



再建築不可は、調べたかどうかで結論が正反対になる物件です。
同じ物件でも、間に入る仲介会社の担当者がどちらを向いているかで着地点は変わります。
買主の味方として動くと、こうなります
- 役所で道路種別を照会し、セットバックで解消できるかを確認する
- 同じ路地での但し書き許可の実績を調べる
- 建築士に、確認申請なしでできる工事の範囲を判断してもらう
- 住宅診断を手配し、建物の残り寿命と修繕費を把握する
- 隣地取得や通行権の可能性について、所有者に打診する
交渉が通るかどうかは運ではなく、売主に「この人に売りたい」と思わせる材料をどれだけ用意できるかで決まります。
ラクチン不動産は、他社で断られた物件でもご相談を受けます
ラクチン不動産は、買主の側に立って売主と条件を詰めます。
ラクチン不動産は購入・売却の仲介を専門にしています。
他社で断られた物件でも、まずは状態をうかがったうえで進め方を整理します。
再建築不可かどうかの調査と、解消できるかの確認は、当社が代わりに行います。
大阪・兵庫・京都を中心にお手伝いしていますので、路地の多い市街地の事情も含めてご案内できます。
気になっている物件が他社のご紹介であっても、確認だけのご相談で構いません。
再建築不可物件の購入に関するよくある質問


- 再建築不可物件とは何ですか?
-
建築基準法の接道義務を満たしていないため、建物を新しく建てられない土地のことです。原則として幅員4m以上の道路に2m以上接している必要があり、これを満たさない土地が該当します。いま建っている建物に住むことはできますが、建て替えはできません。
- 再建築不可物件は住宅ローンで買えますか?
-
ほとんどの場合、一般的な住宅ローンでは審査が通りません。金融機関は万一のときに物件を売って回収しますが、再建築不可の土地は買い手が限られるため、担保としての評価が出ないためです。実際の取引では現金購入か、金利の高いノンバンク系の融資が中心になります。
- 再建築不可物件はリフォームできますか?
-
内装のリフォーム(壁紙、床材、設備交換、間仕切りの変更など)は行えます。一方、建築確認が必要な工事はできません。2025年4月以降は建築確認の対象範囲が見直され、木造2階建てなども対象に含まれるようになったため、以前なら確認申請なしでできた工事ができなくなるケースが出ています。物件所在地の特定行政庁または建築士に必ず確認してください。
- 再建築不可を解消する方法はありますか?
-
4つあります。①前面道路が2項道路ならセットバックする、②隣地の一部を購入または借りて間口を広げる、③但し書き道路(43条2項2号)の許可を得る、④位置指定道路の申請を行う、です。どれが使えるかは土地によって違うため、購入前に役所の建築指導課で確認してください。
- 再建築不可物件はどのくらい安いですか?
-
物件の状態と立地によりますが、相場の5〜7割程度になることがあります。固定資産税評価額も低く抑えられるため、毎年の税負担も軽くなります。ただし住宅ローンが使えない場合、ノンバンクの高い金利が価格の安さを打ち消してしまわないか試算が必要です。
- すでに再建築不可物件を購入しました。どうすればよいですか?
-
まず役所の建築指導課で、本当に再建築不可なのかを確認してください。前面の通路が2項道路に該当すればセットバックで建て替えができますし、同じ路地で但し書きの許可が出ている実績があれば可能性が残ります。この確認は無料でできます。そのうえで、住み続けるなら内装リフォーム、売るなら隣地の所有者への打診、貸すなら現状のままの賃貸という選択肢があります。
- 再建築不可物件の火災保険で注意することはありますか?
-
火災や地震で建物が失われても、同じ場所に建て直すことができません。そのため、建て替えを前提とした補償額の設定が実態に合わない可能性があります。契約している火災保険の建物の補償内容を、一度確認しておいてください。
- 再建築不可物件を買って後悔する人の共通点は何ですか?
-
価格の安さだけを見て、出口を決めずに買っている点です。建て替えができない以上、いま建っている建物を長く使うか、売るときに買い手が限られることを受け入れるかのどちらかになります。とくに解体してしまうと建物を建てられない更地だけが残るため、この一点は必ず理解してから判断してください。
まとめ|再建築不可物件は出口を決めてから買う


再建築不可物件は、避けるべき物件ではありません。
出口(売るとき・直すとき)を先に決められる人にとっては、合理的な選択肢です。
この記事のまとめ
- 再建築不可とは、接道義務(幅員4m以上の道路に2m以上接する)を満たさない土地
- 価格は相場の5〜7割程度になることがあり、固定資産税も低い
- 一般的な住宅ローンは通らないことがほとんど。現金かノンバンクが中心
- 2025年4月以降、建築確認の対象範囲が見直され、リフォームの制限が広がった
- 内装のリフォームは引き続き可能。構造に関わる工事ができない
- 解消方法はセットバック・隣地取得・但し書き許可・位置指定道路の4つ
- 解体すると、建物を建てられない更地だけが残る
- 購入前に、道路種別・リフォーム可能範囲・建物の状態を調べる
- 調べたかどうかで結論が正反対になる。仲介の調査力が直結する
この記事の位置づけ
建築確認の要否や再建築の可否は、物件ごと・自治体ごとに判断が異なります。
最終的な確認は、物件所在地の特定行政庁(建築指導課)または建築士にお願いします。
新築一戸建て・建売を買うとき、仲介手数料は0円になります。物件価格が上がるほど、差は大きくなります。
| 物件価格 | 通常の仲介手数料(税込) | ラクチン不動産 |
|---|---|---|
| 2,500万円 | 89万1,000円 | 0円 |
| 3,000万円 | 105万6,000円 | 0円 |
| 3,500万円 | 122万1,000円 | 0円 |
| 4,000万円 | 138万6,000円 | 0円 |
| 4,500万円 | 155万1,000円 | 0円 |
なぜ0円にできるのか
仲介会社は、売主と買主の両方から報酬を受け取ることができます。新築の建売は売主が不動産会社なので、売主から報酬が支払われます。そのぶん、買主からいただかなくても取引が成り立ちます。
ただし、すべての物件が0円になるわけではありません。売主が個人の中古住宅や、売主から報酬が出ない物件は対象外です。売主が不動産会社でも、報酬が半分しか出ない物件があります。
だからこそ、物件名と所在地をお知らせいただければ、0円になるかどうかをその場で無料判定します。判定に必要なのは物件が特定できる情報だけで、お客様の個人情報は要りません。
- 他社のチラシ、ポータルサイト、売主の公式サイトで見つけた物件でも構いません
- すでに内覧した物件でも、申込手続きに入っていなければご案内できます
- 0円にするために、住宅ローンや火災保険の指定はしません
- しつこい営業のお電話はしません


ラクチン不動産では、住宅ローンの相談(審査や無理のない計画)や物件探し・検討中の物件に関するセカンドオピニオンをLINEで対応しています。買主の味方に立って一緒にマイホーム実現をサポートします。
新築の建売は、仲介手数料0円で対応しています。
お電話の受付は10:00〜19:00(水曜・日曜は定休)。時間外のご相談はLINEかメールをご利用ください。翌営業日にお返事します。
この記事の情報は 2026年8月 時点のものです。制度・基準は改正されることがあるため、実際のお手続きの際は各機関の最新情報をご確認ください。














コメント