家売却の流れを7ステップで解説|期間と費用と固定資産税

《家売却》の流れを7段階で

家売却の流れが分からないまま、査定だけ申し込むのが不安

売り出してから引き渡しまで、どれくらいかかるの?

家を売るのは一生に何度もないことです。何をどの順番でやるのか分からないまま、営業の話だけで進めるのは不安になります。

結論からいうと、家売却の流れは7ステップで、全体では3〜6か月が目安です。

相場を調べる、査定を受ける、媒介契約を結ぶ、売却活動、条件の交渉、売買契約、引き渡し。この順番で進みます。

査定も契約も日数は読めます。読めないのは、買主が現れるまでの時間だけです。

ただし、進め方を間違えると

順番を飛ばして査定から始めると、提示された金額が高いのか安いのか判断できません。

高い査定額は、媒介契約を取るために出されていることがあります。

売り出してから値下げを繰り返すと、市場に「売れ残り」として印象づけられます。

逆にいえば、相場を自分で調べてから査定を受ければ、会社の説明を評価できるようになります。

この記事では、家売却の流れを7ステップに分け、期間・費用・固定資産税の精算まで解説します。

この記事でわかること
  • 家売却の流れ7ステップと、それぞれにかかる期間
  • 相場の調べ方と、査定書で見るべき場所
  • 媒介契約3種類の違い(報告義務とレインズ登録)
  • 売却活動と内覧で売主がやること
  • 売買契約から引き渡しまでの手続き
  • 家売却でかかる費用と税金、固定資産税の精算
この記事の執筆・監修者
シュース健人
シュース健人

シュース 健人
宅地建物取引士(大阪府 第118737号)
株式会社GEEZ/大阪府知事(2)第62068号
関西全域の不動産の購入・売却査定・相続不動産・空き家などの実務に携わっています。本記事は、実務経験に加え、国土交通省・法務省・国税庁などの公的資料を確認して執筆・監修しています。

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目次

家売却の流れは7ステップ

家売却の流れと期間

まず全体像から押さえます。

家売却の流れは7ステップ。全体で3〜6か月が目安になります。

段階ごとの期間を見ていきます。

家売却の流れと、それぞれの期間の目安

ステップ期間の目安内容
① 相場を調べる数日成約価格のデータを見る
② 査定を受ける1〜2週間机上査定と訪問査定
③ 媒介契約を結ぶ数日3種類から選ぶ
④ 売却活動1〜3か月広告・レインズ登録・内覧
⑤ 条件の交渉1〜2週間購入申込書を受ける
⑥ 売買契約1日手付金の受領
⑦ 引き渡し・決済1〜2か月後残代金の受領と登記

