平屋の建売はなぜ少ない?大阪で探せる区市と必要な土地の広さ

平屋の建売はなぜ少ないのか

平屋の建売を探しているけど、ほとんど出てこない

平屋って安いんじゃないの?なぜこんなに高いんだろう

平屋で暮らしたいと思って探しはじめると、まず物件の少なさに驚かれると思います。

結論からいうと、平屋の建売が少ないのは、土地が足りないからです。

平屋は同じ広さの家でも、2階建ての倍近い敷地が必要になります。

ところが国土交通省の成約データを集計すると、大阪府の戸建ての敷地は中央値21.2坪でした。

平屋に必要な45坪前後には、半分も届きません。

ただし、進め方を間違えると

もうひとつお伝えしておくことがあります。平屋は2階建てより安いという思い込みは、逆であることが多いです。

同じ延床面積なら、平屋のほうが建物の坪単価は上がります。

基礎と屋根の面積が2倍になるためです。

そこに広い土地の代金が乗るので、総額は2階建てを上回ることが珍しくありません。

この記事では、平屋を現実的に探せる区市を成約データから示します。土地代を含めた総額の見当がつきます。

この記事では、平屋の建売が少ない理由、大阪で探せる区市、平屋の坪単価が高くなる仕組み、そして間取りごとに必要な広さを解説します。

この記事でわかること
  • 平屋に必要な敷地の広さと、大阪の戸建ての敷地21.2坪という現実
  • 平屋を現実的に探せる区市と、土地代の目安
  • 平屋の建物価格が2階建てより高くなる理由
  • 2LDK・3LDKの平屋に必要な延床面積
  • 平屋の弱点(防犯・日当たり・浸水)と確かめ方
  • 平屋が見つからないときに取れる選択肢
この記事の執筆・監修者
シュース健人
シュース健人

シュース 健人
宅地建物取引士(大阪府 第118737号)
株式会社GEEZ/大阪府知事(2)第62068号
関西全域の不動産の購入・売却査定・相続不動産・空き家などの実務に携わっています。本記事は、実務経験に加え、国土交通省・法務省・国税庁などの公的資料を確認して執筆・監修しています。

