媒介契約の3種類を比較|専任・専属専任・一般の違いと選び方

《媒介契約》の3種類を比較専任・専属専任・一般の違い

媒介契約って3種類あるみたいだけど、どれを選べばいいんだろう…

複数社に頼んだ方が早く売れるんじゃないの?

不動産を売るとき、最初に判断を迫られるのがここです。

結論からいうと、3種類の違いは何社に頼めるかと、会社にどこまで義務があるかです。

専任系は1社に絞る代わりに、レインズ登録と定期報告が義務づけられます。

一般媒介は複数社に頼めますが、その義務がありません。

ただし、進め方を間違えると

ただし、報告の義務がない契約を選ぶと、売却活動の状況が見えないまま時間だけが過ぎます。

問い合わせが何件あったのか、広告がどこに出ているのかを知る手段がありません。

売り出し期間が長引くほど、買主からは「何かある物件」と見られます。

価格を下げる判断も、材料がなければできません。

逆にいえば、報告の仕組みを押さえて選べば、状況は数字で把握できます。

この記事では、3種類の違いと選び方、レインズの確認方法、解除の条件を解説します。

この記事でわかること
  • 専任・専属専任・一般の3種類の違い
  • 物件のタイプ別の選び方
  • レインズへの登録を自分で確認する方法
  • 囲い込みが起きる仕組みと見分け方
  • 媒介契約の有効期間と、途中で解除できるか
  • 契約を結ぶ前に確認しておくこと
この記事の執筆・監修者
シュース健人
シュース健人

シュース 健人
宅地建物取引士(大阪府 第118737号)
株式会社GEEZ/大阪府知事(2)第62068号
関西全域の不動産の購入・売却査定・相続不動産・空き家などの実務に携わっています。本記事は、実務経験に加え、国土交通省・法務省・国税庁などの公的資料を確認して執筆・監修しています。

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3,000万円105万6,000円0円
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4,000万円138万6,000円0円
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なぜ0円にできるのか

仲介会社は、売主と買主の両方から報酬を受け取ることができます。新築の建売は売主が不動産会社なので、売主から報酬が支払われます。そのぶん、買主からいただかなくても取引が成り立ちます。

ただし、すべての物件が0円になるわけではありません。売主が個人の中古住宅や、売主から報酬が出ない物件は対象外です。売主が不動産会社でも、報酬が半分しか出ない物件があります。

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目次

媒介契約の3種類の違い

媒介契約3種類の違いを比較した図

媒介契約は、宅地建物取引業法で3種類が定められています。

違いは、依頼できる会社の数と、会社が負う義務の重さです。

1社に絞るほど、会社側の義務は重くなります。

これは、他社に頼めない売主を守るための仕組みです。

種類依頼先自己発見取引レインズ登録業務報告
専属専任媒介1社のみ不可5営業日以内1週間に1回以上
専任媒介1社のみ可7営業日以内2週間に1回以上
一般媒介複数社に依頼可可義務なし義務なし

