建て売りとは?読み方と分譲住宅・建築条件付きとの違いを解説

建て売りとは何のことか

建て売りって、そもそも何のことだろう

分譲住宅とか建築条件付きとか、違いが分からない

家を探しはじめると、似たような言葉がいくつも出てきて戸惑います。

結論からいうと、建て売りとは、土地と建物をまとめて買う新築住宅のことです。

読み方は「たてうり」です。

「建売」「建売住宅」と書かれていても、指しているものは同じです。

売り出されている時点で建物ができている、または建てることが決まっているのが特徴です。

ただし、進め方を間違えると

ただ、ひとつ気をつけていただきたいことがあります。「建築条件付き土地」は建て売りではありません。

広告の見た目は似ていますが、こちらは土地だけを買う契約です。

建物は後から別の契約で建てることになり、見てから買えるという建て売りの利点がありません。

同じ感覚で申し込むと、想定していた総額と違ってくることがあります。

この記事を読めば、広告に並ぶ言葉を見分けられるようになり、自分に合うのがどれかを判断できます。

この記事では、建て売りの読み方と意味、分譲住宅や建築条件付き土地との違い、建て売りが安く売られている理由、そして買うまでの流れを解説します。

この記事でわかること
  • 建て売りの読み方と、建売・建売住宅との関係
  • 分譲住宅・建築条件付き土地・売建住宅との違い
  • 建て売りが安く売られている3つの理由
  • 建て売りと注文住宅のどちらが自分に向くか
  • 見学から引渡しまでにかかる期間
  • 見学で内装より先に見るべきところ
この記事の執筆・監修者
シュース健人
シュース健人

シュース 健人
宅地建物取引士(大阪府 第118737号)
株式会社GEEZ/大阪府知事(2)第62068号
関西全域の不動産の購入・売却査定・相続不動産・空き家などの実務に携わっています。本記事は、実務経験に加え、国土交通省・法務省・国税庁などの公的資料を確認して執筆・監修しています。

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2,500万円89万1,000円0円
3,000万円105万6,000円0円
3,500万円122万1,000円0円
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目次

建て売りとは何か

建て売りの読み方と意味

まず言葉の意味から整理します。

建て売りとは、土地と建物をセットで売り出されている新築住宅のことです。

売主が土地を仕入れ、そこに家を建ててから売る、という順番になっています。

では、細かく見ていきましょう。

建て売りの読み方は「たてうり」

「けんばい」ではありません。

建て売りは「たてうり」と読みます。

漢字だけを見ると「けんばい」と読みたくなりますが、そうは読みません。

建てて売るという言葉のとおりの読み方で、契約書でもこの読みで通ります。

不動産の広告では「建売」と送り仮名を省いた形のほうがよく使われます。

建て売りと建売と建売住宅は同じもの

この3つは、書き方が違うだけで同じものを指します。

書き方読み方使われる場面
建て売りたてうり文章の中で丁寧に書くとき
建売たてうり不動産の広告・物件情報
建売住宅たてうりじゅうたく契約書や説明の場面

さらに広告では、新築一戸建て・新築戸建・分譲住宅と書かれていることもあります。

同じ物件が3通り以上の名前で出ていることは珍しくありません。

建て売りの反対は注文住宅

建て売りの反対にあたるのが注文住宅です。

注文住宅は、自分で土地を用意して、間取りや仕様を決めて建てる家を指します。

項目建て売り注文住宅
買うもの土地と建物をまとめて土地と建物を別々に
契約売買契約が1つ土地の売買契約と建物の請負契約
決まっていること間取りも仕様も決まっている自分で決める
見てから買えるか完成していれば見られる見られない
入居までの期間2〜3か月1年前後