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目次

平屋の建売が少ない理由

平屋に必要な土地の広さ

平屋そのものが人気なのに、建売ではほとんど見かけません。

理由は好みの問題ではなく、土地の広さという物理的な条件にあります。

計算で確かめてみましょう。

平屋には2階建ての倍近い敷地が要る

ラクチン君

ここが、平屋を探すときの最大の壁です。

延床25坪の家を建てるとします。

2階建てなら1階と2階に分けるので、1階の面積は約13坪です。

1階だけで25坪を確保するため、建物が地面を占める面積が倍になります。

さらに建ぺい率という決まりがあり、敷地に対して建てられる面積には上限があります。

住宅地では60%とされていることが多く、25坪の建物を建てるには42坪の敷地が必要です。

項目2階建て平屋
延床面積25坪25坪
1階の面積約13坪25坪
建ぺい率60%で必要な敷地約22坪約42坪
駐車場と庭を足すと約25坪約45坪

同じ家を建てるのに、敷地は2倍近く要るということです。

平屋を判断する建ぺい率と容積率の読み方

物件の広告には、必ず建ぺい率と容積率が書かれています。

この2つを読めるようになると、その土地に何が建てられるかが分かります。

用語意味住宅地での目安
建ぺい率敷地に対して建てられる1階の面積の割合50〜60%
容積率敷地に対して建てられる延床面積の割合100〜200%

建ぺい率が60%なら、45坪の敷地に建てられるのは27坪までです。

容積率が150%なら、延床は67坪まで建てられる計算になります。

上に伸ばす余地は残っていても、地面を占める面積には上限があるということです。

角地であれば建ぺい率が10%加算される地域もあります。

気になる土地があれば、この2つの数字を先に確かめてください。

平屋は土地の条件で決まる

建物の間取りや設備を先に考える方が多いのですが、平屋の場合は順番が逆です。

土地が45坪前後あるかどうかで、平屋が建てられるかが決まります。

分譲会社も同じ判断をしています。

45坪の土地を1棟に使うより、22坪ずつ2棟に分けたほうが売りやすいためです。

土地の広さと分譲の採算が噛み合わないことが、平屋の建売が少ない直接の理由です。

大阪の住宅地は平屋に向いていない

大阪の戸建ての敷地の広さ

ここからは推測ではなく、実際の成約データで確かめます。

国土交通省の不動産情報ライブラリから、大阪府の戸建ての敷地面積を集計しました。

対象は66,591件です。

数字を見てみましょう。

大阪府の戸建ての敷地は中央値21坪

集計の結果、大阪府の戸建ての敷地は中央値21.2坪でした。

必要な45坪前後と比べると、半分にも届きません。

大阪の住宅地の半分は、この形が建てられない広さということになります。

とくに大阪市内は敷地が狭く、ほとんど見かけません。

参考:国土交通省 不動産情報ライブラリ

狭い土地では3階建てが選ばれる

敷地が狭い地域では、上に伸ばすという解決策が取られます。

大阪市内で見かける3階建ての建売が、まさにその形です。

20坪に満たない敷地でも、3階建てなら延床30坪を確保できます。

ただし階段の上り下りが増えるため、平屋を求める理由とは正反対になります。

老後を考えるなら

3階建ては、年を重ねると2階と3階を使わなくなることがあります。

この形を探している方の多くは、そこを心配されています。

生活の中心を1階に置けるかどうかが、判断の分かれ目です

大阪で平屋を探せる区市

大阪で平屋の建売を探せる区市

では、どこなら現実的に探せるのでしょうか。

見るべきは2つ、敷地の広さと土地の坪単価です。

どちらか片方だけでは判断できません。

両方を並べて見ます。

敷地が広く坪単価が高すぎない区市

敷地が広い区市を並べ、45坪の土地を買った場合の金額を出しました。

区市戸建ての敷地の中央値土地の坪単価45坪の土地代
和泉市37.8坪27万円約1,215万円
堺市美原区31.8坪30万円約1,350万円
堺市南区60.5坪43万円約1,935万円
高槻市30.3坪66万円約2,970万円
箕面市39.3坪72万円約3,240万円
茨木市31.8坪77万円約3,465万円
豊中市30.3坪85万円約3,825万円
吹田市31.8坪88万円約3,960万円

同じ45坪でも、区市によって土地代が3倍以上ちがうことが分かります。

敷地が広いだけでは足りず、坪単価が現実的であることが条件になります。

土地が広くても坪単価が高い市は総額が跳ねる

ラクチン君

北摂は敷地が広いのですが、平屋には向きません。

吹田市と箕面市は、戸建ての敷地が広い部類に入ります。

ただし土地の坪単価が高く、45坪だと土地だけで3,000万円を超えます。

そこに平屋の建物価格が乗ると、総額は6,000万円台になります。

敷地の広さと坪単価は、掛け合わせて見る必要があります。

関西の市区別の相場一覧で、希望のエリアの水準を確かめてみてください。

見つからないときに取れる選択肢

希望の地域で平屋の建売が出ない場合、いくつか道があります。

  • 古い平屋の中古住宅を買ってリフォームする
  • 広い土地を買って、平屋を注文住宅で建てる
  • 2階建てで、生活の中心を1階に置ける間取りを探す
  • 隣の市まで範囲を広げる

中古の平屋は、意外と数があります。

昔の住宅地は敷地が広く取られていたためで、築年数は古くても土地の条件は合っています。

ラクチン不動産は、買主の側に立って売主と条件を詰めます。

兵庫県のほうが敷地は広い

ラクチン君

大阪だけを見て諦める必要はありません。

同じ集計を兵庫県と京都府でも行いました。

府県戸建ての敷地の中央値
大阪府21.2坪
兵庫県36.3坪
京都府22.7坪

兵庫県の中央値は36.3坪で、大阪府より大きく広くなっています。

阪神間や神戸の郊外では、もともと1区画が広く取られてきたためです。

京都府は大阪府に近い水準で、市街地の敷地は狭くなっています。

兵庫で敷地が広い市区

兵庫県のうち、敷地が広く土地の坪単価も現実的な市区を並べます。

市区敷地の中央値土地の坪単価45坪の土地代
三田市63.5坪32万円約1,440万円
神戸市北区54.5坪22万円約990万円
神戸市西区49.9坪30万円約1,350万円
宝塚市45.4坪58万円約2,610万円
川西市45.4坪32万円約1,440万円

