家を周囲に知られずに売却する方法|広告を出さない売り方と媒介契約の選び方

家を周囲に知られずに《売却》する方法

家を売ることを近所に知られたくない…

広告を出さずに売却する方法はあるんだろうか

離婚や相続、住宅ローンの事情で、事情を知られないまま売却を進めたい方は少なくありません。

結論からいうと、広告を出さない売却は可能です。

不動産会社が持つ購入希望者へ個別に紹介する方法があります。

ただし、完全な非公開を保証することはできません。

ただし、進め方を間違えると

露出を絞りすぎると買主が見つからず、売却が長期化して結局は値下げすることになります。

買主候補の母数がそのまま減るためです。

さらに、売り出し期間が長い物件は「売れ残り」と見られて相場を下回ることがあります。

知られたくないという理由で始めたはずが、最終的に大きく損をする形です。

逆にいえば、どこまで公開するかを最初に決めて媒介契約を選べば、この失敗は避けられます。

この記事では、周囲に知られずに家を売却する方法と、媒介契約の選び方、内覧での工夫を解説します。

この記事でわかること
  • 広告を出さずに家を売却する3つの方法
  • 完全な非公開を保証できない理由
  • 媒介契約の種類と知られにくさの違い
  • 内覧で近隣に知られないための工夫
  • 知られずに売却する場合のデメリットと対策
  • 売却を急ぐ場合に検討できる方法
この記事の執筆・監修者
シュース健人
シュース健人

シュース 健人
宅地建物取引士(大阪府 第118737号)
株式会社GEEZ/大阪府知事(2)第62068号
関西全域の不動産の購入・売却査定・相続不動産・空き家などの実務に携わっています。本記事は、実務経験に加え、国土交通省・法務省・国税庁などの公的資料を確認して執筆・監修しています。

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ラクチン不動産は新築戸建ての仲介手数料が0円です

新築一戸建て・建売を買うとき、仲介手数料は0円になります。物件価格が上がるほど、差は大きくなります。

物件価格通常の仲介手数料(税込)ラクチン不動産
2,500万円89万1,000円0円
3,000万円105万6,000円0円
3,500万円122万1,000円0円
4,000万円138万6,000円0円
4,500万円155万1,000円0円
仲介手数料の上限は「売買価格×3%+6万円」に消費税を加えた額です

なぜ0円にできるのか

仲介会社は、売主と買主の両方から報酬を受け取ることができます。新築の建売は売主が不動産会社なので、売主から報酬が支払われます。そのぶん、買主からいただかなくても取引が成り立ちます。

ただし、すべての物件が0円になるわけではありません。売主が個人の中古住宅や、売主から報酬が出ない物件は対象外です。売主が不動産会社でも、報酬が半分しか出ない物件があります。

だからこそ、物件名と所在地をお知らせいただければ、0円になるかどうかをその場で無料判定します。判定に必要なのは物件が特定できる情報だけで、お客様の個人情報は要りません。

  • 他社のチラシ、ポータルサイト、売主の公式サイトで見つけた物件でも構いません
  • すでに内覧した物件でも、申込手続きに入っていなければご案内できます
  • 0円にするために、住宅ローンや火災保険の指定はしません
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ラクチン不動産では、マンション&戸建の査定および、空き家売却から相続物件まで、どんな不動産の売却や処分もサポートしています。

  • 成約事例を全てお見せしたうえで透明性のある査定を実施
  • 囲い込みをせずに全面広告を実施することで露出最大化
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お電話の受付は10:00〜19:00(水曜・日曜は定休)。時間外のご相談はLINEかメールをご利用ください。翌営業日にお返事します。

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目次

家を周囲に知られずに売却することはできる

売却活動を公開しない形で進めることは可能です。

不動産会社が持つ購入希望者へ個別に紹介する方法があります。

不動産ポータルサイトへの掲載やチラシの配布を行わない依頼もできます。

ただし、完全な非公開を保証することはできない点は最初に押さえてください。

売却の情報は、買主候補や不動産会社にはどこかの時点で必ず伝わります。

この記事の結論

  • 広告を出さない売却は可能
  • ただし完全な非公開は保証できない
  • 露出を絞るほど買主が見つかるまでの期間は長くなる

では、どのような方法があるのかを詳しく見ていきましょう。

売却で広告を出さない3つの方法

ラクチン君

広告を出さずに買主を探す方法は、大きく3つに整理できます。

不動産会社が抱えている購入希望者へ個別に紹介する方法があります。

不動産会社の間だけで情報を回す方法もあります。

不動産会社に直接買い取ってもらう方法も選択肢です。

方法公開の範囲期間の目安価格の目安
既存顧客への個別紹介公開しない数週間〜数か月相場に近い
業者間での情報共有一般には公開しない1〜3か月程度相場に近い
不動産会社による買取公開しない数日〜1か月相場の6〜8割程度

