
建売はどれも似ていて、おしゃれに見えない



買ったあとに、少しでも自分らしくできないだろうか
分譲地に並ぶ家を見て、どれも同じに見えると感じられる方は少なくありません。
ただ、建売が似てしまうのは手抜きだからではなく、条件が同じだからです。
同じ区画を同じように割り、同じ規格の建材を使い、同じ法規制の中で建てます。
この3つが揃えば、外観はどうしても揃います。
安いから似ているわけではありません。
ただし、進め方を間違えると
そのうえでお伝えしたいのは、あとから変えられる場所と、変えられない場所がはっきり分かれることです。
壁紙も照明も外構も、入居後に手を入れられます。
ところが外壁の色と窓の位置と天井の高さは、買ったあとでは変えられません。
ここを見ないまま決めると、あとから直せない部分が残ります。
この記事では、選ぶ段階で見るべき場所と、買ってから手を入れられる場所を分けてお伝えします。
この記事では、建売の外観が似る理由、外構と内装で変えられる場所、間取りが気に入らないときの考え方、そして予算別にどこから手を入れるかを解説します。
- 建売の外観が似てしまう3つの理由
- 外構のどこに手を入れると印象が変わるか
- 内装は照明・壁紙・建具の順に軽く試せること
- 間取りの壁が抜けるかどうかの見分け方
- 予算50万円と150万円で何ができるか
- 選ぶ段階で見ておくべき、変えられない場所


シュース 健人
宅地建物取引士(大阪府 第118737号)
株式会社GEEZ/大阪府知事(2)第62068号
関西全域の不動産の購入・売却査定・相続不動産・空き家などの実務に携わっています。本記事は、実務経験に加え、国土交通省・法務省・国税庁などの公的資料を確認して執筆・監修しています。
建売の外観が似てしまう理由


まず、なぜ似るのかを整理します。
理由が分かると、どこを変えれば印象が動くのかも見えてきます。
3つに分けて説明します。
建売は同じ区画を同じように割っている



土地の形が近ければ、建てられる形も近くなります。
分譲地では、まとまった土地を区切って複数の建売を建てます。
このとき区画の広さも、道路に面する向きもそろえるのが普通です。
建売を売りやすくすることと、造成のしやすさを考えた結果です。
同じ広さで同じ向きなら、玄関の位置も駐車場の位置も似てきます。
建物の形そのものが、土地の形に引っ張られるということです。
建売は同じ規格の建材を使っている
建売を手がける会社は、建材と設備をまとめて仕入れます。
建売の外壁材も屋根材もサッシも、決まったものから選びます。
まとめて買うから安くなるという仕組みなので、選べる幅は狭くなります。
同じ会社が建てた建売なら、外壁の色は数種類の中から選ばれていることがほとんどです。
建売業者の型と選び方でも、この仕組みを整理しています。
建売は同じ法規制の中で建てている
建売の形は、法律でもかなり縛られています。
建ぺい率で、敷地に対して建てられる面積が決まります。
斜線制限で、道路や隣地の側の高さが削られます。
同じ用途地域の同じ区画なら、この制限も同じです。
建てられる形の選択肢が、そもそも限られているということになります。
似ることの利点
街並みが揃うと、分譲地全体として整って見えます。1軒だけ違う色にすると浮いてしまうこともあり、揃えることに意味がある場面もあります。
外構を変えると印象が動く


建物そのものは変えられませんが、その周りは変えられます。
そして見た目への効き方は、外構のほうが大きいことがあります。
場所ごとに見ていきます。
建売の門まわりが正面の印象を決める