神戸市北区と三田市は、敷地の広さと坪単価の両方が条件に合います。

45坪の土地が1,000万円台で手に入る地域があるということです。

駅からの距離や通勤時間は伸びますが、条件そのものは成り立ちます。

神戸市北区の相場や三田市の相場は、別の記事で詳しく整理しています。

京都で探すなら南部か北部か

京都府は、地域によって敷地の広さが大きく分かれます。

京都市の市街地は敷地が狭く、土地の坪単価も高くなっています。

一方で舞鶴市は敷地51.4坪・坪単価15万円と、条件だけを見れば十分に成り立ちます。

45坪の土地代は約675万円という計算になります。

宇治市は敷地31.8坪・坪単価46万円で、その中間にあたります。

通勤の範囲をどこまで許容できるかで、選べる地域が変わってきます。

舞鶴市の相場や宇治市の相場も参考にしてください。

平屋は建物の価格も高くなる

平屋の坪単価が高くなる理由

土地の話に続いて、建物の話です。

平屋は安いと思われがちですが、同じ延床面積なら坪単価は上がります。

理由を分解します。

基礎と屋根の面積が2倍になる

建物のうち、費用のかかる部分は基礎と屋根です。

基礎は建物が地面を占める面積ぶん必要になります。

平屋は1階の面積が2階建ての倍なので、基礎の面積も倍です。

屋根も同じで、建物を上から覆う面積が倍になります。

基礎と屋根という、費用の重い2つが同時に倍になるということです。

減るのは階段まわりだけ

平屋にすることで減る費用もあります。

階段が不要になり、2階のトイレや配管も省けます。

ただし増える分のほうが大きいのが一般的です。

結果として、同じ延床なら平屋のほうが坪単価は1割から2割ほど高くなる傾向があります。

よくある誤解

「平屋は小さいから安い」と言われることがあります。これは延床面積が小さいから総額が安いという話で、坪単価が安いわけではありません。

土地と建物を足した総額で比べる

検討するときは、必ず総額で比べてください。

建物の坪単価が1割高く、土地が2倍必要になります。

総額では2階建てを大きく上回ることになります。

それでも選ぶのであれば、価格ではなく暮らし方を理由にするほうが納得できます。

新築の建売は、仲介手数料が0円になります

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値引きでもキャンペーンでもありません。売主が不動産会社である新築の建売は、売主から報酬を受け取れるため、買主からいただく必要がないという仕組みです。

  • 対象:売主が不動産会社の新築一戸建て・建売
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その物件で決めてしまう前に

気になっている物件があれば、契約前にセカンドオピニオンを。販売図面のURLか写真をLINEで送っていただければ、その物件の弱い部分と、価格が妥当かどうかをお伝えします。