では、それぞれの中身を見ていきましょう。

専任媒介契約とは

ラクチン君

最も多く選ばれている契約です。

依頼できるのは1社だけで、他社に重ねて頼むことはできません。

ただし、自分で買主を見つけて直接契約すること、いわゆる自己発見取引は認められます。

会社側には、7営業日以内のレインズ登録と、2週間に1回以上の業務報告が義務づけられます。

1社に絞るため、担当者が責任を持って動きやすいという特徴があります。

報告の義務があるため、状況を数字で追えるのが実務上の利点です。

専属専任媒介契約とは

ラクチン君

専任媒介より、さらに拘束の強い契約です。

依頼できるのは1社だけで、自己発見取引も認められません。

親戚に売る場合でも、その会社を通して手数料を支払うことになります。

その代わり、5営業日以内のレインズ登録と、1週間に1回以上の報告が義務づけられます。

会社にとっては確実に手数料を得られるため、広告に力を入れやすくなります。

買主の当てがまったくない場合に向いています。

一般媒介契約とは

ラクチン君

複数の会社に同時に依頼できる契約です。

何社に頼んでも構わず、自己発見取引も認められます。

依頼した会社を明示する明示型と、明示しない非明示型があります。

一方で、レインズ登録も業務報告も義務ではありません。

広告に力を入れても他社に決められる可能性があるため、後回しにされることがあります。

人気エリアの物件で、複数社を競わせたい場合に向いています。

どの契約でも手数料の上限は同じ

ラクチン君

種類によって手数料が変わるわけではありません。

仲介手数料の上限は、宅建業法にもとづく告示で決まっています。

媒介契約の書面で確かめる項目は新築の仲介手数料のトラブル5つ|起きる場所と契約前に防ぐ方法にまとめています。報酬に関する事項は34条の2第1項7号の記載項目です。

売買価格が400万円を超える場合、「価格×3%+6万円+消費税」が上限です。

専属専任だから高い、一般だから安いということはありません。

詳しくは不動産の仲介手数料の記事で解説しています。

参考:国土交通省|宅地建物取引業者が受け取ることができる報酬の額

物件のタイプ別・媒介契約の選び方

物件のタイプ別の媒介契約の選び方

どれが正解かは、物件の売れやすさで変わります。

買い手が多い物件と、買い手を探す必要がある物件では、必要な動きが違うためです。

売りにくい物件ほど、専任系が向いています。

物件のタイプ向いている契約理由
駅近のマンションなど人気物件一般媒介複数社を競わせやすい
一般的な戸建て・マンション専任媒介報告を受けながら進められる
再建築不可・長屋・築古専任媒介手間がかかるため注力してもらう
空き家・遠方の物件専任媒介窓口を1つにした方が管理しやすい
買主の当てがない・急ぎたい専属専任媒介報告が週1回で状況が分かる
親族に売る予定がある専任か一般専属専任だと直接契約できない

では、判断の考え方を見ていきましょう。

売りにくい物件ほど専任系が向く理由

ラクチン君

会社側の動機を考えると分かりやすくなります。

一般媒介では、広告費をかけても他社に決められれば収益はゼロです。

そのため、手間のかかる物件は後回しにされやすくなります。

専任系なら、成約すれば必ず手数料を得られるため、注力する理由が生まれます。

再建築不可物件や長屋は、買主を探す手間が大きい物件の代表です。

難しい物件ほど、1社に責任を持たせた方が動きます。

一般媒介が向くケース

ラクチン君

売れる見込みが高い物件では、有効に働きます。

大阪市内の駅近マンションなど、問い合わせが自然に集まる物件です。

複数社が同時に動くため、買主に届く経路が増えます。

各社の対応を比べながら、最終的に信頼できる会社を選べます。

ただし報告義務がないため、状況の把握は自分で問い合わせる必要があります。

複数社とやり取りする手間を許容できるかが分かれ目です。

専属専任媒介を選ぶときの注意点

ラクチン君

自己発見取引ができない点は、必ず理解してください。

親戚や知人に売ることになった場合も、その会社を通す必要があります。

直接契約すると、違約金として手数料相当額を請求されることがあります。

売り出す前から買い手の心当たりがある場合は、専任媒介を選んでください。

心当たりがあるかどうかを、契約前に整理しておいてください。

迷ったときの考え方

ラクチン君

まず専任媒介から始める、というのが無難な選択です。

報告の義務があるため、売却活動の状況が見えます。

有効期間は3か月が上限なので、合わなければ更新しないという選択ができます。

3か月動かなければ、価格か会社のどちらかを見直す判断材料になります。

契約は3か月ごとの区切りで見直せます。

レインズへの登録と、囲い込みの見分け方

レインズへの登録と囲い込みの見分け方

レインズは、不動産会社が物件情報を共有するネットワークです。

ここに登録されることで、全国の不動産会社が買主に紹介できるようになります。

登録されているかは、売主が自分で確認できます。

レインズ登録の確認方法

  • 専任系では、登録後に「登録証明書」が交付される
  • 証明書に記載されたIDとパスワードで、売主専用ページを閲覧できる
  • 登録内容、公開状況、問い合わせの状況を自分で確認できる
  • 証明書が渡されない場合は、必ず発行を求める