道路から見たときに、いちばん目に入る部分です。
建売の門まわりで見るのは、門柱・表札・ポスト・門灯の4つです。
この4つがそろっているかどうかで、家の印象は大きく変わります。
建売の価格には最低限の外構しか含まれないことが多くあります。
ポストが玄関脇に直付けされているだけ、という物件も見かけます。
門柱を立てて表札と照明を付けると、15万円から40万円が目安です。
建売のオプション費用とあわせて、予算を組んでみてください。
建売のアプローチの素材で雰囲気が変わる
建売でも、道路から玄関までの通路をアプローチと呼びます。
建売では、コンクリートを打っただけということがよくあります。
ここにタイルや洗い出し、枕木を使うと、印象は変わります。
費用は10万円から30万円が目安です。
全面を変えなくても、玄関前の数歩分だけ素材を変えるという方法もあります。
建売は植栽があるかないかで大きく違う
建売の外構でいちばん効くのが、実は植栽です。
シンボルツリーが1本あるだけで、建物の見え方が変わります。
直線ばかりの建物に、曲線と緑が入るためです。
費用は5万円から20万円と、外構の中では軽いほうです。
手入れが心配であれば、落葉しにくく成長の遅い木を選ぶ方法があります。
植栽を選ぶときの目安
大きくなりすぎない木を選んでください。
落ち葉が隣家に飛ぶと、それが原因でもめることがあります。
高さ3メートル以内に収まるもの
を選ぶと、手入れも自分でできます。
内装は軽い順に手を入れる


内装は、住みながら少しずつ変えていけます。
費用の軽いものから試すと、失敗が少なくて済みます。
順に見ていきます。
建売はまず照明を替えてみる



いちばん費用が軽く、効き方が大きい部分です。
建売の標準は、シーリングライトが1部屋に1灯という形が多くあります。
部屋全体が均一に明るくなるので、のっぺりとした印象になりがちです。
ここにペンダントライトや間接照明を足すと、同じ部屋が違って見えます。
費用は1部屋あたり2万円から5万円です。
取り付け口が付いていれば、自分で交換できるものも多くあります。
建売の壁紙は一面だけ替える
建売の部屋全体を張り替えると費用がかさみます。
テレビの背面など、一面だけを替えるという方法があります。
1面であれば3万円から8万円が目安です。
色を濃くすると奥行きが出て、部屋が広く見えることもあります。
入居してから家具を置いてみて、それに合う色を選ぶほうが失敗しません。
建売の狭いリビングを広く見せる
建売のリビングは、縦長になっていることがよくあります。
間口が狭く奥に長い土地に建てるためです。
縦長のリビングで効く工夫
- 家具の高さをそろえて、視線を遮らない
- 奥の壁を明るい色にして、抜け感を出す
- テレビは短い辺ではなく長い辺に置く
- ラグで空間を区切り、用途を分ける
- カーテンを天井から床まで下ろす
とくにカーテンを天井から吊るのは、費用の割に効きます。
窓の上に付けるより、天井から下ろすほうが縦の広がりが出ます。
建売の収納を足して片づけやすくする
見た目が散らかって見える原因の多くは、収納の不足です。
建売はリビングに収納が無いことが多く、物が出しっぱなしになります。
まず既製の収納家具で足りるかを試してください。
造作の棚は10万円を超えますが、既製品なら数万円で済みます。
住んでみて足りない場所が分かってから足すほうが無駄がありません。
壁面をひとつ収納にまとめると、他の面がすっきりします。
| 収納の方法 | 費用の目安 | 向いている場面 |
| 既製の収納家具 | 3〜10万円 | まず試したいとき |
| 壁面に棚を取り付ける | 5〜15万円 | 床を使いたくないとき |
| 造作で作り込む | 15〜40万円 | 寸法を合わせたいとき |
壁に棚を付ける場合は、下地の位置を確かめてください。
石膏ボードだけの場所に付けると、重いものを載せたときに落ちます。
建売の建具は最後に考える
建売の扉の色や取っ手を替えると、統一感は出ます。
ただし費用は10万円を超えることが多くなります。
照明と壁紙で足りるのであれば、そこまでやる必要はありません。
軽いものから試して、それでも気になる場合だけ進めてください。
建売のカーテンで印象を変える
カーテンは面積が大きいので、部屋の印象を左右します。
既製品でも十分ですが、窓のサイズが合わないと隙間ができます。
掃き出し窓だけは誂えたほうが仕上がりがきれいになります。
費用は1窓あたり2万円から5万円が目安です。
生地は厚みのあるものを選ぶと、遮光と断熱の両方に効きます。
冬の寒さが気になる部屋は、床まで届く丈にしてください。
窓から下りてくる冷気を、カーテンで止められます。
建売に合う家具の選び方
建売の内装は、白い壁と明るい色の床という組み合わせが多くあります。
ここに濃い色の家具を置くと、対比が強く出て空間が締まります。
選ぶときの目安
- 床の色に合わせるか、はっきり変えるかのどちらかにする
- 背の高い家具は壁一面にまとめる
- 脚のある家具を選ぶと、床が見えて広く感じる
- 素材を2〜3種類に絞る
とくに脚のある家具は、同じ広さでも部屋が広く見えます。
床が見える面積が増えるためで、費用をかけずにできる工夫です。
間取りが気に入らないとき