売った翌年には、確定申告が必要になることがあります。

注意したいのは、⑥の売買契約から⑦の引き渡しまでに1〜2か月あく点です。

この期間は、買主が住宅ローンの本審査を受けるために必要な時間になります。

契約したその日にお金が入るわけではないため、資金の予定を立てるときは決済日を基準にしてください。

家売却の流れで期間が読めないのは売却活動だけ

査定にかかる日数も、契約や決済の手続きも、おおよそ決まっています。

読めないのは、買主が現れるまでの時間です。

つまり期間を左右するのは、価格の付け方と、仲介会社の動き方の2つになります。

この2つが合っていれば、3か月で決まることもあります。

住み替えなら、家売却の流れを買う側から逆算する

ラクチン君

順番を決めずに動くと、二重ローンになります。

住み替えの場合、売却と購入のどちらを先にするかで進め方が変わります。

売却を先にすれば資金は確定しますが、仮住まいが必要になることがあります。

購入を先にすれば住まいは決まりますが、売却が長引くと返済が重なります。

どちらにしても、引き渡し日を先に決めてから逆算してください。

売却を先に決めておいて、引き渡しの時期だけを遅らせる方法もあります。

買主が急いでいなければ、契約から決済までの期間を長めに取ってもらえることがあります。

① 家売却の相場を自分で調べる

家売却の相場を調べる

最初にやるのは、査定の依頼ではありません。

自分で相場を調べてから査定を受けると、説明を評価できるようになります。

調べ方を説明します。

家売却の相場は国土交通省のデータで調べる

国土交通省は、実際に成約した不動産の取引価格を公開しています。

不動産情報ライブラリや不動産取引価格情報検索で、エリアと種別を指定して見られます。

広告に出ている価格ではなく、実際に成約した価格が分かるのが強みです。

同じ地域・同程度の面積・同じくらいの築年数の事例を、いくつか見てください。

件数が少ない地域では、隣接する地域まで範囲を広げて構いません。

古い事例しか出てこない場合は、その時点からの市況の変化も考慮する必要があります。

相場を調べると、どのくらいの規模の市場か分かる

参考までに、大阪市24区と、堺市・東大阪市・豊中市・吹田市・枚方市・茨木市・八尾市・尼崎市・西宮市の直近5年ぶんを当社が集計した結果を挙げます。

中古マンション78,923件、土地建物52,703件の成約がありました。

つまり条件の近い成約事例は、必ず見つかる規模です。

件数が少ないと感じたら、範囲か条件を広げてみてください。

エリアごとの数字は大阪市の不動産売却の記事にまとめています。

家売却では売出価格と成約価格が違う

ポータルサイトに出ているのは売出価格です。

実際にはそこから値下げされて成約することが多くあります。

売出価格だけを見て相場を判断すると、高すぎる期待を持つことになります。

成約価格と売出価格の両方を見て、差がどれくらいあるかを確かめてください。

家売却の相場を調べてから査定を受ける理由

相場を知らないまま査定を受けると、提示された金額の妥当性を判断できません。

高い金額を出されると、その会社が良いように見えてしまいます。

高い査定額は、媒介契約を取るために出されていることがあります。

自分の中に基準があれば、根拠を聞き返せるようになります。

② 家売却の査定を受ける

家売却の査定の受け方

査定は2段階で行われます。

見るべきは金額ではなく、その根拠として挙げられた成約事例です。

2つの査定の違いから説明します。

家売却の机上査定と訪問査定の違い

机上査定は、立地・面積・築年数といったデータだけで算出するものです。

数日で回答が来るため、目安を知る段階で使います。

訪問査定は、担当者が実際に建物と敷地を見て算出します。

日当たり、傾き、隣地との境界、設備の状態——現地を見ないと分からない要素が反映されます。

訪問査定では、権利証や測量図、建築確認済証といった書類も確認されます。

手元にある書類を先にまとめておくと、査定も売却活動もそのぶん早く進みます。

家売却の査定は複数社に依頼する

1社だけの査定では、その金額が高いのか安いのか比べられません。

複数社に依頼すると、金額の幅と、根拠の説明の差が見えてきます。

大きく外れた金額を出す会社があれば、その理由を聞いてください。

買取を検討する場合も、売主の立場で複数の買取業者に査定を出して比較します。

家売却で高い査定額を出す会社が良い会社とは限らない

ラクチン君

ここが最も多い失敗です。

査定額は、その金額で売れることを保証するものではありません。

高く出しておいて媒介契約を結び、売れないと値下げを求めてくる会社があります。

売り出してから何度も値下げすると、市場に「売れ残り」として印象づけられます。

最初の3か月が最も反響の多い期間なので、価格の付け方を誤ると取り戻すのに時間がかかります。

家売却の査定書で見るべきは比較した事例

査定書には、比較に使った成約事例が載っているはずです。

どの物件と比べ、築年数や面積の差をどう補正したのか。

この部分が書かれていない査定書は、根拠のない数字です。

売り出し価格をいくらにするか、いつまでに売りたいかも、あわせて相談してください。

③ 家売却の媒介契約を結ぶ

家売却の媒介契約の種類

依頼する会社を決めたら、媒介契約を結びます。

媒介契約は3種類あり、報告義務とレインズ登録の期限が違います。

違いを整理します。

家売却の媒介契約は3種類から選ぶ

種類依頼先報告義務レインズ登録
専属専任媒介1社のみ・自己発見も不可1週間に1回以上5日以内
専任媒介1社のみ・自己発見は可2週間に1回以上7日以内
一般媒介複数社に依頼できる義務なし義務なし