では、囲い込みの仕組みから見ていきましょう。

囲い込みとは何か

ラクチン君

売主にとって、直接の不利益になる行為です。

1社が売主と買主の両方を仲介すると、双方から手数料を受け取れます。

これを両手取引といい、それ自体は認められています。

問題は、両手にするために他社からの問い合わせを断る行為です。

「商談中です」と伝えて紹介を止めるのが、典型的な形です。

結果として買主の候補が減り、売却価格が下がったり期間が延びたりします。

参考:不動産流通機構(レインズ)

登録証明書を必ず受け取る

ラクチン君

これが、最も確実な確認手段です。

専任媒介・専属専任媒介では、レインズへの登録が義務づけられています。

登録すると、レインズから登録証明書が発行されます。

この証明書を不動産会社から受け取り、記載のIDで売主専用ページを開きます。

物件が公開されているか、問い合わせがあったかを自分で確認できます。

証明書が渡されない場合は、その時点で確認してください。

報告内容を数字で求める

ラクチン君

報告の質は、会社によって大きく違います。

「頑張っています」という報告では、判断材料になりません。

報告で確認したいこと
  • 他社からの問い合わせ件数と、その対応内容
  • 広告の掲載先と、閲覧数・反響数
  • 内覧の件数と、内覧者の反応
  • 価格に対する市場の反応

数字で報告を受けていれば、価格を下げるべきかの判断もできます。

報告の中身を最初に指定しておくと、質が安定します。

相場は自分でも調べられる

ラクチン君

会社の説明を検証する手段を持っておきましょう。

国土交通省の不動産取引価格情報検索で、実際の取引価格が調べられます。

レインズ・マーケット・インフォメーションでも、成約価格の傾向が公開されています。

どちらも無料で、誰でも利用できます。

提示された価格が妥当かを、自分で確かめられます。

参考:レインズ・マーケット・インフォメーション

新築の建売は、仲介手数料が0円になります

ラクチン不動産は新築一戸建て・建売の仲介手数料0円で対応しています。3,000万円の物件なら、本来かかる105万6,000円(税込)が0円です。

値引きでもキャンペーンでもありません。売主が不動産会社である新築の建売は、売主から報酬を受け取れるため、買主からいただく必要がないという仕組みです。

  • 対象:売主が不動産会社の新築一戸建て・建売
  • 対象外:中古住宅、個人が売主の物件、売主から報酬が出ない物件
  • 他社のチラシやポータルサイトで見つけた物件でも、多くの場合ご案内できます
  • 0円の対象かどうかは、物件名と所在地だけで無料判定します
いま売ったら、いくらになるか

