近鉄不動産の物件を検討していて、検索したら「やばい」という言葉が出てきて手が止まった——そんな方がこのページを開いています。
関西で家を探していると必ず名前を見る会社なので、気になるのは当然だと思います。

大きい会社だから安心だと思っていたのに、やばいって何がやばいんですか。
先に結論を書きます。「やばい」と言われる中身でいちばん多いのは、売主のときと仲介のときを混同した話です。
近鉄不動産は公式に分譲戸建て事業と不動産仲介事業の両方を掲げています。同じ会社名でも立場が違います。
そして売主か仲介かで、仲介手数料がかかるかどうかが変わります。ここを知らずに進めると、数十万円から百数十万円の差が出ます。



いちばんまずいのは、販売図面の取引態様を見ないまま話を進めることです。「近鉄不動産の物件」という言い方だけでは、手数料がかかるのかどうかが分かりません。
この記事では公式サイトに書かれている数字だけを使って会社の中身を出したうえで、手数料がどうなるのかまで書きます。
筆者は関西で買主側だけについて新築戸建てを扱う不動産会社です。売主から報酬を受け取る立場ではないので、売主に不利なことも書きます。
ラクチン不動産は新築一戸建て・建売の仲介手数料0円で対応しています。3,000万円の物件なら、本来かかる105万6,000円(税込)が0円です。
値引きでもキャンペーンでもありません。売主が不動産会社である新築の建売は、売主から報酬を受け取れるため、買主からいただく必要がないという仕組みです。
- 対象:売主が不動産会社の新築一戸建て・建売
- 対象外:中古住宅、個人が売主の物件、売主から報酬が出ない物件
- 他社のチラシやポータルサイトで見つけた物件でも、多くの場合ご案内できます
- 0円の対象かどうかは、物件名と所在地だけで無料判定します
気になっている物件があれば、契約前にセカンドオピニオンを。販売図面のURLか写真をLINEで送っていただければ、その物件の弱い部分と、価格が妥当かどうかをお伝えします。
- 物件のURLか写真を送るだけ。入力フォームはありません
- 売主側では言いにくい弱点も、買主の立場でお伝えします
- 新築の建売は、仲介手数料0円で対応しています
- しつこい営業のお電話はしません
近鉄不動産とはどんな会社か|創業1968年の近鉄グループ中核


まず公式サイトに書かれている数字を並べます。ここは口コミを読む必要がありません。
近鉄不動産の会社概要は公式に公開されている
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商号 | 近鉄不動産株式会社(Kintetsu Real Estate Co.,Ltd.) |
| 創業 | 1968年4月1日 |
| 資本金 | 1億円 |
| 売上高 | 1,287億7,100万円(2025年度) |
| 従業員数 | 1,011名(2026年4月1日現在) |
| 本社 | 大阪市天王寺区上本町(上本町YUFURA) |
| 宅地建物取引業免許 | 国土交通大臣(11)第3123号 |
売上高約1,288億円は、関西の不動産会社としては上位に入る規模です。
資本金1億円という数字を小さいと感じる方がいますが、これは会社の体力を表す数字ではありません。
資本金は設立時と増資のときに決まるもので、いまの規模とは切り離して見てください。体力を見るなら売上高と従業員数のほうが実態に近くなります。
近鉄不動産の宅建免許は更新11回
免許番号のカッコ内の数字は更新回数です。近鉄不動産は(11)なので、11回の更新を重ねています。
宅地建物取引業の免許は期間ごとに更新が必要で、更新しなければ番号は(1)に戻ります。
つまり創業から免許を切らさずに事業を続けてきたことが、この番号から読み取れます。



免許番号は誰でも見られる客観的な情報です。会社の継続性を確かめたいときは、まずここを見てください。
免許の更新期間は法改正で変わってきました。いまは5年ごとですが、以前は3年ごとでした。
そのため更新回数だけから正確な年数は割り出せません。それでも「(1)のままではない」ことは、事業を継続してきた証拠になります。
新しく免許を取り直した会社は(1)に戻ります。番号を見るときは、この点だけ押さえておけば十分です。
近鉄不動産は戸建も仲介もマンションも手がけている
公式の事業種目には分譲マンション事業、戸建・宅地分譲事業、注文住宅請負事業、不動産仲介事業が並んでいます。
さらに不動産鑑定、リフォーム・リノベーション、オフィスビル、商業施設、駐車場、高架下事業、海外事業、レジャー事業まで手がけています。
住まい事業は関西・首都圏・東海の3エリアで展開していると公式に書かれています。
この事業の幅の広さが、あとで書く「売主か仲介か」の話につながります。
関西・首都圏・東海の3エリアで住まい事業を展開していますが、本社が大阪市天王寺区にあることからも分かるとおり、軸足は関西にあります。
近鉄沿線の開発と結びついた事業が多いので、奈良・三重・大阪東部で名前を見る機会が多くなります。
近鉄不動産の沿革と第三者からの評価