急ぐなら買取、価格を優先するなら個別紹介という使い分けになります。

売却情報を出さない依頼は媒介契約で伝える

広告を出さない依頼は、口頭ではなく書面で残しておくことが重要です。

媒介契約書には、広告方法についての取り決めを記載できます。

国土交通省が定める標準媒介契約約款が、契約書の基礎になっています。

この約款には、依頼者の申出があれば広告を制限できる旨が定められています。

担当者が変わったときに引き継がれないことがあるため、書面が確実です。

どの範囲まで公開してよいかを、具体的に確認しておいてください。

参考:国土交通省|標準媒介契約約款

広告掲載の範囲は媒介契約の締結時に書面で取り決めるようにしましょう。

知られたくない理由を不動産会社に伝えておく

ラクチン君

理由を伝えておくと、それに合わせた進め方を提案してもらえます。

離婚、相続、住宅ローンの返済など、事情によって配慮すべき点が変わります。

近隣に知られたくないのか、勤務先に知られたくないのかでも対応が違います。

勤務先に知られたくない場合は、書類の郵送先を変える配慮が必要になります。

親族に知られたくない場合は、連絡の時間帯や手段の指定が有効です。

不動産会社には宅地建物取引業法にもとづく守秘義務があります。

担当者の判断で近隣にあいさつ回りをされてしまう例もあります。

誰に知られたくないのかを具体的に伝えると、対策の精度が上がります。

売却の相談段階では査定書の受け取り方にも注意する

査定の依頼をした時点から、情報が動き始めます。

訪問査定を依頼すると、担当者が自宅を訪れることになります。

まずは机上査定を依頼して、書類のやり取りだけで進める方法があります。

査定書の郵送は避け、メールや来店での受け取りにすることもできます。

一括査定サイトを使うと、複数社から一斉に連絡が来ます。

一括査定は連絡が集中し、対応が難しくなることがあります。

相談の初期は机上査定と来店で進めると、動きが表に出にくくなります。

売却で完全な非公開を保証できない理由

不動産の売却で完全な非公開を保証できない理由

「絶対に知られない」と言い切ることはできません。

制度上の仕組みと、物理的に人が動くことが理由です。

とくに専任・専属専任は5〜7営業日以内のレインズ登録が義務である点は知っておく必要があります。

完全な非公開が難しい理由
  • 媒介契約の種類によってはレインズへの登録が義務づけられている
  • 内覧のために購入希望者が現地を訪れる
  • 登記の情報は誰でも取得できる
  • 近隣の方が売却の動きに気づくことがある

では、それぞれの理由を詳しく見ていきましょう。

専任媒介はレインズへの登録が義務づけられている

レインズとは?

国土交通大臣が指定した不動産流通機構が運営する、不動産会社間の情報ネットワークです。宅地建物取引業法にもとづき、専任媒介契約と専属専任媒介契約では登録が義務づけられています。一般の方が直接閲覧することはできません。

専任媒介契約では、契約から7営業日以内の登録が必要です。

専属専任媒介契約では、5営業日以内の登録が必要です。

媒介契約の種類レインズ登録の期限特徴
一般媒介義務なし複数社に依頼できる
専任媒介7営業日以内1社のみ・自己発見取引は可
専属専任媒介5営業日以内1社のみ・自己発見取引も不可

