
建売という字は「たてうり」と読むのでしょうか。
そのとおりです。建売の読み方は「たてうり」です。
ただ、同じ家の呼び方が出どころによって3つに分かれます。国の統計、広告のルール、法律で別の言葉が使われています。
知らないと見落としが出ます。広告規約では、1棟だけで売られている新築は「新築分譲住宅」ではなく「新築住宅」です。
この記事では読み方と表記のゆれ、3つの呼び方の違いを条文で確かめます。
この記事で分かること
建売の読み方は「たてうり」
国の建築着工統計は「建て売り又は分譲の目的で建築するもの」と書く
広告規約では複数区画なら新築分譲住宅、1棟なら新築住宅
品確法の新築住宅は完成から1年以内かつ未入居
新築住宅の売主は引渡しから10年の瑕疵の責任を負う
建売住宅の読み方は「たてうり」


まず読み方です。建売は「たてうり」、建売住宅は「たてうりじゅうたく」と読みます。
建売と建て売りはどちらも同じ
表記のゆれがあります。不動産の広告では送り仮名を入れない「建売」が主流ですが、国の統計では送り仮名を入れた「建て売り」が使われています。
| 表記 | 使われる場面 |
|---|---|
| 建売 | 不動産の広告・販売図面 |
| 建売住宅 | 不動産業界の一般的な呼び方 |
| 建て売り | 建築着工統計の用語の説明 |
| たてうり | 読み方 |
どれも同じものを指します。検索するときは「建売」で十分です。
建売の意味は建ててから売ること
言葉のとおりです。先に建ててから買主を探すのが建売で、買主が決まってから建てるのが注文住宅です。
| 区分 | 建てる順番 | 間取りの自由度 |
|---|---|---|
| 建売住宅 | 建ててから売る | 基本的に変更できない |
| 注文住宅 | 売買または請負の契約後に建てる | 自由に決められる |
| 建築条件付土地 | 土地の契約後に建てる | 一定の範囲で決められる |
建売は完成済みか完成間近のものが多いので、実物を見て買えるのが最大の違いです。注文住宅との金額差は建売にすればよかったと言われる5つの理由|注文住宅との差1366万円にまとめています。
ペラペラと言われる理由の実測は建売はペラペラでみじめ?壁の厚さと耐震等級の割合を実測で確かめるにまとめています。
建売住宅は国の統計では「建て売り」と書く


ここが他ではあまり書かれていない点です。国の定義の中に「建て売り」という表記が入っています。
建築着工統計の分譲住宅の定義
国土交通省の建築着工統計調査の用語の説明では、住宅を利用関係で4つに分けています。分譲住宅の定義は「建て売り又は分譲の目的で建築するもの」です。
| 利用関係 | 定義 |
|---|---|
| 持家 | 建築主が自分で居住する目的のもの |
| 貸家 | 賃貸する目的のもの |
| 給与住宅 | 会社等が社員等を居住させる目的のもの |
| 分譲住宅 | 建て売り又は分譲の目的で建築するもの |
つまり国は「建て売り」と「分譲」を同じ目的として並べています。統計の根拠は建築基準法第15条第1項の届出で、延べ床面積10㎡を超える建築物が対象です。
件数の推移は建築着工統計調査のページで公表されています。
建て方や構造の区分も同じ統計で定義されています。建築工法は在来工法・プレハブ工法・枠組壁工法(ツーバイフォー)の3つ、構造は木造・鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄骨造・コンクリートブロック造などに分かれます。関西の建売はほとんどが木造の在来工法か枠組壁工法です。
統計の建て方は一戸建と長屋建と共同住宅
同じ統計では建て方も3つに分かれています。
一戸建=1棟に1戸の住宅
長屋建=2戸以上を1棟に建て連ね、壁を共通にして別々に外部出入口があるもの
共同住宅=廊下や階段を共用するもの
専用住宅=居住のみを目的とするもの
併用住宅=居住部分が床面積の20%以上あるもの
2つ目が関西では出てきます。テラスハウスや連棟式は統計上は長屋建で、住宅ローンの対象外とする銀行もあります。物件の種別は販売図面で確かめてください。
関西の建売の在庫は関西の新築一戸建て検索|仲介手数料0円で見られます。
建売住宅は広告規約と品確法では別の名前になる
呼び方がもう2つあります。広告のルールと法律で言葉が変わります。
広告規約では新築分譲住宅と新築住宅に分かれる
不動産の表示に関する公正競争規約第4条では、次のように定義されています。
| 用語 | 定義 |
|---|---|
| 新築分譲住宅 | 一団の土地を複数の区画に区分けしてその区画ごとに建築された新築の一棟の住宅 |
| 新築住宅 | 建物の構造及び設備ともに独立した新築の一棟の住宅(区画数の条件なし) |
| 分譲宅地 | 区画ごとに売買する住宅用地(土地だけ) |
| 中古住宅 | 建築後1年以上または居住歴があるもの |
大事なのは1行目と2行目の差です。1棟だけで売られている新築は、広告規約上は新築分譲住宅ではなく新築住宅になります。複数区画に分けて建てたものだけが新築分譲住宅です。
規約は不動産公正取引協議会が運用しています。広告の表示が規約に沿っているかは、販売図面の記載の正確さに直結します。
品確法の新築住宅は完成から1年以内かつ未入居
住宅の品質確保の促進等に関する法律第2条第2項は新築住宅を新たに建設された住宅で、まだ人の居住の用に供したことのないもの(建設工事の完了の日から1年を経過したものを除く)と定めています。
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| 未入居であること | 人の居住の用に供したことがない |
| 完成から1年以内 | 1年を経過すると新築ではない |
| 売主の責任 | 引渡しから10年(第95条) |
| 対象の部分 | 構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分 |
ここが買主にとって大きい部分です。完成から1年を過ぎると新築ではなくなり、広告も中古住宅の扱いになります。売主の10年の責任は引渡しからなので、完成から時間がたっていても10年は残ります。