会社の中身を見るときは、自社の説明ではなく、外から付いた評価を見ると輪郭がつかめます。
近鉄不動産はグッドデザイン賞を13年連続で受賞している
公式の沿革によると、2025年10月に「ローレルコート京都柳馬場六角」を含む4プロジェクトでグッドデザイン賞を受賞しています。
これで13年連続です。ローレルコートは近鉄不動産の分譲マンションのブランド名です。
グッドデザイン賞は第三者機関が審査するものなので、売主の自己評価ではありません。
ただし賞の対象はマンションのプロジェクトが中心です。戸建を探している方が、そのまま自分の物件の評価として読むことはできません。
近鉄不動産のオリコン1位は「売却」部門である点に注意
同じ沿革に、2025年9月にオリコン顧客満足度ランキング「不動産仲介 売却 マンション」で3年連続総合第1位という記載があります。
ここは読み違えやすいところです。この1位は売却の満足度であって、購入の満足度ではありません。
家を買おうとしている方にとっては、そのまま自分の立場の評価にはならないということです。



売却で評価が高いのは、査定と売り出しの進め方が丁寧だからです。買う側の話とは別なので、混ぜて読まないほうがいいです。
近鉄不動産は近年も事業を広げている
公式の沿革には、2025年7月に米国現地法人「Kintetsu Real Estate Company of America」を設立したと書かれています。
国内でも2025年4月に「伊勢志摩ぷらっとHOME」をオープンするなど、住まい以外の事業も続いています。
会社の体力を見るという意味では、海外法人を新設できる状態にあるという事実は判断材料の1つになります。
近鉄不動産がやばいと言われる理由は3つに分かれる


「やばい」という一語には、性質のまったく違う3つの話が混ざっています。分けて読みます。
①近鉄不動産は価格帯が高めというのは事実
近鉄不動産の分譲は、駅に近い立地や沿線の開発地に出ることが多くなります。
立地が良ければ土地の仕入れ値がそのまま価格に乗ります。建物の質とは別の話です。
パワービルダーの建売と価格だけを比べれば高く見えますが、比べているのは建物ではなく土地です。
価格の理由を確かめたいなら、同じ駅距離・同じ土地面積の物件と総額で比べてください。
もう1つ、価格には販売にかかる費用も乗っています。
モデルルームを構えて広告を出す売り方は、その費用が価格に含まれます。現地看板とポータル掲載だけで売る建売とは、そもそも売り方が違います。
どちらが良いという話ではありません。ただ「同じ広さなのに高い」と感じたときは、土地と売り方の2つを先に疑ってください。
②近鉄不動産は担当者による差があるという声は見方次第
従業員1,011名の会社なので、担当者によって対応が違うのは構造的に避けられません。
これは近鉄不動産に限った話ではなく、規模の大きい会社すべてに当てはまります。
合わないと感じたら担当者の変更を申し出て構いません。会社への評価と担当者への評価は分けてください。



担当を替えてほしいなんて、言いにくいのですが。



言っていただいて問題ありません。私たちも買主側として同席しますので、言いにくいことはこちらから伝えます。
担当者が替わると条件が変わることもあります。
値引きの相談も、住宅ローンの紹介も、担当者の経験によって出てくる選択肢が違います。同じ会社でも、誰と進めるかで結果が変わるのは珍しいことではありません。
③近鉄不動産の売主と仲介を混同しているのが最も多い誤解
ここが「やばい」の中身でいちばん多いものです。
近鉄不動産が自社で分譲した物件と、他社の物件を仲介として扱っている物件はまったく別です。
仲介で扱っている物件の話を「近鉄不動産の家」として読むと、建てた会社も保証の主体も違うので、話がかみ合わなくなります。
次の章で、この見分け方を書きます。
- ①価格帯が高め → 事実。ただし差の大半は土地であって建物ではない
- ②担当者による差 → 規模の大きい会社に共通。担当は替えられる
- ③売主と仲介の混同 → 最も多い誤解。取引態様を見れば消える
もう1つ、近鉄グループという看板そのものについても触れておきます。
鉄道会社のグループだからといって、建物の性能が高くなるわけではありません。沿線の開発に強いことと、家の断熱や耐震が優れていることは別の話です。
グループの信用は、会社が続くかどうかという意味では効きます。ただし目の前の1棟の品質は、評価書と現地でしか確かめられません。
近鉄不動産は売主のときと仲介のときがある