参考:国土交通省|宅地建物取引業法の概要

ただし、レインズは不動産会社しか見られないため一般の方には伝わらない仕組みです。

売却の内覧では購入希望者が現地を訪れる

ラクチン君

広告を出さなくても、買主候補は必ず現地を見に来ます。

複数の購入希望者が別々の日に訪れると、人の出入りが目立ちます。

スーツ姿の担当者が同行するため、近隣の方の目に留まりやすくなります。

社名の入った車で来訪されると、さらに分かりやすくなります。

マンションであれば、エントランスや共用部で顔を合わせることもあります。

売買契約後も、測量や建物調査で人が出入りすることがあります。

日程をまとめて人の出入りを目立たせない工夫が必要になります。

売却後の登記の情報は誰でも取得できる

不動産の登記事項証明書は、手数料を払えば誰でも取得できます。

所有者の氏名や住宅ローンの抵当権の設定状況も記載されています。

法務局の窓口だけでなく、オンラインでも請求できます。

売却して所有者が変われば、その事実も登記に反映されます。

抵当権が抹消されたことも記録として残ります。

ただし、わざわざ他人の登記を調べる方は多くありません。

売却後に所有者が変わったことは登記から分かる点は理解しておいてください。

参考:法務省|不動産登記のあらまし

近隣の方が売却の動きに気づく4つのきっかけ

ラクチン君

広告以外にも、近隣に伝わるきっかけはいくつもあります。

片付けや不用品の搬出が続くと、引っ越しの準備だと気づかれます。

測量のために境界の立会いを依頼すると、隣地の方に必ず伝わります。

マンションでは、管理組合への届出から情報が広がることがあります。

戸建てでは、庭木の手入れや外壁の補修も目に留まります。

近隣に伝わりやすい動き

  • 不用品や粗大ごみの搬出が続く
  • 境界の確定測量で隣地の方に立会いを依頼する
  • 複数のスーツ姿の来訪者が繰り返し訪れる
  • 売却前のリフォームや外装工事を行う

境界の立会いが必要な場合は隣地の方への説明を先に考える必要があります。

売却で使う媒介契約の種類と知られにくさの違い

不動産の売却で使う媒介契約の種類と知られにくさの違い

媒介契約の種類によって、情報が広がる範囲が変わります。

知られにくさを優先するか、買主の見つけやすさを優先するかで選択が変わります。

知られにくさを最優先するなら一般媒介で広告なしの依頼が基本になります。

では、それぞれの媒介契約の特徴を詳しく見ていきましょう。

一般媒介は売却情報がレインズに載らず知られにくい

ラクチン君

一般媒介契約では、レインズへの登録が義務づけられていません。

複数の不動産会社に同時に依頼することもできます。

広告を出さない依頼と組み合わせれば、情報が広がる範囲を抑えられます。

一方で、不動産会社にとっては成約の確実性が低い契約です。

一般媒介のデメリット

  • 不動産会社が広告費をかけにくく、販売活動が消極的になりやすい
  • 販売状況の報告義務がない
  • 複数社に依頼すると、かえって情報が広がることがある

一般媒介でも依頼先は1〜2社に絞る方が情報の管理はしやすくなります。

専任媒介は売却状況の報告を受けられる

専任媒介契約では、契約から7営業日以内のレインズ登録が必要です。

依頼できるのは1社のみですが、2週間に1回以上の報告義務があります。

報告を受けることで、問い合わせ件数や反応の有無を把握できます。

不動産会社が積極的に販売活動を行うことが期待できます。

広告費をかけられる分、非公開でも買主候補に当たりやすくなります。

自分で買主を見つけて直接契約することも可能です。

媒介契約の有効期間は3か月以内と定められています。

レインズには登録されるが一般の方には公開されないため、実務上の影響は限定的です。

専属専任媒介は自分で見つけた相手に売却できない

ラクチン君

専属専任媒介では、自分で買主を見つけても直接契約できません。

レインズへの登録は5営業日以内と、専任媒介より短くなっています。

報告義務は1週間に1回以上と、より頻繁です。

知人に売却する可能性がある場合は、この契約は向きません。

親族や知人への売却を考えているなら専属専任は避けるのが無難です。

売却が進まない原因になる囲い込みに注意する

囲い込みとは?