住所と築年数をLINEで送るだけで、近隣の実際の成約事例をもとにした価格帯をお返しします。売り出し価格ではなく、本当に売れた金額が根拠です。

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媒介契約の有効期間と解除

媒介契約の有効期間と解除の条件

媒介契約は、いったん結んだら終わりまで続くものではありません。

専任系には期間の上限があり、更新するかどうかを選べます。

3か月ごとに見直せる仕組みになっています。

STEP
媒介契約を結ぶ

種類・有効期間・手数料・報告の頻度を決めます。書面での交付が義務づけられています。

STEP
レインズに登録される

専任は7営業日以内、専属専任は5営業日以内。登録証明書を受け取ります。

STEP
定期的に業務報告を受ける

専任は2週間に1回以上、専属専任は1週間に1回以上。内容を数字で確認します。

STEP
3か月の期間満了で判断する

更新するか、他社に切り替えるか、価格を見直すかを決めます。

では、期間と解除の条件を見ていきましょう。

専任系の有効期間は3か月が上限

ラクチン君

法律で上限が決まっています。

専任媒介・専属専任媒介の有効期間は、3か月を超えることができません。

自動更新も認められておらず、更新には依頼者の申し出が必要です。

一般媒介には法律上の期間制限がありませんが、3か月とするのが一般的です。

合わないと感じたら、更新しないという選択ができます。

参考:国土交通省|宅地建物取引業法

期間の途中で解除できるか

ラクチン君

無条件で解除できるわけではありません。

会社に義務違反があれば、依頼者から解除できます。

レインズに登録しない、報告を行わないといった場合が該当します。

一方、単に気が変わったという理由での解除では、費用を請求されることがあります。

標準媒介契約約款では、それまでにかかった費用の償還を請求できるとされています。

まずは期間満了を待つ方が、余計な争いにならずに済みます。

参考:国土交通省|標準媒介契約約款

媒介契約を結ぶ前に確認すること

ラクチン君

後から変えられないことを、先に決めておきます。

契約前のチェックリスト
  • 仲介手数料の額と、支払いのタイミング
  • 広告の掲載先と頻度
  • 報告の内容と頻度(数字で受け取れるか)
  • 手数料以外に請求される費用があるか
  • 契約解除になった場合の手数料の扱い
  • 担当者が誰か(実際に動く人と話しているか)

これらは媒介契約書に記載されるため、書面で確認できます。

口頭の説明と書面が食い違っていないかを、その場で確かめてください。

媒介契約でよくあるトラブル

媒介契約でよくあるトラブル

実際に相談が寄せられているパターンを整理しておきます。

いずれも、契約前の確認で防げるものです。

契約書に書かれていることが、原則としてそのまま適用されます。

よくあるトラブル

  • レインズに登録されないまま、時間だけが過ぎた
  • 報告が「頑張っています」だけで、状況が分からない
  • 他社の問い合わせを断られていた(囲い込み)
  • 手数料以外に、広告費を別途請求された
  • 解除したいと伝えたら、費用を請求された