間取りと仕様が決まっているかどうか——この一点が両者を分けています。

「建売堀」は建て売りとは関係がない

ラクチン君

大阪で探していると、検索結果に混ざってくる言葉です。

「建売堀」と書かれることがありますが、これは書き間違いです。

正しくは大阪市西区の地名で、「立売堀」と書いて「いたちぼり」と読みます。

江戸時代にこの堀の沿岸で材木の立売が許されたことから、字が立売堀に改められました。

読み方だけは以前のまま残ったとされ、漢字と読みが一致しない大阪の難読地名のひとつです。

建て売り住宅とはまったく関係がないので、読み分けてください。

分譲住宅・建築条件付きとの違い

建て売りと分譲住宅と建築条件付き土地の違い

ここが、いちばん誤解の多いところです。

似た言葉が並びますが、建物が建っているかどうかで意味が変わります。

契約の形も違うので、順に確かめてください。

ひとつずつ見ていきます。

分譲住宅は建て売りとほぼ同じ意味

広告では、ほとんど同じ意味で使われています。

分譲住宅とは、まとまった土地を区切って、複数の家をまとめて売り出すものを指します。

建て売りとの違いは、規模の感覚だけといってよい程度です。

1棟だけを建てて売る場合は建て売り、10棟を並べて売る場合は分譲住宅、という使い分けをする会社もあります。

ただし宅建業法に分譲住宅という定義はありません。

タマタウンのような分譲地も、この分譲住宅にあたります。

建築条件付き土地は建て売りではない

ラクチン君

ここを取り違えると、総額の見込みが狂います。

建築条件付き土地とは、指定された会社で家を建てることを約束したうえで買う土地です。

売られているのは土地だけで、建物はまだありません。

土地の売買契約を結んだあと、通常3か月ほどの間に建物の請負契約を結びます。

建て売りと違うところ

契約が土地と建物で2つに分かれます。

建物の間取りや仕様は、これから打ち合わせで決めます。

完成した家を見てから買うことはできません。

期間内に建物の契約がまとまらなければ、土地の契約は白紙に戻ります。

支払ったお金は返ってくる仕組みですが、それまでにかけた時間は戻りません。

売建住宅という呼び方もある

売建住宅と書いて「うりたて」と読みます。

土地を先に売り、あとから建物を建てる形で、建築条件付き土地とほぼ同じものです。

建て売りと文字が似ているため紛らわしいのですが、順番が逆だと覚えてください。

順番で覚える

建て売り=建ててから売る。

売建=売ってから建てる。

広告に「売建」と書かれていたら、建物はまだ建っていません。

新古住宅・未入居物件とは

ラクチン君

完成したあと、誰も住まないまま時間が経った建て売りのことです。

建て売りは完成してから売れるまでに時間がかかることがあります。

建築から1年を超えると、広告で「新築」と表示できなくなります。

不動産の表示に関する公正競争規約で、そう決められているためです。

このため築1年を超えた未入居物件は「新古住宅」という呼び方になります。

誰も住んでいないのに新築と名乗れない、という状態です。

売れ残った建売をどう見るかは、別の記事で詳しく解説しています。

建て売りが安く売られている理由

建て売りが安い3つの理由

建て売りは、同じ広さの注文住宅より安く売られていることがほとんどです。

このため「安かろう悪かろうではないか」と心配される方が多くいらっしゃいます。

ただ、安さには仕組みの理由があります。

3つに分けて説明します。

まとめて仕入れて単価を下げている

建て売りを手がける会社は、土地をまとめて仕入れます。

建材や住宅設備も、年間の棟数ぶんをまとめて発注します。

同じものを大量に買えば、1棟あたりの単価は下がります。

年間1万棟を超える会社もあり、個人が1棟だけ建てる場合とは条件が違います。

飯田グループのように年間4万棟を供給する会社では、この差がさらに大きくなります。

間取りと仕様を決め打ちしている

注文住宅では、打ち合わせを重ねて間取りと仕様を決めます。

この打ち合わせにかかる人件費と設計費は、そのまま価格に乗ります。

建て売りは先に決めてしまうことで、この費用を減らしています。

選べないぶんが安くなっている、という構造です。

着工から引渡しまでが早い

建て売りは、着工から完成までがおおむね3〜4か月です。

会社は土地を仕入れてから売れるまでの間、金利と税金を負担しています。

この期間が短いほど、負担は軽くなります。

着工から完成まで3〜4か月という回転の速さが、そのまま価格に反映されています。

建て売りを手がける会社をパワービルダーと呼ぶ

ラクチン君

大手ハウスメーカーとは、商売の作りがまったく違います。

建て売りを大量に供給する会社は、パワービルダーと呼ばれています。

年間で数千棟から数万棟を建て、土地の仕入れから販売までを自社で回すのが特徴です。

大手ハウスメーカーが注文住宅を主戦場にしているのに対し、パワービルダーは建て売り一本です。

項目パワービルダー大手ハウスメーカー
主な商品建て売り注文住宅
年間の棟数数千〜数万棟数千棟
価格帯坪40万円台から坪70万円台から
土地自社で仕入れる施主が用意する
打ち合わせほとんどない半年から1年