不動産会社が売主と買主の両方から仲介手数料を得るために、他社からの問い合わせを断って情報を止める行為です。売主にとっては買主候補が減り、売却が長期化する原因になります。

広告を出さない依頼は、囲い込みと外形上は見分けがつきにくくなります。

販売状況の報告を受け、問い合わせ件数を確認してください。

長期間まったく反応がない場合は、状況の説明を求めましょう。

広告なしの依頼は、囲い込みが起きても気づきにくい点に注意が必要です。

参考:一般財団法人 不動産適正取引推進機構

売却の内覧で近隣に知られないための工夫

不動産の売却の内覧で近隣に知られないための工夫

広告を出さなくても、内覧は避けて通れません。

人の出入りをどう見せるかが、知られるかどうかの分かれ目になります。

日程をまとめて人の出入りを目立たせない工夫が必要です。

STEP
内覧の日程を1日にまとめる

複数の購入希望者を同じ日の別時間に案内してもらいます。

STEP
担当者との待ち合わせ場所を自宅から離す

駅や近くの駐車場で合流してから訪問してもらいます。

STEP
看板やのぼりを設置しないよう依頼する

現地販売会や案内看板は行わない旨を伝えます。

STEP
平日の日中など人目が少ない時間を選ぶ

近隣の在宅が少ない時間帯を選びます。

STEP
来訪者の服装への配慮を依頼する

スーツや社名入りの車を避けてもらいます。

では、それぞれの工夫を詳しく見ていきましょう。

売却の内覧は日程を1日にまとめる

別々の日に案内すると、そのたびに人の出入りが発生します。

同じ日の午前と午後に分けて案内してもらう方法があります。

購入希望者どうしが顔を合わせないよう、時間の間隔を空けてもらいます。

週末より平日の方が、近隣の在宅は少なくなります。

月に1〜2回の内覧日を決めてまとめて案内すると目立ちにくくなります。

売却の看板やのぼりを出さないよう明確に依頼する

ラクチン君

現地販売会やのぼりの設置は、最も近隣に伝わりやすい方法です。

不動産会社は通常、集客のために現地での販促を行います。

依頼しなければ、看板を設置されることがあります。

媒介契約の締結時に、書面で明確に伝えてください。

近隣に伝わりやすい販促方法

  • 現地販売会・オープンハウス
  • 物件前ののぼりや案内看板
  • 近隣へのチラシのポスティング
  • 不動産ポータルサイトへの掲載

マンションの売却は共用部での接触に注意する

マンションでは、エントランスやエレベーターで住民と会う可能性があります。

管理人に売却の予定を聞かれることもあります。

管理組合への届出が必要な場合もあるため、確認しておきましょう。

掲示板に工事や来訪の予定が貼り出されることもあります。

内覧の時間帯を、住民の出入りが少ない時間に設定します。

平日の10時から15時ごろは、比較的人通りが少なくなります。

管理規約で内覧に制限がないか事前に確認することをおすすめします。

売却に必要な書類は早めにそろえておく

ラクチン君

書類の準備が遅れると、内覧の回数や期間が余計に増えます。

登記識別情報や権利証は、引き渡しの際に必要になります。

マンションであれば、管理規約や長期修繕計画の写しも求められます。

戸建てであれば、建築確認済証や検査済証があると評価が上がります。

固定資産税の納税通知書も、税額の確認のために使われます。

売却で必要になる主な書類

  • 登記識別情報通知(権利証)
  • 本人確認書類・実印・印鑑証明書
  • 固定資産税の納税通知書
  • 購入時の売買契約書と重要事項説明書
  • マンション:管理規約・長期修繕計画・維持費のわかる書類
  • 戸建て:建築確認済証・検査済証・測量図

購入時の売買契約書は譲渡所得の計算にも使うため、必ず探しておいてください。

新築の建売は、仲介手数料が0円になります

ラクチン不動産は新築一戸建て・建売の仲介手数料0円で対応しています。3,000万円の物件なら、本来かかる105万6,000円(税込)が0円です。

値引きでもキャンペーンでもありません。売主が不動産会社である新築の建売は、売主から報酬を受け取れるため、買主からいただく必要がないという仕組みです。

  • 対象:売主が不動産会社の新築一戸建て・建売
  • 対象外:中古住宅、個人が売主の物件、売主から報酬が出ない物件
  • 他社のチラシやポータルサイトで見つけた物件でも、多くの場合ご案内できます
  • 0円の対象かどうかは、物件名と所在地だけで無料判定します
いま売ったら、いくらになるか