では、対処の仕方を見ていきましょう。

レインズに登録されていない場合

ラクチン君

専任系では、これは明確な義務違反です。

専任媒介は7営業日以内、専属専任媒介は5営業日以内の登録が義務です。

登録証明書が交付されないまま時間が過ぎている場合は、まず理由を確認してください。

義務違反にあたる場合、依頼者から媒介契約を解除できます。

登録証明書を求めることが、最初の確認になります。

広告費を別途請求された場合

ラクチン君

原則として、広告費は仲介手数料に含まれます。

宅建業法上、通常の広告費は報酬に含まれるものとされています。

例外は、依頼者が特別に依頼した広告の費用だけです。

この場合も、事前の説明と承諾が必要とされています。

契約後に一方的に請求されたものは、支払う義務がない可能性があります。

納得できない場合は、都道府県の宅建業担当窓口に相談できます。

参考:国土交通省|宅地建物取引業法の解釈・運用の考え方

複数社の査定額が大きく違うとき

ラクチン君

高い査定額を出した会社が、良い会社とは限りません。

媒介契約を取るために、あえて高い査定額を出す会社があります。

売り出してから反応がなく、結局値下げを重ねることになります。

その間、物件は「長く売れ残っている物件」として見られていきます。

査定額の根拠として、周辺の成約事例を示してもらってください。

金額そのものより、その根拠が説明できるかで判断します。

会社を変えたいと思ったとき

ラクチン君

期間満了のタイミングが、最も動きやすい機会です。

3か月の期間が終われば、更新せずに他社へ切り替えられます。

その際、それまでの反響や内覧の記録を引き継げるよう整理しておきます。

次の会社には、なぜ動かなかったかの仮説を伝えると話が早くなります。

価格が原因なのか、活動が原因なのかを切り分けてから移ってください。

他社で断られた物件でも、まずは状態をうかがったうえで進め方を整理します。

売却の全体の流れの中での位置づけ

ラクチン君

媒介契約は、売却の入口にあたる手続きです。

段階内容
① 査定を受ける複数社に依頼して価格と方針を比べる
② 媒介契約を結ぶ種類・期間・手数料・報告の頻度を決める
③ 売り出すレインズ登録・広告掲載・内覧対応
④ 売買契約条件を交渉し、契約を締結する
⑤ 決済・引き渡し残代金の受領と所有権移転登記

①と②の間が、比較できる唯一のタイミングです。

契約を結んだあとは、その会社の動き方に委ねることになります。

査定の段階で、手数料と報告の方針まで聞いておいてください。

遠方の物件や、相続した物件の場合

ラクチン君

窓口を1つにまとめた方が、負担は小さくなります。

大阪の実家を関東から売却するようなケースでは、専任媒介が向いています。

複数社とやり取りすると、それだけ連絡と判断の回数が増えます。

相続で共有名義になっている場合は、報告を全員に共有できる形にしておきます。

荷物が残ったまま、片付けていない状態でご相談いただけます。

相続不動産の進め方は、相続した不動産の売却で解説しています。

離れているほど、報告の頻度と中身が判断材料になります。

大阪で多い媒介契約のご相談

契約の種類そのものより、状況が見えないことについてのご相談が目立ちます。

以下は大阪の不動産事情をふまえた代表的なご相談のパターンです。特定の取引を指すものではありません。

一般媒介で3社に頼んだが、どこも動いてくれなかった

ご相談の内容

大阪府南部の築古戸建てを、一般媒介で3社に依頼しました。複数社に頼めば早く売れると思ったのですが、半年経っても内覧は2件だけです。なぜか、というご相談です。

一般媒介では、広告費をかけても他社に決められれば収益になりません。

そのため、手間のかかる物件は後回しにされやすくなります。

築古の戸建ては、買主を探す手間が大きい物件です。

報告義務もないため、何が起きているか分からないまま時間が過ぎていました。

まず3社それぞれに、広告の掲載先と問い合わせ件数を確認します。

動いている会社が1社もなければ、専任媒介への切り替えを検討します。

専任にすることで、レインズ登録と定期報告の義務が生まれます。

あわせて、価格が相場から離れていないかも査定で確認します。

このケースのポイント

売りにくい物件ほど、1社に責任を持たせた方が動きます。一般媒介が有効なのは、放っておいても問い合わせが来る物件です。

専任で頼んだが、報告の中身が分からなかった

ご相談の内容

大阪市内のマンションを専任媒介で売りに出しています。2週間に1度連絡は来るのですが、内容は「引き続き頑張ります」だけです。本当に動いているのか分かりません、というご相談です。

業務報告は義務ですが、内容の詳しさまでは定められていません。

数字が出てこない報告では、判断材料になりません。

価格を下げるべきかどうかも、反響がなければ決められません。

レインズの登録証明書を受け取っていれば、自分でも確認できます。

まず登録証明書を受け取り、売主専用ページで公開状況を確認します。

他社からの問い合わせ件数と、その対応内容を数字で報告してもらいます。

広告の掲載先と、閲覧数・反響数もあわせて求めます。

改善されなければ、期間満了で他社への切り替えを検討します。

このケースのポイント

報告の中身は、最初に指定しておくと質が安定します。数字が出てこない報告は、判断材料になりません。

親戚に売ることになったが、専属専任だった

ご相談の内容

大阪府内の実家を売りに出したところ、親戚が買いたいと言ってきました。直接やり取りすればよいと思っていたのですが、専属専任媒介では認められないと言われました、というご相談です。