坪単価で30万円前後の差が生まれるのは、この作りの違いによるものです。

ハウスメーカーの坪単価は、建て売りと注文住宅で別物として見る必要があります。

関西で見かける建て売りの多くは、飯田グループ6社をはじめとするパワービルダーの物件です。

安いことと品質が低いことは別

ラクチン君

確かめるべきは値段ではなく、標準仕様の中身です。

建て売りでも、耐震等級3や断熱等性能等級5を標準にしている会社があります。

一方で、最低限の基準しか満たしていない物件もあります。

同じ「建て売り」でも、性能の幅はかなり広くなっています。

契約前に書面で確かめること

  • 耐震等級がいくつか
  • 断熱等性能等級がいくつか
  • 長期優良住宅の認定を受けているか
  • 住宅性能評価書があるか
  • アフターサービスの期間と範囲

口頭の説明ではなく、書面で残っているものを見てください。

建て売りで十分と言われる理由

建て売りで十分だという意見をよく見かけます。

これは投げやりな話ではなく、根拠があります。

いまの建て売りは耐震等級3や断熱等性能等級5を標準にしている会社が増えているためです。

20年前の建て売りとは、性能の水準が変わっています。

間取りにこだわりがなければ、性能面で困ることは少なくなりました。

逆にいえば、こだわりがある方が無理に建て売りを選ぶ理由もありません。

建て売りの寿命は何年か

ラクチン君

法定耐用年数と、実際に住める年数は別のものです。

木造住宅の法定耐用年数は22年です。

ただしこれは税金の計算に使う年数で、22年で住めなくなるという意味ではありません。

手入れをすれば30年から40年は住み続けられます。

必要なのは、10年ごとの点検と、外壁や屋根の補修を見込んでおくことです。

時期手入れの内容費用の目安
10年目外壁と屋根の点検・シロアリ防除10〜30万円
15年目給湯器の交換20〜40万円
20年目外壁と屋根の塗り替え100〜150万円
30年目水回りの設備交換100〜200万円

30年で合計300万円前後を見ておくと、慌てずに済みます。

新築の建売は、仲介手数料が0円になります

ラクチン不動産は新築一戸建て・建売の仲介手数料0円で対応しています。3,000万円の物件なら、本来かかる105万6,000円(税込)が0円です。

値引きでもキャンペーンでもありません。売主が不動産会社である新築の建売は、売主から報酬を受け取れるため、買主からいただく必要がないという仕組みです。

  • 対象:売主が不動産会社の新築一戸建て・建売
  • 対象外:中古住宅、個人が売主の物件、売主から報酬が出ない物件
  • 他社のチラシやポータルサイトで見つけた物件でも、多くの場合ご案内できます
  • 0円の対象かどうかは、物件名と所在地だけで無料判定します
その物件で決めてしまう前に

気になっている物件があれば、契約前にセカンドオピニオンを。販売図面のURLか写真をLINEで送っていただければ、その物件の弱い部分と、価格が妥当かどうかをお伝えします。

  • 物件のURLか写真を送るだけ。入力フォームはありません
  • 売主側では言いにくい弱点も、買主の立場でお伝えします
  • 新築の建売は、仲介手数料0円で対応しています
  • しつこい営業のお電話はしません

建て売りと注文住宅はどちらが向くか

建て売りと注文住宅の向き不向き

どちらが良いという話ではありません。

何を優先するかで、向き不向きが分かれます。

判断の材料を並べます。

総額で比べないと判断できない

建て売りと注文住宅を比べるとき、建物の価格だけを並べても意味がありません。

注文住宅は土地を別に買う必要があり、外構も別途かかります。

項目建て売り注文住宅
土地価格に含まれる別に用意する
建物価格に含まれる請負契約で決まる
外構最低限は含まれるほぼ別途
地盤改良含まれる調査後に別途
設計料かからない建物価格の数%
仮住まいの家賃かからない建築中に発生することがある