レインズ登録の日数は、いずれも休業日を除いて数えます。

専任媒介と専属専任媒介の契約期間は、3か月以内と定められています。

家売却で専任媒介を選ぶ場合の考え方

1社に任せるぶん、その会社は広告費をかけやすくなります。

報告義務があるため、活動状況も定期的に届きます。

担当者との連絡窓口が1つになり、内覧の調整もしやすくなります。

ただしその1社が動かなければ、売却そのものが止まります。

家売却で一般媒介が向くケース

複数社に同時に依頼できるため、会社間で競争が生まれます。

人気のエリアや、条件の良い物件では効果が出やすくなります。

一方、報告義務がないため活動状況は見えにくくなります。

広告費をかけにくいという理由で、力を入れてもらえないこともあります。

家売却の媒介契約で確認しておくこと

契約前に、次の点を確認しておいてください。

媒介契約を結ぶ前に聞いておくこと

  • レインズの登録証明書を発行してもらえるか
  • 広告をどの媒体に、どの頻度で出すか
  • 他社から問い合わせがあった場合、どう対応するか
  • 売れなかった場合、いつ・どう価格を見直すか

3つ目が最も重要です。理由は次の章で説明します。

また媒介契約書には、仲介手数料の額と支払いの時期も記載されます。

契約時に半額、決済時に残りという配分が一般的ですが、会社によって違います。

売れなかった場合に費用が発生するのかどうかも、あわせて確認しておいてください。

④ 家売却の売却活動と内覧

家売却の内覧の準備

ここが最も長く、最も差が出る段階です。

広告の出し方と内覧の印象で、売れる期間が変わります。

順に見ていきます。

家売却ではレインズへの登録と広告が始まる

媒介契約を結ぶと、レインズという不動産会社間のデータベースに物件が登録されます。

これによって、全国の不動産会社が物件を見られるようになります。

同時に、ポータルサイトや自社サイト、チラシで広告が始まります。

登録証明書を受け取り、実際に登録されたかを確認してください。

家売却の内覧の準備でやること

内覧の印象は、価格と同じくらい結果を左右します。

内覧前にやっておくこと

  • 玄関と水回りを重点的に掃除する
  • 物を減らして、部屋を広く見せる
  • 照明をすべて点け、カーテンを開ける
  • においを取る(換気・消臭)
  • 駐車場や庭の草木を整える

費用をかけなくてもできることが大半です。

リフォームまでするかどうかは、費用が価格に反映されるとは限らないため慎重に判断してください。

買主が自分で好みに直したいと考えていることも多く、かけた費用がそのまま乗るわけではありません。

一方、ハウスクリーニングは費用のわりに印象が変わるため、費用対効果は高くなります。

家売却の内覧当日は、聞かれたことに答えるだけでよい

売主が同席するかどうかは、物件によります。

同席する場合は、聞かれたことに答える姿勢で十分です。

売り込もうとして話しすぎると、かえって印象が悪くなります。

近隣の環境や、住んでみて分かったことを聞かれたら、正直に答えてください。

家売却の活動報告書で見るべきところ

専任媒介・専属専任媒介では、定期的に活動報告書が届きます。

広告を出した媒体、問い合わせ件数、内覧件数が記載されます。

問い合わせが少ないのか、内覧はあるのに決まらないのかで、打ち手が変わります。

問い合わせが少ないなら価格か広告、内覧後に決まらないなら物件の見せ方が原因です。

新築の建売は、仲介手数料が0円になります

ラクチン不動産は新築一戸建て・建売の仲介手数料0円で対応しています。3,000万円の物件なら、本来かかる105万6,000円(税込)が0円です。

値引きでもキャンペーンでもありません。売主が不動産会社である新築の建売は、売主から報酬を受け取れるため、買主からいただく必要がないという仕組みです。

  • 対象:売主が不動産会社の新築一戸建て・建売
  • 対象外:中古住宅、個人が売主の物件、売主から報酬が出ない物件
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いま売ったら、いくらになるか

住所と築年数をLINEで送るだけで、近隣の実際の成約事例をもとにした価格帯をお返しします。売り出し価格ではなく、本当に売れた金額が根拠です。

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  • 国土交通省の成約データと、当社の取引事例からお答えします
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⑤⑥⑦ 家売却の交渉から引き渡しまで