この章がこの記事でいちばん実務に効く部分です。
近鉄不動産が売主のときは手数料がかからない
自社で土地を仕入れて分譲している物件では、近鉄不動産が売主です。
売主から直接買う場合、仲介会社が入らないので仲介手数料は発生しません。
建物の瑕疵担保責任も売主である近鉄不動産が負います。新築住宅なら10年間です。
売主から直接買う場合、値引きの相談先も売主本人になります。
仲介が入る場合は、仲介会社を通して売主に伝わります。伝わり方が変わるので、交渉の進み方も変わります。
近鉄不動産が仲介のときは手数料がかかる
他社が売主の物件を扱っている場合、近鉄不動産の立場は媒介(仲介)になります。
このときは物件価格とは別に仲介手数料が必要です。上限は価格の3%+6万円に消費税を加えた額です。
また建物の責任を負うのは元の売主で、仲介会社ではありません。ここも変わります。
新築住宅の10年保証そのものは、売主か仲介かにかかわらず付いています。
住宅瑕疵担保履行法で、売主に10年間の瑕疵担保責任と、保険または供託による資力確保が義務づけられているからです。
保険で確保している場合、支払うのは売主ではなく保険法人です。「売主が大手なら安心」という考え方は、この点では意味を持ちません。
近鉄不動産の物件が売主か仲介かは取引態様で分かる
見分け方は1つだけです。販売図面のいちばん下にある「取引態様」を見てください。
| 取引態様の表示 | 意味 | 仲介手数料 |
|---|---|---|
| 売主 | その会社が自分で売っている | 原則かからない |
| 媒介(一般・専任・専属専任) | 他社の物件を仲介している | かかる |
| 代理 | 売主から代理権を受けて売っている | かかることがある |
取引態様の表示は法律で義務づけられているので、載っていない図面はありません。
売主名も図面の下部に書かれています。「近鉄不動産」が売主欄にあるのか、仲介欄にあるのかを見てください。



広告に会社名が大きく出ていても、それが売主とは限りません。ポータルサイトの掲載も、載せているのは仲介会社であることがほとんどです。会社名の大きさではなく、取引態様の欄で判断してください。
専任媒介と一般媒介の違いも、図面の取引態様に出ています。
専任は売主が1社にだけ依頼している状態で、一般は複数社に依頼できる状態です。どちらでも買主が払う手数料の上限は変わりません。
近鉄不動産は当社のレインズ集計では仲介側で多く出てくる
当社が2026年9月に関西6府県の新築戸建て3,143件をレインズで集計したところ、近鉄不動産は売主ではなく元付の仲介として出てくることが多い会社でした。
つまり関西の新築戸建てに限れば、近鉄不動産が売主である物件はそれほど多くありません。
近鉄不動産の主力は分譲マンションと仲介で、戸建は事業の1つという位置づけです。
取引態様の欄には、売主の商号がそのまま入ります。
ここに近鉄不動産以外の名前が入っていれば、建てたのはその会社です。標準仕様も保証も、その会社のものを調べる必要があります。
近鉄不動産の物件で仲介手数料はいくらかかるか
仲介手数料が0円になる仕組みそのものは仲介手数料無料のからくりは3つ|デメリットと無料にできない物件にまとめています。


仲介で買う場合にいくらかかるのか、先に金額を出します。
近鉄不動産の仲介手数料の上限は価格の3%+6万円
| 物件価格 | 仲介手数料の上限(税込) |
|---|---|
| 3,000万円 | 105.6万円 |
| 3,500万円 | 122.1万円 |
| 4,000万円 | 138.6万円 |
| 4,500万円 | 155.1万円 |
| 5,000万円 | 171.6万円 |
4,000万円の物件なら138.6万円です。外構・カーテン・照明・エアコンを一式そろえられる金額と同じくらいになります。
手数料は契約のときと引渡しのときに半分ずつ払うのが一般的です。
つまり契約時点でまとまった現金が要ります。住宅ローンに組み込める場合もありますが、金融機関によって扱いが違います。
近鉄不動産が仲介の物件でも0円にできる場合がある
元の売主が買主側の仲介会社にも報酬を出す物件であれば、当社で扱うと0円にできます。
関西の新築建売はこの形の物件が多数を占めます。
ただし売主が特定の1社にだけ販売を任せている物件は対象外です。ここは物件ごとに確認しないと分かりません。