専属専任媒介では、自己発見取引が認められていません。

親族に売る場合でも、その会社を通して手数料を支払うことになります。

直接契約すると、違約金として手数料相当額を請求されることがあります。

売り出す前から心当たりがあるなら、専任媒介を選ぶべきでした。

まず媒介契約書で、自己発見取引の扱いを確認します。

専属専任であれば、その会社を通して契約を進めます。

契約書作成や重要事項説明は必要な手続きなので、無駄ではありません。

次回以降は、契約前に買い手の心当たりを整理しておきます。

このケースのポイント

買い手の心当たりがあるかどうかを、契約前に整理してください。専属専任は、当てがまったくない場合に向いた契約です。

ラクチン不動産からのアドバイス

媒介契約のご相談で最初にお伝えしているのは、種類より報告の中身を決めてほしい、ということです。

問い合わせ件数と広告の掲載先を数字で受け取れれば、判断ができます。

売りにくい物件ほど専任系が向く一方、人気物件では一般媒介も有効です。

どちらが正しいという話ではなく、物件の売れやすさで選び分けるものです。

ラクチン不動産は購入・売却の仲介を専門にしています。

他社で断られた物件でも、まずは状態をうかがったうえで進め方を整理します。

買取を検討する場合も、売主の立場で複数の買取業者に査定を出して比較します。

荷物が残ったまま、片付けていない状態でご相談いただけます。

なお、媒介契約は3か月ごとに見直せますので、合わないと感じたら更新しない選択もできます。

一括査定の仕組みと査定書の見方は不動産の査定サイトの記事で解説しています。

媒介契約に関するよくある質問

媒介契約の3種類はどう違いますか?

依頼できる会社の数と、会社が負う義務の重さが違います。専属専任は1社のみで自己発見取引も不可、その代わり5営業日以内のレインズ登録と週1回以上の報告が義務です。専任は1社のみで自己発見取引は可、7営業日以内の登録と2週間に1回以上の報告。一般は複数社に依頼できますが、どちらの義務もありません。

どの媒介契約を選べばよいですか?

物件の売れやすさで決まります。駅近マンションなど問い合わせが自然に集まる物件は一般媒介、再建築不可や築古など買主を探す手間が大きい物件は専任媒介が向いています。迷ったら専任媒介から始めると、報告を受けながら3か月ごとに見直せます。

複数社に頼んだ方が早く売れますか?

物件によります。人気物件では買主に届く経路が増えるため有効です。一方、売りにくい物件では、広告費をかけても他社に決められると収益にならないため、後回しにされやすくなります。報告義務もないため、状況の把握は自分で問い合わせることになります。

自己発見取引とは何ですか?

売主が自分で買主を見つけて、直接契約することです。専任媒介と一般媒介では認められますが、専属専任媒介では認められません。親戚や知人に売る可能性がある場合、専属専任だとその会社を通す必要があり、直接契約すると違約金を請求されることがあります。

レインズに登録されているか確認できますか?

できます。専任系では登録後に登録証明書が交付され、記載されたIDとパスワードで売主専用ページを閲覧できます。物件が公開されているか、問い合わせがあったかを自分で確認できます。証明書が渡されない場合は、必ず発行を求めてください。

囲い込みとは何ですか?

1社が売主と買主の両方を仲介して手数料を双方から受け取るために、他社からの問い合わせを断る行為です。「商談中です」と伝えて紹介を止めるのが典型です。買主の候補が減るため、売却価格が下がったり期間が延びたりする不利益が売主に生じます。

媒介契約の有効期間はどれくらいですか?

専任媒介と専属専任媒介は、法律で3か月が上限と定められています。自動更新も認められておらず、更新には依頼者の申し出が必要です。一般媒介には法律上の期間制限がありませんが、3か月とするのが一般的です。

媒介契約は途中で解除できますか?