家売却の売買契約と引き渡し

買主が見つかったら、一気に進みます。

購入申込書を受けてから引き渡しまでは、1〜2か月が目安です。

順を追って説明します。

家売却では購入申込書で条件を確認する

買主から購入申込書が出されます。

価格だけでなく、引き渡し希望日、住宅ローンの利用の有無、手付金の額が書かれています。

価格が高くても、ローンが通らなければ契約は白紙になります。

事前審査が通っているかを、必ず確認してください。

家売却の価格交渉への向き合い方

多くの場合、申込書には値引きの希望が書かれています。

受けるか、断るか、条件を付けて受けるかを選ぶことになります。

引き渡し日を買主に合わせる、設備の修繕をしないといった条件と交換する方法もあります。

同じ物件でも、間に入る仲介会社の担当者がどちらを向いているかで着地点は変わります。

家売却の売買契約でかかる費用

売買契約書には印紙税がかかります。

契約時に、買主から手付金を受け取ります。

仲介手数料は、契約時に半額、決済時に残りを支払うのが一般的です。

契約から決済まで1〜2か月あくのは、買主が住宅ローンの本審査を受けるためです。

家売却で告知しなければならないこと

ラクチン君

ここを隠すと、あとで責任を問われます。

雨漏り、シロアリ、給排水管の不具合、建物の傾き。

知っている不具合は、契約前に告知書に書いて伝える必要があります。

伝えずに引き渡すと、契約不適合責任を問われ、修補や損害賠償の対象になります。

事故物件にあたる場合の扱いは事故物件の記事で解説しています。

家売却の決済当日にやること

決済は、買主の融資が実行される日に、金融機関で行われます。

残代金を受け取り、同時に鍵と書類を引き渡します。

司法書士が立ち会い、その場で登記の申請を行います。

住宅ローンが残っている場合は、受け取った代金でその場で完済します。

決済当日に売主が持参するもの

  • 権利証(登記識別情報)
  • 実印と印鑑証明書:発行から3か月以内のもの
  • 本人確認書類・住民票
  • 固定資産税の納税通知書:日割り精算に使う
  • 建物の鍵一式、設備の保証書や取扱説明書