注文住宅では、土地と建物のほかに数百万円が乗ることを見込んでおいてください。

建て売りは、この不確かさがない点が強みです。

建て売りが向いている人

次のような方には、建て売りが合っています。

  • 実物を見てから決めたい
  • 入居する時期が決まっている
  • 総額を先に知っておきたい
  • 土地探しから始める時間がない
  • 打ち合わせに時間をかけられない

とくに子どもの入学に合わせたいという事情がある方は、期日が読める建て売りのほうが安全です。

注文住宅が向いている人

逆に、次のような方は注文住宅を検討する価値があります。

  • 間取りにこだわりがある
  • 完成まで1年ほど待てる
  • すでに土地を持っている
  • 設備や建材を自分で選びたい

ただし注文住宅は、打ち合わせのたびに総額が動き、数百万円上がることもあります。

当初の見積もりから数百万円上がることは珍しくありません。

関西で建て売りを探すときの価格の目安

ラクチン君

地域によって、手が届く価格帯がまったく変わります。

国土交通省の成約データから、大阪府の戸建ての中央値を集計しました。

対象は44区市・66,591件です。

大阪府全体の中央値は2,700万円でした。

価格を抑えやすい区市には、次のようなところがあります。

区市戸建ての中央値成約件数
松原市1,300万円1,405件
羽曳野市1,300万円1,295件
大東市1,500万円967件
堺市中区1,700万円2,174件
堺市美原区1,700万円748件
寝屋川市1,800万円2,080件