物件名か住所を教えていただければ、その物件が0円の対象かどうかをその場でお調べしてお答えします。
売主が近鉄不動産なら、原則として仲介手数料はかからない
仲介なら上限は価格の3%+6万円+税。4,000万円で138.6万円
仲介の物件でも、売主から報酬が出る物件なら当社では0円になる
近鉄沿線で戸建を探すときに見るところ


近鉄不動産を検討しているということは、近鉄沿線で家を探している方が多いはずです。
近鉄沿線は奈良と大阪東部で供給の顔ぶれが変わる
当社が2026年9月に関西6府県の新築戸建て3,143件をレインズで集計したところ、府県で売主の顔ぶれが完全に入れ替わりました。
| エリア | 供給が多い売主 |
|---|---|
| 大阪府 | 一建設・ケイアイ系 |
| 奈良県 | 一建設が突出(128件) |
| 兵庫県 | ケイアイ系・飯田産業 |
| 京都府 | エルハウジング(77件) |
| 滋賀県 | エルハウジング・ケイアイ系 |
| 和歌山県 | アズマハウスが76% |
近鉄沿線が通る奈良県では一建設が突出しています。
つまり近鉄不動産の物件だけを見ていると、同じエリアの選択肢を取りこぼします。
近鉄沿線の戸建は同じ駅でも供給量が違う
駅の近くに分譲地が出るかどうかは、その時期にまとまった土地が売りに出たかどうかで決まります。
だから同じ沿線でも、年によって出てくる駅が変わります。
探しているエリアに出ていない場合は、隣の駅まで範囲を広げるだけで選択肢が一気に増えることがあります。
近鉄沿線で探すなら複数の売主をまとめて見る
1社の物件だけを見ていると、その価格が高いのか安いのか判断できません。
同じ駅距離・同じ土地面積の物件を3件から4件まとめて見ると、基準ができます。
当社はレインズの在庫を毎日確認しているので、売主をまたいで同じ条件の物件を並べてお出しできます。
探し方の手順は建売はどこで探すかにまとめています。
沿線が同じでも、駅ごとに相場はかなり違います。
急行が停まるかどうか、始発があるかどうかで、同じ広さでも数百万円変わります。
近鉄不動産の物件を買うときに確認すること
関西の大手では、フジ住宅も売り方が建売とは違います。自由設計という形の中身はフジ住宅はやばい?建売ではなく自由設計である理由で解説しています。


ここからは実務です。図面と書面で確かめられることを6つにまとめました。
近鉄不動産の物件で図面から確かめる3つ
- 取引態様 — 売主か媒介かで手数料と責任の主体が変わる
- 売主名 — 建てた会社が分かる。保証はこの会社が負う
- 建築確認の日付 — 断熱の基準が何年のものかが分かる
この3つは図面のいちばん下に固まって書かれています。見るのは10秒で済みます。
この3つは、いずれも図面を見ながら数十秒で確認できます。
内見に行く前に済ませておけば、現地では建物そのものを見る時間に使えます。
近鉄不動産の物件で書面から確かめる3つ
- 設計住宅性能評価書 — 耐震と断熱の等級がそのまま書いてある
- 重要事項説明書 — 建築確認の日付と法令上の制限が載っている
- 見積書 — 外構がどこまで含まれるかを金額で確認する
当社が関西のレインズから新築戸建ての販売図面224枚を集めて数えたところ、耐震等級の記載があったのは17枚、全体の8%だけでした。
図面を何枚並べても、性能では選べません。記載がないことは、取得していないことを意味しません。
見積書は、外構の範囲がいちばん差が出るところです。
駐車場のコンクリート、境界のフェンス、門柱、ポスト。どこまでが価格に入っているかは物件ごとに違います。
図面に「外構費別途」と書かれているだけでは、いくらかかるか分かりません。金額を出してもらってください。
近鉄不動産の物件は総額で他社と比べる
価格が高めに見えるときは、駅距離・土地面積・建物面積をそろえて総額で比べてください。
2024年度のフラット35利用者調査では、近畿圏で建売住宅を買った人の所要資金は3,826.5万円でした。
この数字を基準にすると、目の前の物件が相場に対してどのあたりなのかが分かります。
近鉄不動産の物件で値引きは通るのか