印鑑証明書は有効期限があるため、取得のタイミングを司法書士に確認してください。

家売却で必要になる登記

住宅ローンが残っていた物件では、抵当権抹消登記が必要です。

登記上の住所が現住所と違う場合は、住所変更登記も必要になります。

手続きの順番は住所変更登記の記事にまとめています。

建物が未登記の場合は、そもそも売り方が変わります。

家売却でかかる費用と税金

家売却でかかる費用と税金

売却価格がそのまま手取りになるわけではありません。

費用と税金を引いた金額が、実際に残るお金です。

順に見ていきます。

家売却の仲介手数料には上限がある

仲介手数料は宅地建物取引業法で上限が決まっています。

物件価格が400万円を超える場合は「物件価格×3%+6万円」に消費税を加えた額が上限です。

3,000万円で売れた場合、上限は105万6,000円になります。

内訳と下げ方は不動産売却の仲介手数料の記事で解説しています。

家売却の固定資産税は日割りで精算する

固定資産税は、その年の1月1日時点の所有者に課税されます。

年の途中で売っても、納税義務者は売主のままです。

そこで実務では、引き渡し日を境に日割りで精算するのが商慣行になっています。

ただし関西では起算日を4月1日とすることが多く、関東の1月1日とは扱いが違います。

法律で決まっているものではないため、契約書でどう定めるかを確認してください。

家売却の譲渡所得税は所有期間で変わる

売却によって利益が出た場合、譲渡所得税がかかります。

売った年の1月1日時点で所有期間が5年を超えていれば長期譲渡所得、5年以下なら短期譲渡所得です。

短期のほうが税率は大幅に高くなります。

利益は「売却価格 −(取得費 + 譲渡費用)」で計算します。

取得費には購入時の価格と、そのときに払った仲介手数料や登記費用が含まれます。

譲渡費用には、今回の売却でかかった仲介手数料や印紙税、解体費用が含まれます。

家売却では3,000万円の特別控除が使えることがある

自分が住んでいた家を売る場合、譲渡所得から最高3,000万円を控除できる特例があります。

住まなくなってから3年を経過する日の属する年の12月31日までに売ることが要件のひとつです。

この特例を使うと、税額がゼロになることも多くあります。

ただし控除を受けるには、税額がゼロでも確定申告が必要です。

家売却の翌年に確定申告が必要になる場合

利益が出た場合、そして特例を使う場合は確定申告が必要です。

売却した翌年の2月16日から3月15日までに申告します。

売買契約書、取得時の契約書、諸費用の領収書を保管しておいてください。

取得時の契約書が見つからないと、取得費を証明できず税額が増えることがあります。

家売却の流れでつまずきやすいところ

家売却でつまずくところ

流れどおりに進まないことがあります。

つまずくのは、売却活動が長引くときと、物件に事情があるときです。

3つ挙げます。

家売却で売れない期間が長引く

売り出しから3か月経っても反響がない場合、原因を切り分けます。

価格なのか、広告なのか、物件そのものなのか、それとも仲介会社なのか。

報告書の問い合わせ件数と内覧件数を見れば、どこで止まっているかが分かります。

売れない原因の切り分け方はマンションが売れない場合の記事で詳しく解説しています。

仲介で売れないなら、買取に切り替えるべきですか

買取は不動産会社が直接買い取る方法で、買主を探す期間が要らないぶん早く現金化できます。

ただし買取価格は、仲介で売れる価格より下がるのが通常です。

期限が決まっている場合を除けば、まず仲介で売り出し、期限が近づいた段階で買取に切り替える進め方が現実的です。

相続した家の売却は、流れの前に手続きがある

相続した家を売るには、先に相続登記を済ませる必要があります。

相続人が複数いる場合、全員の合意も必要です。

建物が未登記の場合は、登記から始めることになります。

未登記建物の扱いは未登記建物の売買の記事にまとめています。

空き家の売却は、流れの前に管理と税の確認が要る

空き家 売却の流れも、基本の7ステップは同じです。

違うのは、売り出す前に管理と税の確認が必要になる点です。

人が住んでいない家は傷みが早く、内覧の印象も落ちます。通水と換気だけでも定期的に行ってください。

また建物を解体して更地にすると、固定資産税の住宅用地の特例が外れて税額が上がります。

管理が行き届かない空き家は、自治体から特定空家等に指定され、同じく特例が外れることがあります。

物件に事情があると、家売却の流れが変わる

再建築不可、農地、事故物件。

こうした物件は、通常の流れでは買主が見つかりません。

買える人が限られるため、探し方そのものを変える必要があります。

再建築不可については再建築不可物件の記事、農地は農地の記事で解説しています。

家売却の結果は、仲介会社の動き方で変わります

家売却について仲介会社に相談する

同じ家でも、売れる期間と価格は会社によって違います。

流れは同じでも、各段階でどこまで動くかが違うためです。

差が出る部分を挙げます。

家売却で囲い込みが起きていないか

ラクチン君

報告書には出てきません。

売主と買主の両方から手数料を受け取れると、仲介会社の報酬は2倍になります。

そのため、他社から問い合わせがあっても「商談中」と断り、自社で買主を見つけようとすることがあります。

この間、物件は市場から隠されている状態になります。

レインズの登録証明書を受け取り、他社からの問い合わせにどう対応するかを最初に確認してください。

登録証明書には物件の登録番号が記載されており、売主本人が登録内容を確認できる仕組みになっています。

内覧の申し込みが極端に少ないのに、担当者が価格の値下げばかりを勧めてくる場合は、一度状況を確認してください。

売主の側に立つと、家売却の各段階で打ち手が増える

ラクチン君

流れをなぞるだけの会社と、動く会社の差はここに出ます。

同じ物件でも、間に入る仲介会社の担当者がどちらを向いているかで着地点は変わります。

売主の味方として動くと、こうなります

  • 成約事例を示して、売り出し価格の根拠を説明する
  • レインズの登録証明書を渡し、他社からの問い合わせも取り次ぐ
  • 反響が止まった時点で、価格・広告・見せ方のどれが原因かを切り分ける
  • 買主のローン事前審査を確認してから、契約に進む
  • 費用と税金を引いた手取りを、先に試算して示す

交渉が通るかどうかは運ではなく、売主に「この人に売りたい」と思わせる材料をどれだけ用意できるかで決まります。

ラクチン不動産は、売主の側に立って条件を詰めます

ラクチン不動産は、売主の側に立って買主・買取業者と条件を詰めます。

ラクチン不動産は購入・売却の仲介を専門にしています。

他社で断られた物件でも、まずは状態をうかがったうえで進め方を整理します。

荷物が残ったまま、片付けていない状態でご相談いただけます。

相続・未登記・再建築不可といった事情のある物件も、調査からお受けします。

大阪・兵庫・京都を中心にお手伝いしていますので、エリアごとの成約事例もあわせてご案内できます。

査定額の見方と会社の選び方は不動産の査定サイトの記事にまとめています。

築浅で売る場合の理由の伝え方は築5年の一戸建ての売却理由の記事をご覧ください。

家売却の流れに関するよくある質問

家売却の書類を確認する
家売却の流れはどうなりますか?