建売と分譲住宅と新築住宅は使い分けたほうがよいですか。



買う側は「建売」で通じます。違いが効くのは書類のときで、重要事項説明書や契約書では法律の言葉が使われます。当社は関西の新築建売を仲介手数料0円でお取り扱いしていて、書類の言葉の意味もその場でご説明しています。
新築と呼べる期間が切れたあとの扱いは新築の建売が1年経過で築後未入居になる理由|新築プレミアムと売れ残りにまとめました。
建売住宅の読み方と呼び方のよくある質問
- 建売の読み方は何ですか。
-
「たてうり」です。建売住宅は「たてうりじゅうたく」と読みます。不動産の広告では送り仮名を入れない「建売」が主流ですが、国の建築着工統計では「建て売り」と送り仮名を入れた表記が使われています。
- 建売と分譲住宅は違うものですか。
-
同じものです。国土交通省の建築着工統計では、分譲住宅を「建て売り又は分譲の目的で建築するもの」と定義しています。国の定義の中で建て売りと分譲が並んでいます。
- 建売と新築住宅はどう違いますか。
-
不動産の表示に関する公正競争規約第4条では、複数の区画に分けて建てられたものを新築分譲住宅、区画数の条件なしで1棟のものを新築住宅と定義しています。1棟だけで売られている新築は新築分譲住宅ではありません。
- いつまで新築と呼べますか。
-
品確法第2条第2項では、建設工事の完了の日から1年を経過していないものでまだ人の居住の用に供したことのないものが新築住宅です。1年を過ぎると広告でも中古住宅の扱いになります。
- 建売と注文住宅の違いは何ですか。
-
建てる順番です。建売は先に建ててから買主を探し、注文住宅は契約してから建てます。建売は実物を見て買えるかわりに、間取りは基本的に変更できません。
- 長屋建というのは何ですか。
-
建築着工統計の建て方の区分で、2戸以上を1棟に建て連ね、壁を共通にして別々に外部出入口があるものです。テラスハウスや連棟式が当てはまります。住宅ローンの対象外とする銀行もあるので、販売図面で種別を確かめてください。
建売住宅は読み方より呼び方の違いを押さえる
最後にまとめます。
- 読み方は「たてうり」
- 国の建築着工統計では「建て売り又は分譲の目的で建築するもの」
- 広告規約では複数区画なら新築分譲住宅、1棟なら新築住宅
- 品確法の新築住宅は完成から1年以内かつ未入居
- 売主の瑕疵の責任は引渡しから10年
覚えておくのは2つです。読み方は「たてうり」、新築と呼べるのは完成から1年以内で未入居。完成からの経過月数は販売図面の建築年月で分かります。
関西の新築建売は仲介手数料0円でお取り扱いしています。完成からの月数や売主の責任の残り期間も書面で確かめてお出ししますので、言葉の意味から調べている段階でもご相談ください。
新築一戸建て・建売を買うとき、仲介手数料は0円になります。物件価格が上がるほど、差は大きくなります。
| 物件価格 | 通常の仲介手数料(税込) | ラクチン不動産 |
|---|---|---|
| 2,500万円 | 89万1,000円 | 0円 |
| 3,000万円 | 105万6,000円 | 0円 |
| 3,500万円 | 122万1,000円 | 0円 |
| 4,000万円 | 138万6,000円 | 0円 |
| 4,500万円 | 155万1,000円 | 0円 |
なぜ0円にできるのか
仲介会社は、売主と買主の両方から報酬を受け取ることができます。新築の建売は売主が不動産会社なので、売主から報酬が支払われます。そのぶん、買主からいただかなくても取引が成り立ちます。
ただし、すべての物件が0円になるわけではありません。売主が個人の中古住宅や、売主から報酬が出ない物件は対象外です。売主が不動産会社でも、報酬が半分しか出ない物件があります。
だからこそ、物件名と所在地をお知らせいただければ、0円になるかどうかをその場で無料判定します。判定に必要なのは物件が特定できる情報だけで、お客様の個人情報は要りません。
- 他社のチラシ、ポータルサイト、売主の公式サイトで見つけた物件でも構いません
- すでに内覧した物件でも、申込手続きに入っていなければご案内できます
- 0円にするために、住宅ローンや火災保険の指定はしません
- しつこい営業のお電話はしません


ラクチン不動産では、住宅ローンの相談(審査や無理のない計画)や物件探し・検討中の物件に関するセカンドオピニオンをLINEで対応しています。買主の味方に立って一緒にマイホーム実現をサポートします。
新築の建売は、仲介手数料0円で対応しています。
お電話の受付は10:00〜19:00(水曜・日曜は定休)。時間外のご相談はLINEかメールをご利用ください。翌営業日にお返事します。