見た目ではなく、間取りそのものが気になる場合もあります。
この場合、変えられるかどうかは壁の種類で決まります。
見分け方を整理します。
建売には抜ける壁と抜けない壁がある



見た目では区別がつきません。
建売の中の壁には、2つの種類があります。
| 壁の種類 | 役割 | 撤去できるか |
| 間仕切り壁 | 部屋を分けるだけ | できる |
| 耐力壁 | 建物を支え、地震に耐える | できない |
耐力壁を抜くと、建物の強さが落ちます。
どの壁が耐力壁なのかは、構造図に書かれています。
買う前に構造図を見せてもらうと、将来の可能性まで判断できます。
建売の水まわりの移動は費用が大きい
建売のキッチンや浴室の位置を変えたい、という相談もあります。
ただし水まわりは、配管の位置で場所が決まっています。
大きく動かすとなると、床下の配管をやり直すことになります。
費用は数十万円から百万円を超えることもあります。
間取りに強いこだわりがあるなら、注文住宅を検討したほうが早い場合もあります。
建売の間取りは買う前に判断する
建売の間取りが気に入らないまま買うと、後悔が残りやすくなります。
同じ分譲地に複数の区画があるなら、間取りが違うこともあります。
数棟を見比べてから決めるほうが、納得して選べます。
内覧で見るべきポイントとあわせて、比べてみてください。
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予算別にどこから手を入れるか


使える金額によって、優先順位は変わります。
限られた予算なら、どこに使うと効くのかを考えてみます。
2つの予算で並べます。
建売に50万円かけると何ができるか
建売の入居時に用意しやすい金額で考えてみます。
| 項目 | 費用の目安 | 効き方 |
| 照明をすべて替える | 15〜25万円 | 室内の印象が変わる |
| 表札とポストを選ぶ | 5〜10万円 | 正面の印象が変わる |
| シンボルツリーを植える | 5〜10万円 | 外観がやわらぐ |
| 壁紙を一面替える | 3〜8万円 | 部屋の印象が変わる |
この4つで50万円に収まります。
どれも住みながらできるので、入居してから順に進められます。
建売の外構は入居前と入居後どちらが得か
外構をいつやるかで、費用も仕上がりも変わります。
| 時期 | 利点 | 注意点 |
| 引渡し前に売主へ | 住宅ローンに組み込める | 割高になりやすい |
| 入居後すぐ | 見積もりを比べられる | 工事中は出入りが不便 |
| 住んでから1年後 | 必要な部分が分かる | 別のローンになる |
駐車場の土間だけは、建物の工事と一緒のほうが安く済みます。
重機や資材の搬入を、同じタイミングでできるためです。
一方でフェンスや植栽は、あとからでも費用はほとんど変わりません。
住んでみて、目線が気になる場所が分かってから決めるという方法もあります。
建売に150万円あるなら外構から
もう少し予算が取れるなら、外構をひととおり整えられます。
門柱・アプローチ・フェンス・植栽で100万円前後です。
残りをカーテンや収納に回すという配分になります。
同じ金額なら、内装より外構に使うほうが変化は大きいと考えています。
外観は毎日自分も見ますし、来客の印象もそこで決まるためです。
建売の外構を住宅ローンに組み込むか
建売の外構やオプションは、住宅ローンに組み込める場合があります。
売主に頼んで、物件価格に含める形にすれば可能です。
ただし借入額が増えるので、月々の返済も総返済額も増えます。
50万円を35年で借りると、金利1.0%なら月々約1,400円です。
住宅ローンの返済額早見表で、増えた分の月々を確かめておいてください。
選ぶ段階で見ておく場所