値引きの相談も、売主か仲介かで進み方が変わります。
近鉄不動産が売主なら判断は社内で完結する
売主が近鉄不動産なら、価格を動かすかどうかを決めるのは近鉄不動産の社内です。
判断の材料になるのは、その物件の在庫期間と、分譲地に何区画残っているかの2つです。
完成直後で1区画目なら、まず動きません。逆に完成から時間が経っていて残りが少ない区画は、条件が出ることがあります。
在庫期間は、売主にとってそのままコストになります。
土地を仕入れてから売れるまでの間、金利と管理費がかかり続けるからです。
だから決算期の前後や、分譲地の最後の数区画になった時期には条件が動きやすくなります。ここは会社の規模に関係なく共通する話です。
近鉄不動産が仲介なら決めるのは元の売主
仲介の物件では、価格を決めるのは元の売主です。仲介会社は間に立って伝える役割になります。
だから仲介会社が「頑張ります」と言っても、決裁権は別のところにあります。
この場合に効くのは、元の売主が誰で、その会社がどういう売り方をするかを知っていることです。
値引きが動く条件そのものは建売の値引きはどこまで通るかにまとめています。
仲介会社に決裁権がないことは、悪いことばかりではありません。
元の売主の考え方さえ分かれば、通る条件と通らない条件を先に読めるからです。
当社はレインズで売主ごとの在庫と動き方を毎日見ているので、その売主にどこまで言えるかの見当はつきます。
近鉄不動産の物件では手数料のほうが確実に下がる
価格交渉は相手と時期に左右されますが、仲介手数料は物件の状況とは無関係に決まります。
4,000万円の物件なら138.6万円です。値引きで同じ額を引き出すのは簡単ではありません。
順番としては先に手数料が0円になる物件かどうかを確かめ、そのうえで価格の話をするほうが確実です。
売主なら決裁は社内。在庫期間と残り区画で動く
仲介なら決めるのは元の売主。仲介会社に決裁権はない
価格交渉より、手数料が0円になるかを先に確かめる
ここまでを踏まえると、近鉄不動産の物件を見るときの順番は決まってきます。
まず販売図面の取引態様と売主名を見る。次に手数料がかかるかどうかを確かめる。そのうえで設計住宅性能評価書を取り寄せて、等級を書面で見る。
この3つが済んでから現地に行けば、内見の時間を建物そのものに使えます。順番を変えるだけで、判断にかかる時間がかなり短くなります。
近鉄不動産に関するよくある質問


- 近鉄不動産はやばい会社なのですか。
-
「やばい」と言われる中身は3つに分かれます。価格帯が高めというのは事実ですが、差の大半は土地であって建物ではありません。担当者による差は従業員1,011名の規模なら構造的に起きるもので、担当は替えられます。そして最も多いのが、売主として分譲した物件と仲介で扱っている物件の混同です。
- 近鉄不動産はどんな会社ですか。
-
公式サイトによると創業1968年4月1日、資本金1億円、売上高1,287億7,100万円(2025年度)、従業員1,011名(2026年4月1日現在)です。本社は大阪市天王寺区上本町にあります。宅地建物取引業免許は国土交通大臣(11)第3123号で、11回の更新を重ねています。
- 近鉄不動産で買うと仲介手数料はかかりますか。
-
近鉄不動産が売主の物件なら原則かかりません。他社の物件を仲介として扱っている場合はかかります。上限は物件価格の3%+6万円に消費税を加えた額で、4,000万円なら138.6万円です。販売図面の下部にある「取引態様」を見れば、売主か媒介かが分かります。
- 近鉄不動産の物件を仲介手数料0円で買えますか。
-
元の売主が買主側の仲介会社にも報酬を出す物件であれば、当社で扱うと0円にできます。関西の新築建売はこの形の物件が多数を占めます。ただし売主が特定の1社にだけ販売を任せている物件は対象外です。物件名か住所を教えていただければ、その場でお調べします。
- 近鉄不動産は戸建も建てているのですか。
-
公式の事業種目に「戸建・宅地分譲事業」と「注文住宅請負事業」が入っています。ただし当社が2026年9月に関西6府県の新築戸建て3,143件をレインズで集計したところ、近鉄不動産は売主ではなく元付の仲介として出てくることが多い会社でした。関西の新築戸建てに限れば、主力は分譲マンションと仲介です。
- 近鉄不動産の価格が高いのはなぜですか。
-
駅に近い立地や沿線の開発地に出ることが多いためです。立地が良ければ土地の仕入れ値がそのまま価格に乗ります。建物の質とは別の話です。価格の理由を確かめたいなら、同じ駅距離・同じ土地面積の物件と総額で比べてください。
- 近鉄不動産の担当者と合わない場合はどうすればいいですか。
-
担当者の変更を申し出て構いません。従業員1,011名の会社なので、担当者によって対応が違うのは構造的に起きることです。会社への評価と担当者への評価は分けて考えてください。言いにくい場合は、買主側の仲介会社から伝えることもできます。
取引態様は販売図面のいちばん下。法律で表示が義務づけられている
売主名が分かれば、標準仕様も保証の内容も先に調べられる
内見の前に図面で済ませておけば、現地は建物を見る時間に使える
最後に、当社の立場もはっきり書いておきます。
当社は近鉄不動産と競合する会社ではありません。買主側だけについて動く仲介会社です。
近鉄不動産が売主の物件なら、そもそも仲介手数料はかかりません。その場合は「直接お問い合わせください」とお伝えします。それが買主にとって一番安くなるからです。
一方で、他社が売主の物件を仲介で扱っているケースでは、当社で同じ物件を扱えば手数料が0円になることがあります。ここは物件ごとに違います。
まとめ|近鉄不動産は売主か仲介かを先に確かめる