会社に義務違反があれば解除できます。レインズに登録しない、報告を行わないといった場合が該当します。一方、単に気が変わったという理由では、それまでにかかった費用の償還を請求されることがあります。まずは期間満了を待つ方が余計な争いになりません。

媒介契約の種類で仲介手数料は変わりますか?

変わりません。仲介手数料の上限は宅建業法にもとづく告示で決まっており、400万円超の取引では「価格×3%+6万円+消費税」が上限です。専属専任だから高い、一般だから安いということはありません。

広告費を別途請求されました。払う必要がありますか?

原則として、通常の広告費は仲介手数料に含まれます。例外は依頼者が特別に依頼した広告の費用だけで、この場合も事前の説明と承諾が必要です。契約後に一方的に請求されたものは、支払う義務がない可能性があります。都道府県の宅建業担当窓口に相談できます。

報告では何を確認すればよいですか?

他社からの問い合わせ件数とその対応内容、広告の掲載先と閲覧数・反響数、内覧の件数と反応、価格に対する市場の反応です。「頑張っています」という報告では判断材料になりません。報告の中身は最初に指定しておくと質が安定します。

媒介契約はいつ結びますか?

査定を受けたあと、売り出す前に結びます。査定と媒介契約の間が、複数社を比較できる唯一のタイミングです。契約を結んだあとは、その会社の動き方に委ねることになるため、査定の段階で手数料と報告の方針まで聞いておいてください。

遠方の物件を売る場合、どの契約が向いていますか?

専任媒介が向いています。複数社とやり取りすると、それだけ連絡と判断の回数が増えるためです。窓口を1つにまとめたうえで、報告の頻度と中身を最初に指定しておくと、現地に行かなくても状況を把握できます。相続で共有名義の場合は、報告を全員に共有できる形にしておいてください。

会社を変えたいときはどうすればよいですか?

3か月の期間満了で更新しなければ、他社へ切り替えられます。その際、それまでの反響や内覧の記録を整理しておくと引き継ぎがスムーズです。次の会社には、価格が原因なのか活動が原因なのかの仮説を伝えると話が早く進みます。

媒介契約は、種類より報告の中身で選ぶ

3種類の違いは、依頼できる会社の数と、会社が負う義務の重さです。

どれを選んでも手数料は変わらないため、判断材料は売却活動の中身になります。

契約は3か月ごとに見直せますので、合わなければ更新しない選択もできます。

この記事のまとめ

  • 専属専任は1社のみ・自己発見取引不可・週1回以上の報告
  • 専任は1社のみ・自己発見取引可・2週間に1回以上の報告
  • 一般は複数社に依頼可だが、レインズ登録も報告も義務なし
  • 売りにくい物件ほど専任系が向く。人気物件では一般媒介も有効
  • 手数料の上限は、契約の種類によって変わらない
  • レインズの登録証明書を受け取れば、公開状況を自分で確認できる
  • 専任系の有効期間は3か月が上限。自動更新は認められない
  • 通常の広告費は手数料に含まれ、別途請求はできない
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物件価格通常の仲介手数料(税込)ラクチン不動産
2,500万円89万1,000円0円
3,000万円105万6,000円0円
3,500万円122万1,000円0円
4,000万円138万6,000円0円
4,500万円155万1,000円0円
仲介手数料の上限は「売買価格×3%+6万円」に消費税を加えた額です

なぜ0円にできるのか

仲介会社は、売主と買主の両方から報酬を受け取ることができます。新築の建売は売主が不動産会社なので、売主から報酬が支払われます。そのぶん、買主からいただかなくても取引が成り立ちます。

ただし、すべての物件が0円になるわけではありません。売主が個人の中古住宅や、売主から報酬が出ない物件は対象外です。売主が不動産会社でも、報酬が半分しか出ない物件があります。

だからこそ、物件名と所在地をお知らせいただければ、0円になるかどうかをその場で無料判定します。判定に必要なのは物件が特定できる情報だけで、お客様の個人情報は要りません。

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家を売りたい人をサポートします!