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平屋に必要な広さの目安

平屋の間取りごとに必要な広さ

家族の人数によって、必要な延床面積は変わります。

そして延床が変われば、必要な敷地も変わります。

間取りごとに見ていきます。

2LDKの平屋なら20坪から25坪

夫婦二人であれば、2LDKで足りることが多くあります。

延床20坪から25坪で、必要な敷地は35坪から45坪です。

建売で出る平屋は、この規模がいちばん多いといえます。

老後を見据えて建てられることが多く、駐車場1台と小さな庭が付く形が一般的です。

3LDKの平屋なら25坪から30坪

子どもが一人いる家庭であれば、3LDKが目安になります。

延床25坪から30坪で、必要な敷地は45坪から55坪です。

この規模になると、分譲で出る数はかなり減ります。

4LDK以上の平屋は建売ではほとんど出ない

四人家族以上で4LDKを求めると、延床30坪以上が必要です。

敷地は60坪前後になり、分譲としては採算が合いにくくなります。

4LDKの平屋を望むなら、注文住宅を前提にするほうが現実的です。

あるいは、2階建てで1階に主寝室を置く間取りを探すという方法もあります。

平屋の弱点も知っておく

平屋の弱点と確かめ方

平屋には確かな良さがありますが、弱点もあります。

買ってから気づくと対処しにくいものばかりなので、先に確かめてください。

順に見ていきます。

すべての部屋が地面と同じ高さにある

ラクチン君

これが平屋の良さであり、同時に弱点です。

どの部屋も1階にあります。

階段がなく暮らしやすい反面、次の点で不利になります。

弱点中身確かめ方
防犯すべての窓が地面から入れる窓の防犯性能・面格子・シャッター
日当たり隣家に囲まれると光が入らない南側の建物との距離・中庭や天窓の有無
浸水逃げる場所が2階にないハザードマップ・敷地の高さ
視線道路から室内が見えやすい塀や植栽・窓の位置

とくに浸水は平屋にとって深刻です。

2階建てなら垂直避難ができますが、平屋にはその逃げ場がありません。

参考:国土交通省 ハザードマップポータルサイト

買う前にハザードマップを必ず見る

検討するなら、ハザードマップの確認は必須です。

浸水想定区域に入っていないか、想定される深さは何メートルかを見てください。

国土交通省のハザードマップポータルサイトで、住所から調べられます。

想定浸水深が50センチを超える地域では、平屋は慎重に判断するほうがよいと考えます。

大阪府内は淀川や大和川の周辺で浸水想定が出ている地域があります。

平屋の良いところも整理しておく

ラクチン君

弱点だけを並べましたが、選ばれる理由もはっきりしています。

平屋が選ばれる理由

  • 階段の上り下りがなく、年を重ねても暮らしやすい
  • 家族の気配が伝わりやすい
  • 建物が低く、地震の揺れに強い形
  • 屋根や外壁の点検・補修がしやすい
  • 将来の間取り変更がしやすい

屋根の点検がしやすいことは、長く住むうえで効いてきます。

2階建てでは足場が必要な補修も、平屋なら簡単に済むことがあります。

見学のときに確かめること

条件の合う物件が見つかったら、次は現地です。

敷地が広いぶん、2階建てとは見るところが変わります。

平屋の見学では敷地の高さと水の流れを見る

広い敷地では、道路との高低差が生まれやすくなります。

道路より低い土地は、雨水が集まりやすいという点に注意してください。

前の道路に側溝があるか、雨のあとに水たまりが残っていないかを確かめます。

可能であれば、雨の日に一度見に行くことをおすすめします。

晴れた日には分からないことが、雨の日には一目で分かります。

隣の建物との距離と高さ

周りに2階建てや3階建てが並んでいると、光が入りにくくなります。

とくに南側に高い建物があると、冬場は日照時間が短くなります。

日当たりで確かめること

  • 南側の建物との距離が何メートルあるか
  • 南側の敷地が空き地の場合、将来何が建つか(用途地域と高さ制限)
  • 窓の位置と大きさ
  • 中庭や天窓で光を取り入れる工夫があるか

南側が空き地のときは、そこに何が建てられるかを用途地域から確かめてください。

いま日当たりが良くても、数年後に建物が建てば変わります。

駐車場の停めやすさを見る

敷地が広くても、駐車のしやすさは形で決まります。

間口が狭く奥に長い土地では、車を入れるのに切り返しが要ることがあります。

間口が5メートルあれば、2台を横に並べられます。

4メートルだと1台分で、2台目は縦に並べる形になります。

縦に並べると、奥の車を出すのに手前を動かす必要が出てきます。

実際に自分の車で入ってみるのが、いちばん確かな確かめ方です。

将来もう1台増える見込みがあるなら、そこまで見ておいてください。

維持にかかる費用も見込んでおく

敷地が広いということは、手入れの範囲も広いということです。

項目内容費用の目安
庭の手入れ草むしり・剪定年2〜6万円
外構の補修フェンス・門扉10年で10〜30万円
屋根の点検広いぶん面積が大きい10年で10〜30万円
固定資産税土地が広いぶん高い地域による