この数字は中古を含む戸建て全体のもので、新築の建て売りはこれより高くなります。

ただ市区によって2倍以上ひらくという傾向は、新築でも変わりません。

関西の市区別の相場一覧で、希望のエリアを確かめてみてください。

参考:国土交通省 不動産情報ライブラリ

建て売りを買うまでの流れ

建て売りを買うまでの流れと期間

完成している建て売りなら、申し込みから2か月ほどで住みはじめられます。

中古住宅や注文住宅と比べて、期間が読みやすいのが特徴です。

順を追って見ていきましょう。

見学から申し込みまで

気になる建て売りが見つかったら、現地を見学します。

完成していれば、中に入って確かめられます。

買うことを決めたら買付証明書を出して、購入の意思を伝えます。

買付証明書の時点では契約ではなく、費用もかかりません。

見学で見るべきポイントは、別の記事にまとめています。

契約と住宅ローンの審査

売主と条件がまとまったら、売買契約に進みます。

契約の前に、宅地建物取引士から重要事項説明を受けます。

契約時には手付金を払います。物件価格の5〜10%が目安です。

その後、住宅ローンの本審査に進みます。

ローン特約を契約に入れておけば、審査に通らなかった場合に手付金が返ってきます。

契約後にキャンセルできるかは、この特約の有無で変わります。

諸費用を住宅ローンに組み込めるか

ラクチン君

組み込めますが、金利がかかる点は変わりません。

建て売りを買うときは、物件価格のほかに諸費用がかかります。

目安は物件価格の6〜9%で、3,000万円なら200万円前後です。

この諸費用を住宅ローンに組み込める金融機関が増えています。

手付金についても、後から精算する形で組み込める場合があります。

組み込むときに気をつけること

借入額が増えるため、月々の返済も総返済額も増えます。

借入額が物件価格を超えると、金利が上がる金融機関もあります。

売却するときに、残債が価格を上回りやすくなります。

建売の諸費用の内訳は、別の記事で詳しく整理しています。

引渡しと入居

ローンの承認が下りたら、決済と引渡しです。

引渡しの前に、売主と一緒に建物を確認する立会いを行います。

傷や不具合は、この場で伝えて直してもらいます。

決済の日に残代金を払い、登記を済ませ、鍵を受け取ります。

引渡しまでの流れの詳細も用意しています。

建て売りの見学で内装より先に見るところ

建て売りの見学で確かめるところ

見学に行くと、どうしてもキッチンや壁紙に目が行きます。

ただ、内装は入居後にも替えられます。

先に見るべきは、あとから直せないところです。

優先順位をつけて見ていきます。

土地の条件はあとから直せない

ラクチン君

ここだけは、買ってから変えることができません。

前面道路の幅、方角、隣の家との距離、高低差、擁壁の状態。

これらは建物と違って、直すことができません。

見学ではまず外に出て、家の周りを一周してください。

平日と休日、朝と夜で環境が変わることもあるため、時間を変えて見に行くと確実です。

性能は書面でしか分からない

耐震等級も断熱等性能等級も、見ただけでは判断できません。

住宅性能評価書や設計図書を見せてもらってください。

長期優良住宅の認定を受けていれば、その通知書があります。

出せない、見せられないという返事であれば、その理由を確かめてください。

建て売りは外観が似ていると言われる

同じ分譲地に並ぶ建て売りは、外観がよく似ています。

決め打ちで設計しているため、どうしても形が揃うためです。

これを「建売っぽい」と表現する方もいらっしゃいます。

ただ、この部分は入居後に手を入れられます。

入居後に印象を変えられるところ

  • 外構とフェンス、門まわり
  • 玄関ドアの取っ手や表札
  • 照明器具の交換
  • 壁紙の張り替え
  • 植栽を足す

とくに外構は見た目への効き方が大きい部分です。

建て売りの価格には最低限の外構しか含まれていないことが多いので、あとから足す前提で予算を見ておいてください。

価格に含まれているものを確かめる

ラクチン君

入居してから追加で数十万円かかることがあります。

建て売りの価格には、意外なものが含まれていません。

項目含まれていることが多いか目安の費用
網戸含まれないことがある3〜6万円
照明器具含まれないことが多い10〜20万円
カーテンレール含まれないことが多い5〜10万円
エアコンほぼ含まれない1台10〜20万円
テレビアンテナ含まれないことが多い3〜8万円
外構・フェンス一部だけのことがある30〜100万円

合計すると100万円を超えることもあります。

見学のときに「この価格に何が含まれていますか」と聞いておいてください。

同じ物件でも、間に入る仲介会社の担当者がどちらを向いているかで着地点は変わります。

ラクチン不動産は、買主の側に立って売主と条件を詰めます。

大阪・関西で多い建て売りのご相談

建て売りを探しはじめた方から、次のようなご相談をいただきます。

以下は大阪の不動産事情をふまえた代表的なご相談のパターンです。特定の取引を指すものではありません。

建築条件付き土地を建て売りだと思って申し込んでいた

ご相談の内容

土地の契約をしたのですが、建物は別だと言われました。こういうものなのでしょうか。

広告に載っていた建物の写真を見て、それが建つものだと考えていらっしゃいました。

実際には参考プランで、間取りも仕様もこれから決めるものでした。

建築条件付き土地の仕組みと、請負契約までの期限をご説明しました。

期間内にまとまらなければ白紙解除できることも整理しました。

このケースのポイント

建て売りと建築条件付き土地は、広告の見た目が似ています。土地だけの契約なのか、土地と建物がセットなのかを、申し込む前に必ず確かめてください。

価格に何が含まれるか分からないまま予算を組んでいた

ご相談の内容

3,000万円の建て売りなら、あと諸費用だけあれば住めますよね。

照明もエアコンも付いているものだと考えていらっしゃいました。

実際には網戸もカーテンレールも別で、外構も最低限の仕様でした。

価格に含まれるものと含まれないものを、物件ごとに一覧にしました。

入居までに必要な現金を、諸費用と合わせて計算し直しました。

このケースのポイント

同じ3,000万円でも、含まれるものが違えば実際の負担は100万円以上変わります。物件を比べるときは、価格ではなく入居できる状態までの総額で比べてください。

完成前の建て売りで、入居時期が読めなかった

ご相談の内容

子どもの入学に間に合わせたいのですが、まだ建物ができていません。

売り出しは始まっていましたが、着工したばかりの状態でした。

完成予定は聞いていたものの、書面では確認されていませんでした。

完成予定日と引渡し予定日を、契約書で確かめました。

遅れた場合の取り決めがあるかも合わせて確認しました。

このケースのポイント

交渉が通るかどうかは運ではなく、売主に「この人に売りたい」と思わせる材料をどれだけ用意できるかで決まります。期日が決まっている場合は、完成済みの物件に絞るという選び方もあります。