相場を調べる、査定を受ける、媒介契約を結ぶ、売却活動、条件の交渉、売買契約、引き渡し・決済の7ステップです。全体で3〜6か月が目安になります。査定に1〜2週間、売却活動に1〜3か月、契約から決済までに1〜2か月というのが標準的な配分です。売った翌年には確定申告が必要になることがあります。

家売却にはどれくらいの期間がかかりますか?

全体で3〜6か月が目安です。ただし期間が読めないのは売却活動の段階だけで、査定も契約も決済も日数はおおよそ決まっています。売却活動が長引くかどうかは、価格の付け方と仲介会社の動き方で決まります。住み替えの場合は、引き渡し日を先に決めてから逆算して動いてください。

家売却の査定は何社に依頼すればよいですか?

複数社に依頼してください。1社だけでは、その金額が高いのか安いのか比べられません。複数社に依頼すると、金額の幅と根拠の説明の差が見えてきます。注意したいのは、高い査定額を出す会社が良い会社とは限らない点です。査定額はその金額で売れることを保証するものではなく、媒介契約を取るために高く出されていることがあります。査定書に載っている比較事例を見てください。

家売却の媒介契約はどれを選べばよいですか?

専属専任媒介は1社のみで自己発見も不可、報告は1週間に1回以上、レインズ登録は5日以内です。専任媒介は自己発見が可能で、報告は2週間に1回以上、レインズ登録は7日以内です。一般媒介は複数社に依頼でき、報告義務もレインズ登録義務もありません。1社に任せるほど広告に力を入れてもらいやすい反面、その1社が動かなければ売却が止まります。契約前に、他社から問い合わせがあった場合の対応を確認してください。

家売却の固定資産税はどう精算しますか?

固定資産税はその年の1月1日時点の所有者に課税されるため、年の途中で売っても納税義務者は売主のままです。そこで実務では、引き渡し日を境に日割りで精算する商慣行があります。ただし法律で決まっているものではありません。起算日は関東で1月1日、関西では4月1日とすることが多く、扱いが違います。契約書でどう定めるかを必ず確認してください。

家売却で税金はいくらかかりますか?

利益が出た場合に譲渡所得税がかかります。売った年の1月1日時点で所有期間が5年を超えていれば長期譲渡所得、5年以下なら短期譲渡所得となり、短期のほうが税率は大幅に高くなります。ただし自分が住んでいた家を売る場合、譲渡所得から最高3,000万円を控除できる特例があり、税額がゼロになることも多くあります。控除を受けるには、税額がゼロでも確定申告が必要です。

家売却で売れない場合はどうすればよいですか?

活動報告書の問い合わせ件数と内覧件数を見て、どこで止まっているかを切り分けてください。問い合わせが少ないなら価格か広告、内覧はあるのに決まらないなら物件の見せ方が原因です。加えて、他社からの問い合わせを断る囲い込みが起きていないかも確認してください。レインズの登録証明書を受け取り、他社経由の問い合わせをどう扱っているかを聞くのが確実です。

まとめ|家売却の流れは7ステップ、読めないのは売却活動だけ

家売却について相談する

家売却の流れそのものは、決まっています。

結果を左右するのは、価格の付け方と仲介会社の動き方です。

この記事のまとめ

  • 家売却の流れは7ステップ、全体で3〜6か月が目安
  • 期間が読めないのは売却活動の段階だけ
  • 査定の前に、国土交通省のデータで成約価格を調べておく
  • 高い査定額を出す会社が良い会社とは限らない。査定書の比較事例を見る
  • 媒介契約は3種類。報告義務とレインズ登録の期限が違う
  • 契約前に「他社から問い合わせがあった場合の対応」を確認する
  • 内覧は玄関と水回りの掃除、物を減らすことで印象が変わる
  • 仲介手数料の上限は「物件価格×3%+6万円」+消費税
  • 固定資産税は日割り精算。関西では起算日を4月1日とすることが多い
  • 居住用なら3,000万円の特別控除が使える。使うには確定申告が必要