広い土地は、買ったあとの負担も大きくなるという点は見落としやすい部分です。

庭を自分で手入れできるかどうかも、判断の材料になります。

大阪・関西で多い平屋のご相談

平屋を探されている方から、次のようなご相談をいただきます。

以下は大阪の不動産事情をふまえた代表的なご相談のパターンです。特定の取引を指すものではありません。

平屋の建売が見つからず、何年も探していた

ご相談の内容

大阪市内で平屋の建売を探しているのですが、まったく出てきません。

希望の地域が大阪市内に限られていました。

敷地の広さという条件があることを、ご存じありませんでした。

平屋には45坪前後の敷地が必要になることをご説明しました。

成約データから、敷地が広く坪単価も現実的な区市をお示ししました。

このケースのポイント

平屋は建物ではなく土地の条件で決まります。地域を変えるか、中古の平屋を含めるか、2階建てで1階完結の間取りを探すか。この3つのどれかになります。

平屋は安いと思って予算を組んでいた

ご相談の内容

平屋のほうが小さいので、2階建てより安く買えますよね。

延床面積が小さいことと、坪単価が安いことを混同されていました。

土地代が2倍近くかかる点も、計算に入っていませんでした。

基礎と屋根が2倍になるため、坪単価が上がることをご説明しました。

土地代を含めた総額で、2階建てと並べて比べました。

このケースのポイント

平屋は総額では2階建てを上回ることが多くあります。それでも選ぶ理由は価格ではなく暮らし方です。そこを分けて考えると判断しやすくなります。

浸水想定区域と知らずに申し込みかけていた

ご相談の内容

条件の合う平屋が見つかりました。すぐ決めたいのですが。

敷地も広く、価格も予算に収まる物件でした。

ハザードマップは確認されていませんでした。

住所からハザードマップを確認し、想定浸水深をお伝えしました。

敷地の高さと、周辺の過去の浸水の記録もあわせて整理しました。

このケースのポイント

交渉が通るかどうかは運ではなく、売主に「この人に売りたい」と思わせる材料をどれだけ用意できるかで決まります。平屋は2階へ逃げられません。浸水想定は、間取りや価格より先に確かめてください。

ラクチン不動産からのアドバイス

平屋を探すときは、建物より先に土地の条件から入ってください。

敷地45坪前後という条件があるため、探せる地域はかなり絞られます。

ラクチン不動産は購入・売却の仲介を専門にしています。ラクチン不動産は、買主の側に立って売主と条件を詰めます。

中古の平屋やリフォーム前提の物件まで含めると、選択肢は広がります。条件を伺えば、現実的な範囲を一緒に整理します。

中古という選択肢を入れると幅が広がる

新築の建売だけで探すと、候補はかなり限られます。

中古まで範囲を広げると、条件の合う物件は一気に増えます。

中古なら平屋の数は多い

1970年代から80年代にかけて開発された住宅地は、1区画あたりが広く取られています。

当時は40坪から60坪が標準的だった地域も多くあります。

その世代の住宅が、いま中古市場に出てきています。

建物は古くても、土地の条件は合っているという物件が見つかります。

建て替えを前提に土地として買う、という考え方もできます。

建て替えか、リフォームか

古い建物が建っている土地を買う場合、2つの道があります。

選択費用の目安向いている場合
建て替える解体200万円+建築費間取りを自由にしたい
リフォームする500〜1,500万円建物の状態が良い
そのまま住む補修のみ当面の住まいとして使う

解体は木造で坪4万円から7万円が目安です。

ただし再建築ができない土地では、建て替えという道が使えません。

接道の条件を、買う前に必ず確かめてください。

再建築不可の土地については、別の記事で解説しています。

資金計画は総額から逆算する

土地が広いぶん、借入額も大きくなりがちです。

先に月々の返済額を決めて、そこから総額を逆算するほうが安全です。

手取りの20%から25%に収まる範囲で考えてください。

住宅ローンの返済額早見表で、借入額ごとの月々を確かめられます。

土地代と建物代を分けずに、住める状態までの総額で判断することが大切です。

平屋の建売に関するよくある質問

平屋の建売はなぜ少ないのですか

土地が足りないためです。平屋には45坪前後の敷地が必要ですが、大阪府の戸建ての敷地は中央値21.2坪しかありません。また分譲会社にとっては、45坪を1棟に使うより22坪ずつ2棟に分けたほうが採算が合うという事情もあります。

平屋は2階建てより安いですか

安くありません。同じ延床面積なら、基礎と屋根の面積が倍になるため、坪単価は1割から2割ほど高くなります。さらに土地が2倍近く必要なので、総額では2階建てを上回ることが多くあります。