ラクチン不動産からのアドバイス

建て売りは、実物を見てから買えることが最大の利点です。

ただし見学で見るべきところと、契約前に書面で確かめるべきところは分かれています。

ラクチン不動産は購入・売却の仲介を専門にしています。ラクチン不動産は、買主の側に立って売主と条件を詰めます。

気になる物件があれば、その物件の資料をお持ちください。含まれるもの、性能、土地の条件を一緒に確かめます。

建て売りに関するよくある質問

建て売りの読み方は何ですか

「たてうり」と読みます。「けんばい」ではありません。建てて売るという言葉のとおりの読み方です。不動産の広告では送り仮名を省いた「建売」という書き方のほうがよく使われます。

建て売りと分譲住宅は違うものですか

ほぼ同じ意味で使われています。まとまった土地を区切って複数まとめて売るものを分譲住宅と呼ぶことが多いのですが、法律上の定義が分かれているわけではありません。

建て売りの反対は何ですか

注文住宅です。建て売りは完成した家を買いますが、注文住宅は土地を用意して間取りから決めて建てます。契約も、建て売りは売買契約1つ、注文住宅は土地の売買契約と建物の請負契約に分かれます。

建て売りはなぜ安いのですか

土地と建材をまとめて仕入れて単価を下げていること、間取りと仕様を先に決めて設計費を抑えていること、着工から引渡しまでが短く金利負担が少ないことの3つが主な理由です。品質を落として安くしているわけではありません。

建て売りは何年もつのですか

木造住宅の法定耐用年数は22年ですが、これは税金の計算に使う年数で、住める年数とは違います。適切に手入れをすれば30年以上住むことができます。10年ごとの点検と、外壁や屋根の補修を見込んでおいてください。

完成前の建て売りは買っても大丈夫ですか

買えますが、完成した姿を見られないという点は建て売りの利点を打ち消します。完成予定日と引渡し予定日を契約書で確かめ、遅れた場合の取り決めがあるかも確認してください。

パワービルダーとハウスメーカーは何が違いますか

パワービルダーは建て売りを大量に供給する会社で、土地の仕入れから販売まで自社で行います。大手ハウスメーカーは注文住宅が主戦場で、土地は施主が用意します。坪単価では30万円前後の差が出ることが多くあります。

建て売りの諸費用はいくらかかりますか

物件価格の6〜9%が目安です。3,000万円の物件なら200万円前後になります。仲介手数料、登記費用、住宅ローンの事務手数料、火災保険、印紙税が主な内訳です。住宅ローンに組み込める金融機関もあります。

建て売りの外観が似ているのは直せますか

建物の形は変えられませんが、外構・フェンス・玄関まわり・照明・植栽で印象は変わります。建て売りの価格には最低限の外構しか含まれていないことが多いので、30万円から100万円ほどを見込んでおくと選択肢が広がります。

建て売りの見学に予約は必要ですか

オープンハウスとして公開されている日は予約なしで見られることが多くあります。それ以外の日は、仲介会社を通して鍵を借りる形になるため予約が必要です。

建て売りは言葉の意味を押さえてから探す

建て売りとは、土地と建物をまとめて買う新築住宅のことです。

読み方は「たてうり」で、建売・建売住宅・分譲住宅もほぼ同じものを指します。

この記事でお伝えしたことを整理します。

  • 建て売りは「たてうり」と読み、建売・建売住宅と同じもの
  • 分譲住宅もほぼ同義だが、建築条件付き土地は土地だけの契約で別物
  • 売建住宅は「売ってから建てる」形で、建て売りとは順番が逆
  • 安いのは、まとめ買い・決め打ち・回転の速さという仕組みの結果
  • 性能の幅は広いので、耐震等級と断熱等級を書面で確かめる
  • 完成済みなら申込から2か月ほどで入居できる
  • 見学では内装より先に、土地の条件と含まれるものを見る