住所と築年数をLINEで送るだけで、近隣の実際の成約事例をもとにした価格帯をお返しします。売り出し価格ではなく、本当に売れた金額が根拠です。

  • 訪問も、査定書のための立ち会いも不要です
  • 国土交通省の成約データと、当社の取引事例からお答えします
  • 売ると決めていない段階のご相談で構いません

知られずに売却する場合のデメリットと対策

知られずに不動産を売却する場合のデメリットと対策

露出を絞ることには、必ず代償があります。

買主候補の母数が減るため、売却の条件は厳しくなります。

買主が見つかるまでの期間は長くなりやすい点を理解したうえで選択してください。

項目影響対策
買主候補の数減る複数の不動産会社に依頼する
売却期間長くなる期限を決めて途中で方針を切り替える
売却価格下がることがある相場を自分で調べて下限を決めておく
販売状況の把握難しくなる報告の頻度を契約で決めておく

では、それぞれの対策を詳しく見ていきましょう。

売却期間が長引く前に切り替える期限を決めておく

ラクチン君

期限を決めずに始めると、売れないまま時間だけが過ぎていきます。

売り出し期間が長い物件は、買主から敬遠される傾向があります。

値下げを繰り返すと、さらに買い控えを招くことがあります。

結果として、相場を下回る価格でしか売れなくなることがあります。

3か月を目安に方針を切り替えるかどうか判断すると決めておきましょう。

相場を自分で調べて価格の下限を決めておく

ラクチン君

価格の判断基準を持っておくと、値下げの提案にも冷静に対応できます。

国土交通省の土地総合情報システムで、実際の取引価格を調べられます。

地価公示や都道府県地価調査も、公的な参考情報になります。

複数の不動産会社に査定を依頼して、根拠を比較する方法もあります。

参考:国土交通省|土地総合情報システム(取引価格情報)