ラクチン不動産では、マンション&戸建の査定および、空き家売却から相続物件まで、どんな不動産の売却や処分もサポートしています。

  • 成約事例を全てお見せしたうえで透明性のある査定を実施
  • 囲い込みをせずに全面広告を実施することで露出最大化
  • 最新のIT&AI技術を活用した売却活動により質の高い露出

お電話の受付は10:00〜19:00(水曜・日曜は定休)。時間外のご相談はLINEかメールをご利用ください。翌営業日にお返事します。

この記事の情報は 2026年8月 時点のものです。制度・基準は改正されることがあるため、実際のお手続きの際は各機関の最新情報をご確認ください。

ラクチン不動産は新築戸建ての仲介手数料が0円です

新築一戸建て・建売を買うとき、仲介手数料は0円になります。物件価格が上がるほど、差は大きくなります。

物件価格通常の仲介手数料(税込)ラクチン不動産
2,500万円89万1,000円0円
3,000万円105万6,000円0円
3,500万円122万1,000円0円
4,000万円138万6,000円0円
4,500万円155万1,000円0円
仲介手数料の上限は「売買価格×3%+6万円」に消費税を加えた額です

なぜ0円にできるのか

仲介会社は、売主と買主の両方から報酬を受け取ることができます。新築の建売は売主が不動産会社なので、売主から報酬が支払われます。そのぶん、買主からいただかなくても取引が成り立ちます。

ただし、すべての物件が0円になるわけではありません。売主が個人の中古住宅や、売主から報酬が出ない物件は対象外です。売主が不動産会社でも、報酬が半分しか出ない物件があります。

だからこそ、物件名と所在地をお知らせいただければ、0円になるかどうかをその場で無料判定します。判定に必要なのは物件が特定できる情報だけで、お客様の個人情報は要りません。

  • 他社のチラシ、ポータルサイト、売主の公式サイトで見つけた物件でも構いません
  • すでに内覧した物件でも、申込手続きに入っていなければご案内できます
  • 0円にするために、住宅ローンや火災保険の指定はしません
  • しつこい営業のお電話はしません
家を売りたい人をサポートします!

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  • 成約事例を全てお見せしたうえで透明性のある査定を実施
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物件価格通常の仲介手数料(税込)ラクチン不動産
2,500万円89万1,000円0円
3,000万円105万6,000円0円
3,500万円122万1,000円0円
4,000万円138万6,000円0円
4,500万円155万1,000円0円
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仲介会社は、売主と買主の両方から報酬を受け取ることができます。新築の建売は売主が不動産会社なので、売主から報酬が支払われます。そのぶん、買主からいただかなくても取引が成り立ちます。

ただし、すべての物件が0円になるわけではありません。売主が個人の中古住宅や、売主から報酬が出ない物件は対象外です。売主が不動産会社でも、報酬が半分しか出ない物件があります。

だからこそ、物件名と所在地をお知らせいただければ、0円になるかどうかをその場で無料判定します。判定に必要なのは物件が特定できる情報だけで、お客様の個人情報は要りません。

  • 他社のチラシ、ポータルサイト、売主の公式サイトで見つけた物件でも構いません
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この記事の監修者

株式会社GEEZ 宅地建物取引士(大阪府 第118737号)として、大阪・兵庫・京都を中心に、不動産売買の実務に携わっています。
不動産売却・相続不動産・空き家・買取と仲介の比較**を主な専門分野とし、物件の査定から売却方法の提案、契約まで対応しています。
ラクチン不動産の記事についても、実際の不動産取引経験と宅地建物取引士としての知識をもとに執筆・監修しています。

**所属:株式会社GEEZ**
宅地建物取引業免許:大阪府知事(2)第62068号

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