ここまで変えられる場所の話をしてきました。
最後に、買ったあとでは変えられない場所を挙げておきます。
3つあります。
建売の外壁の色は15年は続く
建売の外壁の塗り替えは、15年から20年に一度が目安です。
つまり買ったときの色と、それだけの期間つきあうことになります。
同じ分譲地でも、棟によって色が違うことがあります。
好みの色の棟を選ぶというだけで、後の満足度が変わります。
建売の窓の位置は光の入り方を決める
建売の窓は構造に関わるので、あとから動かせません。
どこにどれだけ光が入るかは、この段階で決まります。
時間帯を変えて2回見に行くことをおすすめします。
朝と夕方では、まったく違う印象になることがあります。
建売の隣との距離と目線を確かめる
外観の話に見えて、実は住み心地に関わる部分です。
分譲地では隣との距離が近く、窓の位置が向かい合うことがあります。
リビングの窓の正面に、隣家の窓がないかを見てください。
向かい合っていると、カーテンを開けられなくなります。
日当たりが良くても、開けられない窓は意味がありません。
目隠しのフェンスや植栽で対処できますが、費用がかかります。
選ぶ段階で気づいていれば、別の区画を選ぶという判断ができます。
建売の天井の高さは広さの感じ方に効く
天井の高さは、建売では2.4メートル前後が標準です。
2.5メートルを超えると、同じ広さでも広く感じます。
図面に天井高が書かれているので、比べてみてください。
リビングだけ天井を高くしている物件もあります。
同じ物件でも、間に入る仲介会社の担当者がどちらを向いているかで着地点は変わります。
交渉が通るかどうかは運ではなく、売主に「この人に売りたい」と思わせる材料をどれだけ用意できるかで決まります。
建売っぽくない建売を探すという方法
あとから手を入れるのではなく、最初から違うものを探すという考え方もあります。
同じ建売でも、会社と分譲地の規模によって見え方が変わります。
小規模な分譲地のほうが揃いにくい
20区画を超える分譲地では、統一感を出すために外観をそろえます。
一方で2〜3区画の小規模な分譲では、そこまで揃える必要がありません。
土地の形もそれぞれ違うので、建物の形も変わってきます。
小規模な分譲地を狙うというのは、現実的な探し方のひとつです。
ただし数が少ないので、情報が出たら早く動く必要があります。
会社によって外観の傾向が違う
建売を手がける会社には、それぞれ好みの傾向があります。
白を基調にする会社、濃いグレーを使う会社、屋根の形にこだわる会社。
同じ価格帯でも、会社が変われば見た目は変わります。
分譲地の看板から会社名を控えて、その会社の他の現場を見てみてください。
過去の分譲地を歩けば、その会社の傾向が分かります。
建売業者の一覧と選び方で、会社ごとの型を整理しています。
中古も含めると幅が広がる
築浅の中古であれば、前の所有者が手を入れていることがあります。
外構が仕上がっている、造作の棚が付いている、といった物件です。
自分でやると100万円かかる部分が、すでに済んでいるということもあります。
新築にこだわらないのであれば、選択肢はかなり広がります。
他社で断られた物件でも、まずは状態をうかがったうえで進め方を整理します。
大阪・関西でよくあるご相談
建売の見た目について、次のようなご相談をいただきます。
以下は大阪の不動産事情をふまえた代表的なご相談のパターンです。特定の取引を指すものではありません。
建売はどれも同じに見えて決められなかった
何棟か見たのですが、どれも同じに見えて選べません。
同じ分譲地の複数の区画を見学されていました。
外観が似ているため、違いが分からないとおっしゃっていました。
外壁の色、窓の位置、天井高という変えられない部分を比べました。
入居後に変えられる部分は、判断から外していただきました。
このケースのポイント
変えられない部分だけで比べると、似て見えた棟にも違いが出てきます。壁紙や照明は後から変えられるので、選ぶ段階では気にしなくて構いません。
間取りを変えたいと思っていた
リビングと隣の部屋をつなげて広くしたいのですが、できますか。
間仕切りの壁を抜きたいというご希望でした。
その壁が耐力壁かどうかは、確かめられていませんでした。
売主に構造図を出してもらい、耐力壁の位置を確かめました。
抜ける壁と抜けない壁を、図面に印を付けて整理しました。
このケースのポイント