この金額を下回るなら売らないという下限を先に決めることが大切です。

急ぐ場合は不動産会社による買取を検討する

買取であれば、広告を出さずに短期間で売却できます。

不動産会社が直接買主になるため、内覧も1回で済みます。

広告を出す必要がないので、近隣に伝わる経路がほぼありません。

契約から決済まで、数日から1か月程度で完了することもあります。

契約不適合責任を免除してもらえる契約にできることもあります。

残置物をそのままの状態で引き渡せる場合もあります。

一方で、価格は仲介で売る場合より低くなります。

不動産会社が再販するための費用と利益が差し引かれるためです。

買取価格は市場価格のおおむね6〜8割程度になることが多いとされています。

買取が向いているケース

  • 離婚や相続で期限が決まっている
  • 住宅ローンの返済が滞りそうで急いでいる
  • 近隣に一切知られたくない
  • 内覧の対応をする時間や余裕がない

住宅ローンが残っている場合は残債を先に確認する

売却代金で住宅ローンを完済できるかどうかを先に確認します。

残債は金融機関から届く残高証明書や返済予定表で確認できます。

残債が売却価格を上回る状態をオーバーローンといいます。

この場合、不足分を自己資金で補う必要があります。

抵当権を抹消できなければ、買主に引き渡すことができないためです。

補えない場合は、金融機関との協議が必要になります。

残高証明書を取り寄せて残債と査定額を比べるところから始めてください。

離婚や相続では名義と権利関係を先に整理する

ラクチン君

共有名義の場合、共有者全員の同意がないと売却できません。

離婚の場合、財産分与の取り決めと売却の順番が問題になります。

財産分与として不動産を受け取る場合、原則として贈与税はかかりません。

相続の場合、相続登記を済ませていないと売却手続きに進めません。

相続登記は2024年4月から義務化されています。

相続人が複数いる場合、遺産分割協議書の作成が必要になります。

連絡が取れない相続人がいると、手続きは長期化します。

売却の前に名義と権利関係を確定させる必要があります。

参考:国税庁|財産分与を受けたとき

住み替えでは売却と購入の順番を先に決める

ラクチン君

住み替えの場合、売却を先にするか購入を先にするかで進め方が変わります。

売却を先に進めると、資金計画が確定してから購入先を探せます。

周囲に知られたくない場合も、売却先行の方が動きを分散できます。

購入を先にすると、売却前に新居へ移れるため内覧の対応が楽になります。

空き家の状態で売却できると、内覧の日程も調整しやすくなります。

ただし、購入先行では二重ローンやつなぎ融資が必要になることがあります。

売却先行の方が資金計画は安全ですが、仮住まいの費用がかかります。

返済が厳しい場合は任意売却という方法もある

ラクチン君

住宅ローンの返済が滞ると、最終的には競売にかけられます。

競売になると、裁判所の情報として物件が公開されます。

競売の情報は誰でも閲覧できるため、周囲に知られる可能性が高くなります。

任意売却は、金融機関の同意を得て通常の売却として進める方法です。

見た目は一般的な売却と変わらないため、事情が伝わりにくくなります。

売却価格も競売より高くなる傾向があります。

滞納が始まる前に金融機関へ相談するほど選択肢は多く残ります。

売却で利益が出た場合は譲渡所得税がかかる

譲渡所得とは?

不動産を売った金額から、取得費と譲渡費用を差し引いた利益のことです。所有期間が5年を超えるかどうかで税率が変わります。マイホームの売却には最大3,000万円の特別控除が設けられています。

取得費が分かる購入時の契約書は、必ず保管しておいてください。

取得費が不明な場合、売却代金の5%として計算することになります。

その場合、実際より利益が大きく計算され税負担が増えます。

特別控除を使うには、翌年に確定申告をする必要があります。

マイホームの売却は最大3,000万円の特別控除が使えるため、要件を確認してください。

参考:国税庁|マイホームを売ったときの特例

大阪で周囲に知られず売却したい方から寄せられるご相談

大阪の住宅事情には、知られずに売却することが難しくなる固有の要因があります。物件の形態と近隣との距離が、そのまま進め方に影響します。

以下は大阪の不動産事情をふまえた代表的なご相談のパターンです。特定の取引を指すものではありません。

長屋の売却で、隣家に伝わることを避けられなかった

ご相談の内容

大阪市内の長屋に住んでいます。離婚にともなって売却したいのですが、隣家とは長い付き合いで、事情を知られたくありません。不動産会社からは「境界の立会いをお願いすることになる」と言われました。隣に知られずに進める方法はないか、というご相談です。

大阪市内には、隣家と壁を共有する長屋や連棟住宅が数多く残っています。

建物が一体で登記されている場合や、境界が確定していない場合があります。

この場合、売却の手続きで隣家の方に協力を求めることになります。

境界の立会いを依頼した時点で、売却の意向は必ず伝わります。

隣家に伝わることを前提に、いつ・どこまで伝えるかを先に決めておきます。

「相続の整理で境界を確認したい」といった形で、売却より前の段階で測量を済ませておく方法もあります。

離婚の事情そのものを伝える必要はなく、売却の事実だけを伝える形にできます。

広告を止めることと、隣家への説明を避けることは別の問題として整理します。

このケースのポイント

境界の立会いが必要な物件では、隣家への説明は避けられません。広告の制限と近隣への説明は別問題として計画する必要があります。

古いマンションで、内覧のたびに住民と顔を合わせた

ご相談の内容

大阪府内の築40年ほどのマンションを売却中です。広告は出さない形にしてもらったのですが、内覧のたびにエントランスで住民の方と会います。管理人からも「引っ越されるんですか」と聞かれました。このままでは近いうちに広まってしまいそうです、というご相談です。

大阪府内には1981年以前に建てられた旧耐震のマンションが多く残っています。

こうした物件では管理組合の活動が活発で、居住者どうしの距離が近い傾向があります。

内覧の来訪者はスーツ姿で、担当者が同行するため目に留まりやすくなります。

掲示板に工事や来訪の予定が貼り出されることもあります。

内覧は平日の10時から15時ごろなど、住民の出入りが少ない時間にまとめます。

同じ日の午前と午後に分けて案内してもらえば、来訪の回数そのものを減らせます。

担当者との待ち合わせを最寄り駅にし、社名の入った車での来訪を避けてもらいます。

管理規約で内覧に制限がないかも、事前に確認しておきます。

このケースのポイント

内覧は日程をまとめ、人の出入りを目立たせないことが最も効きます。旧耐震のマンションは買主側の住宅ローンが付きにくいため、買取の検討も並行します。

相続した実家の片付けで、近隣に売却が伝わった

ご相談の内容

大阪府内の実家を相続しました。遠方に住んでおり、月に何度か通って家財を片付けています。売りに出す前に整理しておこうと思っていたのですが、搬出が続いたことで近所の方から「売られるんですか」と声をかけられました。まだ相続人の間で話がまとまっていないのに、と困っています、というご相談です。