2LDKの平屋にはどれくらいの土地が要りますか

延床20坪から25坪として、建ぺい率60%なら敷地は35坪から45坪が目安です。駐車場と庭を含めた広さになります。建売で出る平屋は、この規模がいちばん多くなっています。

大阪で平屋を探すならどのあたりですか

敷地が広く土地の坪単価が高すぎない区市が現実的です。成約データでは堺市南区・和泉市・堺市美原区などが該当します。吹田市や箕面市も敷地は広いのですが、坪単価が高いため総額が跳ね上がります。

2階建てで1階だけで暮らせる間取りはありますか

あります。1階に主寝室と水回りをまとめ、2階は子ども部屋や納戸として使う形です。将来2階を使わなくなっても生活が成り立つため、敷地の条件が合わないときの現実的な代わりになります。物件を探すときは「1階に寝室がある間取り」という条件で伝えてください。

平屋は防犯面で不利ですか

すべての窓が地面から入れる高さにあるため、2階建てより注意が必要です。窓の防犯性能、面格子やシャッターの有無、道路や隣地からの死角を見学時に確かめてください。

平屋は地震に強いですか

建物が低く重心も低いため、揺れに対しては有利な形です。ただし耐震等級は建物ごとに違うので、平屋だから安心と考えず、住宅性能評価書で確かめてください。

建ぺい率が高い土地なら狭くても建てられますか

建ぺい率80%の地域であれば、延床25坪の建物でも敷地32坪で足ります。ただし建ぺい率80%は商業地域や近隣商業地域に多く、住宅地としては環境が変わります。周辺に高い建物が建ちやすい点も考えてください。

敷地が広いと固定資産税は高くなりますか

高くなります。ただし住宅が建っている土地には軽減があり、200平方メートル(約60坪)までは課税標準が6分の1になります。60坪を超えた部分は3分の1です。45坪程度であれば、軽減の範囲に収まります。

庭の手入れはどれくらい大変ですか

広さによりますが、10坪の庭であれば月に1〜2回の草むしりが必要です。業者に頼むと1回1万円前後、年間で2万円から6万円が目安になります。防草シートや砂利で手間を減らす方法もあります。

中古の平屋という選択肢はどうですか

検討する価値があります。昔の住宅地は敷地が広く取られていたため、中古では平屋の数が新築より多くあります。建物が古くても土地の条件が合っていれば、リフォームや建て替えという道が開けます。

平屋は土地の条件から探しはじめる

平屋の建売が少ないのは、好みの問題ではなく土地の条件によるものです。

大阪府の戸建ての敷地は中央値21.2坪で、平屋に必要な45坪には届きません。

この記事でお伝えしたことを整理します。

  • 平屋には45坪前後の敷地が必要。大阪府の中央値は21.2坪
  • 延床25坪でも、2階建てなら22坪、平屋なら42坪の敷地が要る
  • 敷地が広く坪単価も現実的な区市は、堺市南区・和泉市・堺市美原区など
  • 基礎と屋根が2倍になるため、平屋の坪単価は1割から2割高い
  • 建売で出る平屋は2LDKから3LDKが中心
  • 防犯・日当たり・浸水は、買う前に確かめる
  • 見つからないときは、中古の平屋も選択肢に入れる

探すときは、間取りより先に土地から入ってください。

45坪という条件を先に置けば、探す地域はおのずと絞られます。

大阪府内にこだわると候補はかなり少なくなりますが、兵庫県まで広げれば現実味が出てきます。

神戸市北区や三田市であれば、土地代を1,000万円台に収められる地域があります。

通勤時間と土地の広さは、どこかで釣り合いを取ることになります。

そのうえで、中古も含めて探せば選択肢はさらに広がります。

土地の条件が合わなければ、どんな間取りも成り立ちません。

ラクチン不動産は購入・売却の仲介を専門にしています。他社で断られた物件でも、まずは状態をうかがったうえで進め方を整理します。

ラクチン不動産は、買主の側に立って売主と条件を詰めます。交渉が通るかどうかは運ではなく、売主に「この人に売りたい」と思わせる材料をどれだけ用意できるかで決まります。