見た目では耐力壁かどうか分かりません。将来の間取り変更を考えているなら、買う前に構造図を見せてもらってください。
外構に予算を回すか迷っていた
内装のリフォームに100万円かけようと思っています。
入居前に内装を変えたいというご希望でした。
外構は最低限のまま、という状態でした。
同じ100万円を外構に使った場合の変化をお見せしました。
内装は住みながら少しずつ変えられることも整理しました。
このケースのポイント
交渉が通るかどうかは運ではなく、売主に「この人に売りたい」と思わせる材料をどれだけ用意できるかで決まります。外構は毎日目にする部分であり、あとから工事するより建物と一緒のほうが安く済む部分もあります。
ラクチン不動産からのアドバイス
建売が似て見えるのは、条件が同じだからです。
変えられる場所と変えられない場所を分ければ、選ぶ基準もはっきりします。
ラクチン不動産は購入・売却の仲介を専門にしています。ラクチン不動産は、買主の側に立って売主と条件を詰めます。
気になる物件があれば、構造図と図面を一緒に見ましょう。どこまで手を入れられるかが分かります。
建売をおしゃれにすることに関するよくある質問
- 建売の外観はなぜ似ているのですか
-
同じ区画を同じように割り、同じ規格の建材を使い、同じ法規制の中で建てるためです。建ぺい率と斜線制限で建てられる形が決まるので、条件が同じなら結果も似ます。手抜きだから似ているわけではありません。
- 建売をおしゃれにするなら、どこから手を入れますか
-
外構からです。門柱・表札・ポスト・門灯の4つと、シンボルツリーが1本あるだけで印象は変わります。同じ金額なら、内装より外構に使うほうが変化は大きくなります。
- 建売の外観は年月が経つと変わりますか
-
変わります。植栽が育ち、外構が整い、住む人それぞれの手が入るためです。新築のときは似ていた分譲地でも、数年経つと表情が分かれてきます。引渡し時点の見た目だけで判断しなくても大丈夫です。
- 内装は自分で変えられますか
-
照明の交換であれば、取り付け口が付いていれば自分でできるものが多くあります。壁紙の張り替えは業者に頼むほうが仕上がりが安定します。1面だけなら3万円から8万円が目安です。
- 狭いリビングを広く見せる方法はありますか
-
家具の高さをそろえて視線を遮らないこと、奥の壁を明るい色にすること、カーテンを天井から床まで下ろすことが効きます。とくにカーテンを天井から吊るのは、費用の割に効果があります。
- 建売の外構は入居前と入居後のどちらがよいですか
-
駐車場の土間は建物の工事と一緒のほうが安く済みます。重機や資材の搬入を同じタイミングでできるためです。フェンスや植栽はあとからでも費用がほとんど変わらないので、住んでみて気になる場所が分かってからでも構いません。
- 隣の家との距離はどう確かめますか
-
リビングの窓の正面に隣家の窓がないかを見てください。向かい合っているとカーテンを開けられなくなります。日当たりが良くても開けられない窓は意味がありません。同じ分譲地でも区画によって違うので、比べて選んでください。
- 建売の間取りは変えられますか
-
間仕切りの壁なら撤去できますが、耐力壁は建物を支えているため触れません。見た目では区別できないので、構造図で確かめてください。水まわりの移動は配管のやり直しになり、数十万円から百万円を超えることもあります。
- 建売の収納が足りないときはどうしますか
-
まず既製の収納家具で足りるかを試してください。造作の棚は15万円から40万円かかりますが、既製品なら3万円から10万円で済みます。住んでみて足りない場所が分かってから足すほうが無駄がありません。
- 建売っぽくない建売はありますか
-
小規模な分譲地のほうが揃いにくい傾向があります。20区画を超えると統一感を出すため外観をそろえますが、2〜3区画であればその必要がありません。また会社によって外観の傾向が違うので、過去の分譲地を見てみてください。
- カーテンはどこまでこだわるべきですか
-
面積が大きい掃き出し窓だけは誂えたほうが仕上がりがきれいです。1窓あたり2万円から5万円が目安になります。床まで届く丈にすると、窓から下りてくる冷気を止められるので断熱にも効きます。
- 外構は住宅ローンに組み込めますか
-
売主に頼んで物件価格に含める形にすれば組み込めます。ただし借入額が増えるため、月々の返済も総返済額も増えます。50万円を35年・金利1.0%で借りると、月々は約1,400円増える計算です。