片付けや不用品の搬出が続くと、引っ越しや売却の準備だと気づかれます。

広告を出していなくても、人の動きは近隣から見えています。

また、相続登記を済ませていないと売却の手続きに進めません。

相続登記は2024年4月から義務化されており、放置すると過料の対象になり得ます。

まず遺産分割協議と相続登記で、名義と権利関係を確定させます。

共有名義のままでは、共有者全員の同意がないと売却できません。

家財が残ったままの場合は、残置物を含めて引き取ってもらえる買主を探す方法があります。

この形なら片付けの搬出そのものが不要になり、近隣に動きが見えません。

このケースのポイント

売却の前に名義と権利関係を確定させることが出発点になります。残置物ごと引き取れる買主が見つかれば、片付けの動きを表に出さずに済みます。

ラクチン不動産からのアドバイス

「知られずに売りたい」というご相談で、広告を止めることだけを考える方は多くいます。

しかし実際に伝わるきっかけは、内覧の人の出入り・境界の立会い・片付けの搬出です。

広告を止めても、この3つを計画していなければ結局は伝わります。

大阪は長屋や連棟住宅が多く、隣家との協議が避けられない物件が少なくありません。

その場合は「隠す」のではなく、いつ・誰に・どこまで伝えるかを先に決める方が結果的に落ち着きます。

ラクチン不動産は購入・売却の仲介を専門にしており、当社が買主になることはありません。

買取をご検討の場合も、売主の立場で複数の買取業者に査定を出して比較します。

家財や動産のうち価値のあるものは当社で買い取れる場合があるため、片付けずにご相談いただけます。

なお、「絶対に知られない」と保証することはできません。そう説明する会社があれば、根拠を確認してください。

媒介契約の選び方は媒介契約の3種類の記事で詳しく解説しています。

売却全体の流れは家売却の流れの記事にまとめています。

周囲に知られない売却に関するよくある質問

絶対に近所に知られずに売却できますか?

完全な非公開を保証することはできません。内覧で購入希望者が現地を訪れるため、人の出入りは発生します。広告の範囲を限定し、内覧の日程をまとめることで、知られる可能性を下げる進め方になります。「絶対に知られない」と説明する会社があれば、その根拠を確認してください。

売却を近所に知られないために自分でできることはありますか?

内覧の日程をまとめる、不用品の搬出を一度に済ませる、売却前のリフォームを避ける、といった工夫が有効です。とくに片付けや工事は期間が長く目に留まりやすいため、引き渡し後に買主側で行ってもらえないか相談する方法もあります。

売却期間はどのくらいを見ておけばよいですか?

広告を出す通常の売却で3〜6か月が一つの目安です。広告を出さない場合は買主候補の母数が減るため、これより長くなりやすくなります。3か月を目安に、方針を切り替えるかどうかを判断できるよう期限を決めておくことをおすすめします。

レインズに登録されると近所の人に知られますか?

レインズは不動産会社が利用するネットワークで、一般の方は閲覧できません。登録されたことが直接近隣に伝わることはありません。

広告を出さないと売却価格は下がりますか?

買主候補の母数が減るため、売却期間が長引きやすくなります。結果として値下げが必要になることがあります。急ぐ場合は買取を検討する方が、価格の見通しは立てやすくなります。

どの媒介契約が最も知られにくいですか?

レインズ登録が任意である一般媒介契約です。ただし販売活動が消極的になりやすいため、期間を区切って進め方を見直すことをおすすめします。

売却したことは登記から分かりますか?

登記事項証明書は誰でも取得できるため、所有者が変わった事実は確認できます。ただし、能動的に調べる方は多くありません。

こっそり売却を進めていることが近所にばれる原因は何ですか?

最も多いのは内覧での人の出入りです。ほかに、看板やのぼりの設置、境界の立会い、不用品の搬出、管理組合への届出などがきっかけになります。広告を止めるだけでなく、これらの動きへの配慮が必要です。

住み替えの場合は売却と購入のどちらを先にすべきですか?

資金計画の安全性を優先するなら売却先行です。ただし仮住まいの費用がかかります。内覧の対応を減らしたい場合は購入先行が有利ですが、二重ローンやつなぎ融資の検討が必要になります。

住宅ローンが残っていても知られずに売却できますか?