言葉の意味が分かると、広告の読み方が変わります。

「新築一戸建て」と書かれていても「分譲住宅」と書かれていても、中身は同じ建て売りです。

逆に「建築条件付き」とあれば、それは土地だけの契約だと分かります。

この見分けができるだけで、探す時間はかなり短くなります。

同じ物件が別の名前で出ていることに気づけるようになるはずです。

ラクチン不動産は購入・売却の仲介を専門にしています。他社で断られた物件でも、まずは状態をうかがったうえで進め方を整理します。

ラクチン不動産は、買主の側に立って売主と条件を詰めます。交渉が通るかどうかは運ではなく、売主に「この人に売りたい」と思わせる材料をどれだけ用意できるかで決まります。

気になる建て売りが見つかったら、その物件の資料を持ってご相談ください。

この記事の情報は 2026年8月25日 時点のものです。制度・基準は改正されることがあるため、実際のお手続きの際は各機関の最新情報をご確認ください。

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物件価格通常の仲介手数料(税込)ラクチン不動産
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3,000万円105万6,000円0円
3,500万円122万1,000円0円
4,000万円138万6,000円0円
4,500万円155万1,000円0円
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ただし、すべての物件が0円になるわけではありません。売主が個人の中古住宅や、売主から報酬が出ない物件は対象外です。売主が不動産会社でも、報酬が半分しか出ない物件があります。

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ラクチン不動産では、住宅ローンの相談(審査や無理のない計画)や物件探し・検討中の物件に関するセカンドオピニオンをLINEで対応しています。買主の味方に立って一緒にマイホーム実現をサポートします。
新築の建売は、仲介手数料0円で対応しています。

お電話の受付は10:00〜19:00(水曜・日曜は定休)。時間外のご相談はLINEかメールをご利用ください。翌営業日にお返事します。

ラクチン不動産は新築戸建ての仲介手数料が0円です

新築一戸建て・建売を買うとき、仲介手数料は0円になります。物件価格が上がるほど、差は大きくなります。

物件価格通常の仲介手数料(税込)ラクチン不動産
2,500万円89万1,000円0円
3,000万円105万6,000円0円
3,500万円122万1,000円0円
4,000万円138万6,000円0円
4,500万円155万1,000円0円
仲介手数料の上限は「売買価格×3%+6万円」に消費税を加えた額です

なぜ0円にできるのか

仲介会社は、売主と買主の両方から報酬を受け取ることができます。新築の建売は売主が不動産会社なので、売主から報酬が支払われます。そのぶん、買主からいただかなくても取引が成り立ちます。

ただし、すべての物件が0円になるわけではありません。売主が個人の中古住宅や、売主から報酬が出ない物件は対象外です。売主が不動産会社でも、報酬が半分しか出ない物件があります。

だからこそ、物件名と所在地をお知らせいただければ、0円になるかどうかをその場で無料判定します。判定に必要なのは物件が特定できる情報だけで、お客様の個人情報は要りません。

  • 他社のチラシ、ポータルサイト、売主の公式サイトで見つけた物件でも構いません
  • すでに内覧した物件でも、申込手続きに入っていなければご案内できます
  • 0円にするために、住宅ローンや火災保険の指定はしません
  • しつこい営業のお電話はしません
家を買いたい人をサポートします!

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3,000万円105万6,000円0円
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ただし、すべての物件が0円になるわけではありません。売主が個人の中古住宅や、売主から報酬が出ない物件は対象外です。売主が不動産会社でも、報酬が半分しか出ない物件があります。

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この記事の監修者

株式会社GEEZ 宅地建物取引士(大阪府 第118737号)として、大阪・兵庫・京都を中心に、不動産売買の実務に携わっています。
不動産売却・相続不動産・空き家・買取と仲介の比較**を主な専門分野とし、物件の査定から売却方法の提案、契約まで対応しています。
ラクチン不動産の記事についても、実際の不動産取引経験と宅地建物取引士としての知識をもとに執筆・監修しています。

**所属:株式会社GEEZ**
宅地建物取引業免許:大阪府知事(2)第62068号

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