平屋を探しているけれど見つからない、という段階からご相談ください。

この記事の情報は 2026年8月26日 時点のものです。制度・基準は改正されることがあるため、実際のお手続きの際は各機関の最新情報をご確認ください。

ラクチン不動産は新築戸建ての仲介手数料が0円です

新築一戸建て・建売を買うとき、仲介手数料は0円になります。物件価格が上がるほど、差は大きくなります。

物件価格通常の仲介手数料(税込)ラクチン不動産
2,500万円89万1,000円0円
3,000万円105万6,000円0円
3,500万円122万1,000円0円
4,000万円138万6,000円0円
4,500万円155万1,000円0円
仲介手数料の上限は「売買価格×3%+6万円」に消費税を加えた額です

なぜ0円にできるのか

仲介会社は、売主と買主の両方から報酬を受け取ることができます。新築の建売は売主が不動産会社なので、売主から報酬が支払われます。そのぶん、買主からいただかなくても取引が成り立ちます。

ただし、すべての物件が0円になるわけではありません。売主が個人の中古住宅や、売主から報酬が出ない物件は対象外です。売主が不動産会社でも、報酬が半分しか出ない物件があります。

だからこそ、物件名と所在地をお知らせいただければ、0円になるかどうかをその場で無料判定します。判定に必要なのは物件が特定できる情報だけで、お客様の個人情報は要りません。

  • 他社のチラシ、ポータルサイト、売主の公式サイトで見つけた物件でも構いません
  • すでに内覧した物件でも、申込手続きに入っていなければご案内できます
  • 0円にするために、住宅ローンや火災保険の指定はしません
  • しつこい営業のお電話はしません
家を買いたい人をサポートします!

ラクチン不動産では、住宅ローンの相談(審査や無理のない計画)や物件探し・検討中の物件に関するセカンドオピニオンをLINEで対応しています。買主の味方に立って一緒にマイホーム実現をサポートします。
新築の建売は、仲介手数料0円で対応しています。

お電話の受付は10:00〜19:00(水曜・日曜は定休)。時間外のご相談はLINEかメールをご利用ください。翌営業日にお返事します。

ラクチン不動産は新築戸建ての仲介手数料が0円です

新築一戸建て・建売を買うとき、仲介手数料は0円になります。物件価格が上がるほど、差は大きくなります。

物件価格通常の仲介手数料(税込)ラクチン不動産
2,500万円89万1,000円0円
3,000万円105万6,000円0円
3,500万円122万1,000円0円
4,000万円138万6,000円0円
4,500万円155万1,000円0円
仲介手数料の上限は「売買価格×3%+6万円」に消費税を加えた額です

なぜ0円にできるのか

仲介会社は、売主と買主の両方から報酬を受け取ることができます。新築の建売は売主が不動産会社なので、売主から報酬が支払われます。そのぶん、買主からいただかなくても取引が成り立ちます。

ただし、すべての物件が0円になるわけではありません。売主が個人の中古住宅や、売主から報酬が出ない物件は対象外です。売主が不動産会社でも、報酬が半分しか出ない物件があります。

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  • 他社のチラシ、ポータルサイト、売主の公式サイトで見つけた物件でも構いません
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2,500万円89万1,000円0円
3,000万円105万6,000円0円
3,500万円122万1,000円0円
4,000万円138万6,000円0円
4,500万円155万1,000円0円
仲介手数料の上限は「売買価格×3%+6万円」に消費税を加えた額です

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ただし、すべての物件が0円になるわけではありません。売主が個人の中古住宅や、売主から報酬が出ない物件は対象外です。売主が不動産会社でも、報酬が半分しか出ない物件があります。

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この記事の監修者

株式会社GEEZ 宅地建物取引士(大阪府 第118737号)として、大阪・兵庫・京都を中心に、不動産売買の実務に携わっています。
不動産売却・相続不動産・空き家・買取と仲介の比較**を主な専門分野とし、物件の査定から売却方法の提案、契約まで対応しています。
ラクチン不動産の記事についても、実際の不動産取引経験と宅地建物取引士としての知識をもとに執筆・監修しています。

**所属:株式会社GEEZ**
宅地建物取引業免許:大阪府知事(2)第62068号

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