- 選ぶ段階で見ておくべき場所はどこですか
-
外壁の色、窓の位置、天井の高さの3つです。この3つは買ったあとでは変えられません。同じ分譲地でも棟によって違うことがあるので、比べて選んでください。
変えられる場所と変えられない場所を分ける
建売の外観が似ているのは、条件が同じだからです。
ただ、その中でも手を入れられる場所はいくつもあります。
この記事でお伝えしたことを整理します。
- 似る理由は、同じ区画・同じ規格の建材・同じ法規制の3つ
- 外構は建物を触らずに変えられ、見た目への効き方が大きい
- 門柱と表札で15〜40万円、植栽は5〜20万円
- 内装は照明・壁紙・建具の順に軽く試せる
- 間取りは耐力壁かどうかで変えられるかが決まる
- 外壁の色・窓の位置・天井高は買ったあとでは変えられない
- 同じ50万円なら、内装より外構に使うほうが変化は大きい
建売を選ぶ段階で気にするべきなのは、変えられない場所だけです。
壁紙や照明の好みは、買ってから合わせられます。
ラクチン不動産は購入・売却の仲介を専門にしています。他社で断られた物件でも、まずは状態をうかがったうえで進め方を整理します。
ラクチン不動産は、買主の側に立って売主と条件を詰めます。交渉が通るかどうかは運ではなく、売主に「この人に売りたい」と思わせる材料をどれだけ用意できるかで決まります。
見学に行く前にご相談いただければ、どこを見るべきかを一緒に整理します。
同じ分譲地の中でも、区画によって条件はかなり違います。
外壁の色、窓の向き、隣との距離。この3つを並べるだけで、選びやすくなります。
そのうえで外構にいくら回せるかを決めれば、入居後の姿まで見通せます。
建売は完成した状態で見られるので、想像で判断する部分が少なくて済みます。
見た目が気になる場合も、どこを触れるかが分かっていれば選択肢は残ります。
入居してから数年かけて、少しずつ手を入れていく方も多くいらっしゃいます。
一度にすべてを整える必要はありません。
照明を替え、木を植え、表札を選ぶ。それだけでも家の顔は変わります。
住みながら決めていくほうが、自分たちの暮らしに合うものを選べます。
急いで決めた造作より、時間をかけて選んだ既製品のほうが馴染むこともあります。
大切なのは、選ぶ段階で変えられない部分だけを見落とさないことです。
外壁の色と窓の位置と隣との距離。この3つさえ押さえておけば、あとは何とかなります。
残りは住みながら、少しずつ自分たちの家にしていけば十分です。
建売だからおしゃれにできない、ということはありません。
手を入れられる場所を知っているかどうかの差だけです。
同じ分譲地に並ぶ家でも、数年経つと表情が変わってきます。
植栽が育ち、外構が整い、住む人の手が入るためです。
新築のときに似ていることは、あまり気にしなくてよいと考えています。
この記事の情報は 2026年8月27日 時点のものです。制度・基準は改正されることがあるため、実際のお手続きの際は各機関の最新情報をご確認ください。
新築一戸建て・建売を買うとき、仲介手数料は0円になります。物件価格が上がるほど、差は大きくなります。
| 物件価格 | 通常の仲介手数料(税込) | ラクチン不動産 |
|---|---|---|
| 2,500万円 | 89万1,000円 | 0円 |
| 3,000万円 | 105万6,000円 | 0円 |
| 3,500万円 | 122万1,000円 | 0円 |
| 4,000万円 | 138万6,000円 | 0円 |
| 4,500万円 | 155万1,000円 | 0円 |
なぜ0円にできるのか
仲介会社は、売主と買主の両方から報酬を受け取ることができます。新築の建売は売主が不動産会社なので、売主から報酬が支払われます。そのぶん、買主からいただかなくても取引が成り立ちます。
ただし、すべての物件が0円になるわけではありません。売主が個人の中古住宅や、売主から報酬が出ない物件は対象外です。売主が不動産会社でも、報酬が半分しか出ない物件があります。
だからこそ、物件名と所在地をお知らせいただければ、0円になるかどうかをその場で無料判定します。判定に必要なのは物件が特定できる情報だけで、お客様の個人情報は要りません。
- 他社のチラシ、ポータルサイト、売主の公式サイトで見つけた物件でも構いません
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