この記事の位置づけ

期間や費用の目安は、物件の種別・エリア・時期によって変わります。

税金の取り扱いは要件が細かく定められています。具体的な判断は、税務署または税理士にご確認ください。

ラクチン不動産は新築戸建ての仲介手数料が0円です

新築一戸建て・建売を買うとき、仲介手数料は0円になります。物件価格が上がるほど、差は大きくなります。

物件価格通常の仲介手数料(税込)ラクチン不動産
2,500万円89万1,000円0円
3,000万円105万6,000円0円
3,500万円122万1,000円0円
4,000万円138万6,000円0円
4,500万円155万1,000円0円
仲介手数料の上限は「売買価格×3%+6万円」に消費税を加えた額です

なぜ0円にできるのか

仲介会社は、売主と買主の両方から報酬を受け取ることができます。新築の建売は売主が不動産会社なので、売主から報酬が支払われます。そのぶん、買主からいただかなくても取引が成り立ちます。

ただし、すべての物件が0円になるわけではありません。売主が個人の中古住宅や、売主から報酬が出ない物件は対象外です。売主が不動産会社でも、報酬が半分しか出ない物件があります。

だからこそ、物件名と所在地をお知らせいただければ、0円になるかどうかをその場で無料判定します。判定に必要なのは物件が特定できる情報だけで、お客様の個人情報は要りません。

  • 他社のチラシ、ポータルサイト、売主の公式サイトで見つけた物件でも構いません
  • すでに内覧した物件でも、申込手続きに入っていなければご案内できます
  • 0円にするために、住宅ローンや火災保険の指定はしません
  • しつこい営業のお電話はしません
家を売りたい人をサポートします!

ラクチン不動産では、マンション&戸建の査定および、空き家売却から相続物件まで、どんな不動産の売却や処分もサポートしています。

  • 成約事例を全てお見せしたうえで透明性のある査定を実施
  • 囲い込みをせずに全面広告を実施することで露出最大化
  • 最新のIT&AI技術を活用した売却活動により質の高い露出

お電話の受付は10:00〜19:00(水曜・日曜は定休)。時間外のご相談はLINEかメールをご利用ください。翌営業日にお返事します。

この記事の情報は 2026年8月 時点のものです。制度・基準は改正されることがあるため、実際のお手続きの際は各機関の最新情報をご確認ください。

ラクチン不動産は新築戸建ての仲介手数料が0円です

新築一戸建て・建売を買うとき、仲介手数料は0円になります。物件価格が上がるほど、差は大きくなります。

物件価格通常の仲介手数料(税込)ラクチン不動産
2,500万円89万1,000円0円
3,000万円105万6,000円0円
3,500万円122万1,000円0円
4,000万円138万6,000円0円
4,500万円155万1,000円0円
仲介手数料の上限は「売買価格×3%+6万円」に消費税を加えた額です

なぜ0円にできるのか

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ただし、すべての物件が0円になるわけではありません。売主が個人の中古住宅や、売主から報酬が出ない物件は対象外です。売主が不動産会社でも、報酬が半分しか出ない物件があります。

だからこそ、物件名と所在地をお知らせいただければ、0円になるかどうかをその場で無料判定します。判定に必要なのは物件が特定できる情報だけで、お客様の個人情報は要りません。

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物件価格通常の仲介手数料(税込)ラクチン不動産
2,500万円89万1,000円0円
3,000万円105万6,000円0円
3,500万円122万1,000円0円
4,000万円138万6,000円0円
4,500万円155万1,000円0円
仲介手数料の上限は「売買価格×3%+6万円」に消費税を加えた額です

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この記事の監修者

株式会社GEEZ 宅地建物取引士(大阪府 第118737号)として、大阪・兵庫・京都を中心に、不動産売買の実務に携わっています。
不動産売却・相続不動産・空き家・買取と仲介の比較**を主な専門分野とし、物件の査定から売却方法の提案、契約まで対応しています。
ラクチン不動産の記事についても、実際の不動産取引経験と宅地建物取引士としての知識をもとに執筆・監修しています。

**所属:株式会社GEEZ**
宅地建物取引業免許:大阪府知事(2)第62068号

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