最後に要点をまとめます。
- 創業1968年、売上高1,288億円、従業員1,011名。宅建免許は大臣(11)で更新11回
- 公式に分譲戸建て事業と不動産仲介事業の両方を掲げている
- 「やばい」の中身は ①価格帯が高め ②担当者による差 ③売主と仲介の混同 の3つ
- 最も多いのは③。取引態様を見れば消える誤解
- 売主なら仲介手数料は原則かからない。仲介なら4,000万円で138.6万円
- 仲介の物件でも、売主から報酬が出る物件なら当社では0円になる
- 関西の新築戸建てでは、近鉄不動産は仲介側で出てくることが多い
近鉄不動産は公式に数字を出している、確かめやすい会社です。
だからこそ口コミを読むより、販売図面の取引態様を見るほうが早く判断できます。
当社は買主側だけについて、関西の新築一戸建てを仲介手数料0円で扱っています。
気になっている物件があれば、売主がどこで、手数料がかかるのかどうかをその場でお調べします。



「近鉄不動産の物件を見に行く予定です」という段階でも構いません。行く前に取引態様を調べておくだけで、話の進め方が変わります。
新築一戸建て・建売を買うとき、仲介手数料は0円になります。物件価格が上がるほど、差は大きくなります。
| 物件価格 | 通常の仲介手数料(税込) | ラクチン不動産 |
|---|---|---|
| 2,500万円 | 89万1,000円 | 0円 |
| 3,000万円 | 105万6,000円 | 0円 |
| 3,500万円 | 122万1,000円 | 0円 |
| 4,000万円 | 138万6,000円 | 0円 |
| 4,500万円 | 155万1,000円 | 0円 |
なぜ0円にできるのか
仲介会社は、売主と買主の両方から報酬を受け取ることができます。新築の建売は売主が不動産会社なので、売主から報酬が支払われます。そのぶん、買主からいただかなくても取引が成り立ちます。
ただし、すべての物件が0円になるわけではありません。売主が個人の中古住宅や、売主から報酬が出ない物件は対象外です。売主が不動産会社でも、報酬が半分しか出ない物件があります。
だからこそ、物件名と所在地をお知らせいただければ、0円になるかどうかをその場で無料判定します。判定に必要なのは物件が特定できる情報だけで、お客様の個人情報は要りません。
- 他社のチラシ、ポータルサイト、売主の公式サイトで見つけた物件でも構いません
- すでに内覧した物件でも、申込手続きに入っていなければご案内できます
- 0円にするために、住宅ローンや火災保険の指定はしません
- しつこい営業のお電話はしません


ラクチン不動産では、住宅ローンの相談(審査や無理のない計画)や物件探し・検討中の物件に関するセカンドオピニオンをLINEで対応しています。買主の味方に立って一緒にマイホーム実現をサポートします。
新築の建売は、仲介手数料0円で対応しています。
お電話の受付は10:00〜19:00(水曜・日曜は定休)。時間外のご相談はLINEかメールをご利用ください。翌営業日にお返事します。