売却代金で完済できれば手続きは進められます。残債が売却価格を上回る場合は、不足分の資金を用意するか、金融機関との協議が必要になります。

売却は公開範囲を先に決めれば周囲に知られにくく進められる

不動産の売却は公開範囲を先に決めれば周囲に知られにくく進められる

広告を出さない売却は可能ですが、完全な非公開は保証できません。

重要なのは、どこまで公開するかを最初に決めて媒介契約を選ぶことです。

期限を決めずに始めると、値下げを繰り返すことになる点に注意してください。

この記事のまとめ

  • 広告を出さない売却は可能だが、完全な非公開は保証できない
  • 専任・専属専任は5〜7営業日以内のレインズ登録が義務
  • レインズは不動産会社しか見られず、一般の方には伝わらない
  • 知られにくさを優先するなら一般媒介+広告なしの依頼
  • 内覧の日程をまとめ、看板やのぼりを出さないよう書面で依頼する
  • 露出を絞ると買主が見つかるまでの期間は長くなりやすい
  • 急ぐ場合の買取は市場価格のおおむね6〜8割程度になることが多い
ラクチン不動産は新築戸建ての仲介手数料が0円です

新築一戸建て・建売を買うとき、仲介手数料は0円になります。物件価格が上がるほど、差は大きくなります。

物件価格通常の仲介手数料(税込)ラクチン不動産
2,500万円89万1,000円0円
3,000万円105万6,000円0円
3,500万円122万1,000円0円
4,000万円138万6,000円0円
4,500万円155万1,000円0円
仲介手数料の上限は「売買価格×3%+6万円」に消費税を加えた額です

なぜ0円にできるのか

仲介会社は、売主と買主の両方から報酬を受け取ることができます。新築の建売は売主が不動産会社なので、売主から報酬が支払われます。そのぶん、買主からいただかなくても取引が成り立ちます。

ただし、すべての物件が0円になるわけではありません。売主が個人の中古住宅や、売主から報酬が出ない物件は対象外です。売主が不動産会社でも、報酬が半分しか出ない物件があります。

だからこそ、物件名と所在地をお知らせいただければ、0円になるかどうかをその場で無料判定します。判定に必要なのは物件が特定できる情報だけで、お客様の個人情報は要りません。

  • 他社のチラシ、ポータルサイト、売主の公式サイトで見つけた物件でも構いません
  • すでに内覧した物件でも、申込手続きに入っていなければご案内できます
  • 0円にするために、住宅ローンや火災保険の指定はしません
  • しつこい営業のお電話はしません
家を売りたい人をサポートします!

ラクチン不動産では、マンション&戸建の査定および、空き家売却から相続物件まで、どんな不動産の売却や処分もサポートしています。

  • 成約事例を全てお見せしたうえで透明性のある査定を実施
  • 囲い込みをせずに全面広告を実施することで露出最大化
  • 最新のIT&AI技術を活用した売却活動により質の高い露出

お電話の受付は10:00〜19:00(水曜・日曜は定休)。時間外のご相談はLINEかメールをご利用ください。翌営業日にお返事します。

この記事の情報は 2026年8月 時点のものです。制度・基準は改正されることがあるため、実際のお手続きの際は各機関の最新情報をご確認ください。

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4,000万円138万6,000円0円
4,500万円155万1,000円0円
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仲介手数料の上限は「売買価格×3%+6万円」に消費税を加えた額です

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ただし、すべての物件が0円になるわけではありません。売主が個人の中古住宅や、売主から報酬が出ない物件は対象外です。売主が不動産会社でも、報酬が半分しか出ない物件があります。

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この記事の監修者

株式会社GEEZ 宅地建物取引士(大阪府 第118737号)として、大阪・兵庫・京都を中心に、不動産売買の実務に携わっています。
不動産売却・相続不動産・空き家・買取と仲介の比較**を主な専門分野とし、物件の査定から売却方法の提案、契約まで対応しています。
ラクチン不動産の記事についても、実際の不動産取引経験と宅地建物取引士としての知識をもとに執筆・監修しています。

**所属:株式会社GEEZ**
宅地建物取引業免許:大阪府知事(2)第62068号

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